もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

ようこそ腐女子の匣喫茶へ お好みのモノをどうぞ、召し上がれ。 日々を書き連ね、妄想をこよなく愛でます

短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』 エピローグ

2024-04-21 21:43:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピローグ




9Sはセフィロスに月面基地で司令官から伝えられた内容の全て話した。  そして9Sはもう全て準備は整っており
特別任務の任務行動のスケジュールを微調整するだけであると。 セフィロスはそれを聴きうなずく。
光と小さな光のかけらの総意で、9Sに授けられた。それは宇宙船。 そう9Sが特別指定区域エリアの管轄管理の任務を
任された真実は月面基地のセンサーが特別指定区域エリア内に何か巨大なモノがあると感知察知したが
光が月面基地のセンサーを妨害し宇宙船であると月面基地のセンサーに感知察知されないようにひそかに守り続けている。

9Sが2年前に特別指定区域エリア管轄管理の任務に就(つ)き特別指定区域エリアの地に足を踏み入れた時に
何かが自分を招くように奥へいざなう。 いつもの任務なら9Sは素早く感知察知する。しかし、
その何かが9Sは気に入った。自分を認めてくれて歓迎してくれていると感じる。

                     僕を呼んでいる早く来てと、ねぇ、僕を知っているの? 僕のお願いを聴いてくれるの?


まだ舗装されてないので道らしき道はあるが地面は土で少し足元が泥でぬめる。それでも9Sは駆け足で少し急斜面の
坂を登り上がった。 そこには9Sが初めて見る光景が広がっていた。  月面基地のセンサーさえも鮮明に感知察知してない
建物が立っており広い敷地。9Sは驚いた。そしてニッコリ喜んだ。

こうして9Sはさっそく、その建物の中にワクワクしながら入った。 内部の内装や置いてある物を見るとアンドロイドが
生活していた痕跡(こんせき)はない。 機械生命体の存在は感知察知しない。 と、言う事は人類、人間が暮らして居た
家と言う建物のであると認識した。

ふっと周りがまばゆい光を放つ。 光が9Sを包み込む意識が一瞬途切れてしまいそうに感じるが心地よく感じた。
そして、まばゆい光が消えて巨大な空間に9Sは居た。何かが、この場所に隠されている。
そう、月面基地のセンサーが感知察知をしたが巨大なモノと認識したが詳しい判別は出来なかった。その巨大なモノ。  
それを自分が発見出来たそれも自分だけの秘密に出来ると思うとドキッとした。  何かが9Sを招く。ゆっくりと落ち着いて歩き出した。

少し歩くとそこには巨大な宇宙船らしき物であると。機械生命体が作った物ではない、だっとしたら人類が
地球から脱出する為に作った? 確かに巨大であるがそんな人類が大勢が乗船出来る宇宙船ではない。月に逃げるのでは
なく地球から脱出しょうとしたのか?9Sは宇宙船を見て考えた。今はわからないけど、わかる時がくると。

ここは宇宙船のドック?

9Sはこれからの計画をまず考えた。 そう、これは自分だけの秘密。定期的に月面基地のバンガーのサーバーに自分の
パーソナルデーターとなる記憶をバックアップしなければならない。したら、バックアップされたパーソナルデーターが
意図的に解明解析されてしまう危険がある。ただでさえ特別指定区域エリア管轄管理の任務を任(ま)かされている身。

そして9Sは思いついた。特別任務の理由をいい事に、小型簡易タイプのパーソナルデーターバックアップサーバーに
見て来た事をバックアップする。三台用意すればいい。バンガーに特別任務でパーソナルデーターバックアップする為に
月面基地に往復するコストよりも良くパーソナルデーターがハッキングされる恐れがあると上申すれば
司令官は必ず許可すると9Sは結論した。 巨大空間を歩くとちゃんと宇宙船を整備出来るように整備システムルームと
四つの小部屋があった。ドアがある。各小部屋をスキャンするとベットルームとダイニング・リビングルーム、会議室?
何も物が置かれてない部屋。
生活居住の小部屋と宇宙船のメンテナンス機械もあり充実していると感知察知。 奥へ歩くとエレベーターがあり、
動くようでボタンを押してみた。するとエレベーターのドアがスッと開き、9Sはエレベーターに乗って上階に上がった。

上階につくとエレベーターのドアがスッと開き、9Sはエレベーターから出た。人が一人通れるぐらいの高さの天井
横幅も少し狭く短い通路?通路?の先に扉があり扉に手をあて開く。そこは人類が言う寝室と言う部屋と。
部屋の内装も自分の好み部屋もほどよい広さ。 部屋には大きな窓があり、外の景色が見えて嬉しくなった。月面基地のバンガーのような無機質なメンテナンスルームではなく。居心地よいと感じる部屋、自分だけの本当の部屋。

                                                
                                                  これこぞ、まさに秘密基地!


9Sは秘密基地の設備を整える為に手始めに、月面基地の司令官に小型簡易タイプのパーソナルデーターバックアップサーバーの物品やハイスペックな情報処理が出来る任務専用端末を三台の上申をする為にまずは最初に足を踏み入れた
場所まで戻り、あたりを探査していたかのように見せる。9Sは特別任務と言う訳で物品の上申は直接、司令官に
すれば良いので物品管理部門に怪しまれる事なく、秘密基地設備が出来る。まさに特権乱用が出来る。

9Sはその計画通り物事を開始した。  直接、司令官に言うと迅速な対応で9Sがまず必要とした物品が地上の基地に届き
9Sはそれを受け取る為に急いで地上基地に行った。 

んん〜さすが司令官直接物品上申は届くのが早いし、物品管理部門にも何も言われないし。特別任務で必要で秘すると
言えば僕の欲しいデジタル素材と機械系物品がすぐに届くのが大変素晴らしい。

9Sの特技は作りたい機械を作れるしカスタマイズが出来る。それは他のスキャナー仲間にも教えてない。
こうして、9Sの秘密基地設備が始まった。

小型簡易タイプのパーソナルデーターバックアップサーバーの一台目は本当の自分のパーソナルデーターバックアップ
二台目は自分のパーソナルデーターの記憶を都合良く任務しているフェイク記憶をバックアップ。三台目は予備。
何かがあった時用の為のストック。ハイスペック端末一台目も同じく本当の自分の感知察知した情報処理と記録用。二台目は小型簡易タイプのパーソナルデーターバックアップサーバーに記憶をする時にフェイク記作成に使用。
三台目は特別任務区域エリア管轄管理の任務報告に使用する。

                     これでバッチリ♪  あれもこれ物事を出来ちゃうし。路面舗装する重機は地上基地に借りに行けば良いし
                  何か言われても任務の為、秘すると言えば誰も何も言わないで僕の言う通りに協力してくれる。
                        
 9Sだけの秘密なので全て自分、一人であらゆる事をするがこういう事がしたくってずっと我慢してた。

1年ぐらいあればいい感じに秘密基地が出来て宇宙船もちゃんと製造された年やスペックがわかる。楽しみだ♪
                      そして、宇宙船に乗りたい、宇宙を楽しく自由に旅が、もし出来たら────

                                            
     
                                               そして1年後にセフィロスと出逢った。



                                               【FINAL FANTASY Pray】



9Sはセフィロスを自室に案内しセフィロスと共に地下にある宇宙船があるドックへ。

セフィロスは驚いた。屋敷の地下にこんな巨大空間があり、宇宙船のドックがある事に。
「ナインズこそ、デジタル魔法使いだな。うふふ、私も気づかなかった。この宇宙船は、宇宙に飛び立ち宇宙を自由に
不便なく移動が出来るように完成されていると私にもわかる。」

「うん、光がずっと守ってくれていた。眠りについてた宇宙船。 この宇宙船を造船した恋人同士は残り少ない村人達と
地球を脱出しょうとして造船したの、村に予想してなかった一体の機械生命体が襲撃してきて恋人同士は村人達を守る
為に戦って2人は自分達をかばい合いながら機械生命体と戦い、2人協力して機械生命体をどうにか倒したけど
2人は共に倒れて村人達が手当てをしたけど、2人の傷は深く致命傷で目覚める事のない眠りについた。
そして、恋人同士の2人を一つの柩(ひつぎ)に大切に埋葬(まいそう)した。 僕とセフィロスが初めて出逢った
あの大きな木のたもとに。  数日後に村へ大群の機械生命体が現れて…」

9Sは語り終えるとうつむき、閉じた唇(くちびる)をふるわせ哀しみをこらえている。
セフィロスは9Sを優しく抱きしめあやすように背中を愛おしくなでた。

「光と小さな光のかけらに、この宇宙船の事を尋ねたの。したら教えてくれた。  光と小さな光のかけらは僕達2人に
来て欲しい星がありその星に住んで、星の根幹(こんかん)を護って欲しいとお願いされたの。」

「ナインズ、光と小さな光のかけらが総意で私達、2人をを任命したなら私達はその星へ向かおう。」
「うん、セフィロスと宇宙船に乗り宇宙船で宇宙を果てしない旅に行きたいと思ってた。やっと完成してタイミングが
よく特別任務の命令が下されて、これでセフィロスに全て話せると思ったら…… セフィロスが…」

「すまなかった。の一言では足らない。私はナインズの大切な心を深く傷つけてしまった。後悔(こうかい)と懺悔(ざんげ)
を祈っている。それで、ナインズの大切な心を深く傷つけた事が赦(ゆる)されるのか?自答自問を繰り返し続けていた。」

セフィロスに抱きしめられられた9Sはうつむいていた顔を上げるセフィロスの優しい瞳を見つめ唇(くちびる)を
ふるわせながらセフィロスに言う。

「もう、二度あんな事は言わないで。お願いだから、ずっとそばに一緒に居て。お願いだから…」

「ナインズを独りさせない。私は、わがままだから誰にもナインズを触れさせない。 愛している。永久(とわ)に」

2人は深くお互いの愛を感じ抱きしめ口づけを交わした。



そして9Sは計画の実行を開始した。 セフィロスの魔法で屋敷と庭の噴水と花壇を小さくし魔法の小さな透明な
球体の中に封じた。樹木と果物が実る植物はこの地に住む小動物達に残してあげた。9Sの次の指示は宇宙船を
月面基地にに決められた日時に資材(しざい)と物資(ぶっし)を届ける為に地上基地から大型コンテナで打ち上げるので
宇宙船を月面基地のセンサーに感知察知されないようにフェイクフィールドで覆い、それをさらに9Sが宇宙船と
気づかれないようにカモフラージュして何か秘する巨大物に見せかけた。

地下にある巨大空間にある宇宙船のドック一式をセフィロスの魔法で魔法の透明な球体に封印。

2人は初めて出逢った、大きな木のたもとに居る。

2人は胸元に小さな光のかけらに手をあて祈った。宇宙船を造船した恋人同士であった2人の願いを叶えると。

セフィロスと9Sには恋人同士だった2人の声が聞こえた。

                
                                         
               気をつけて旅たって、旅の安全を祈り願っているよ。  2人仲良く目的地でいつまでも平和に暮らしてね。

9Sの言う事を全てを終えた。   屋敷があった広い跡地と庭だった場所を見つめ。さようならを言った


屋敷を覆うような城壁の壁と門は屋敷と同じセフィロスの魔法で透明な球体に封印されている。

2人は宇宙船に乗り込んだ。宇宙船内部は広く居住空間がありプライベートもたもてるように快適に宇宙を
旅が出来るようになっている。  カモフラージュした宇宙船の中で2人が居るのを気づかれないように細工してある。

宇宙船の内部に設置したアンドロイド専用クレイドルに入り9Sは横になり、セフィロスに言う。

「しばらくの間は僕は眠るけど、そんなに長くならないから心配しないでね。 僕が2人存在して活動すると
月面基地で部隊員達を特定シリアルで稼働識別していて、さすがの僕にもそこのデーターは改ざんが出来なかった。
もう1人の僕が2Bと同伴任務すると思うから、もう1人の僕はすぐに大破損して新しい個体のシリアルが与えられて
以前のシリアルは人間で言えば死亡したと処理され、シリアルは完全に破棄される。新しい僕のシリアルが
正式登録者される。アノ2Bさんだから無茶な戦闘して僕を巻き込むからすぐに起きるよ。おやすみ。」

そう言うと9Sは瞳を閉じスリープしアンドロイドとして完全停止し、そしてクレイドルの透明なカバーが音もなく
閉まった。9Sが横たわり眠るクレイドルに寄りそうにセフィロスは見守る。


セフィロスにはわかる。地上基地から来た運搬専門の隊員達がやって来てカモフラージュした宇宙船をコンテナの中に
納めた。そして、もう1人の9Sの声がする。

「何これ? 教えてよーずるーい。」  「運搬の任務であっても秘する。」

地上基地から資材コンテナとして月面基地に打ち上げられ、月面基地から軌道(きどう)があたかもずれて、月面基地から
見て地球の裏側に回り込みゆっくりと宇宙に漂うように見せかけて月面基地のセンサーが感知察知されないように
遠くへコンテナのままセンサーの感知察知範囲外になったらコンテナとカモフラージュは解除する。




3ヶ月あったが、宇宙へ旅立つ準備は2ヶ月で済ませて、クレイドルに眠りにつくともう1人の9Sが特別指定区域エリアの
事は何も無かった記憶で自分が自動起動した事さえ知らない。  

残り1ヶ月はもう1人の9Sの特別任務活動。


もう1人の9Sは特別任務活動が早まると司令官から指示があった。巨大な鉄骨製の建造された建物の高い場所におり
座りながら特別任務専用端末をいじり遠くの兄弟機械生命体を見ていた。青く澄(す)みたる大空を見上げると
その瞬間にヨルハ部隊長の飛行ユニットが空を先端で切り裂くような轟音(ごうおん)ともに同伴任務するヨルハ部隊員達の飛行ユニットが音速の速さで去って行った。






セフィロス達は計画通りに何事もなく、光と小さな光のかけらが導く星へ招かれ宇宙船で向かって行った。

そして目的の星へたどり着いた。 地球に似た青い星。 青い星はセフィロスと9Sを喜んで歓迎した。
青い星は自分では星を護る事が出来ない、光と小さな光のかけらと同様に力を授けるふさわしい存在に力を授ける事で
その存在が力を扱えると。 青い星はセフィロスと9Sに力を授けた青い星の守護神として。

蒼い空に大きな大陸が浮かんでいた。 そこに宇宙船を着陸させた。
                           
                                

                        2人はその地に小さなお城を作り、いつまでも仲良く楽しく暮らし青い星を護り続けた。




                                                       蒼き空の海の彼方へ   The enD.



                                         















短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』 【哀刀 マサムネ】

2024-04-21 21:41:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』  

                                   
                                                           【哀刀   マサムネ】




9Sは月にある月面基地のバンガーの司令官が居る司令塔の司令室に居る。司令官の直々(じきじき)の命令だった。
司令官は司令室の真ん中に設置された一段高くなっている所で、指示を出す時にその場所に立つ。
それを見た9Sは察知した。特別任務命令が僕に下される。と。
司令官はそんな9Sを見て微笑むが、司令官は内心思う。

なんて聡明な9S。私が任務命令を話す前から既に察知しておる。さすがヨルハ部隊で実力1番のスキャナー。

「9S、特別指定区域エリアの管轄管理と確実な情報収集と迅速な情報共有の任務の働きを感謝しておるぞ。9Sお前は
私が話す特別任務内容を察知しているだろう。 お前が事前に特別任務内容を調べたのを疑って居る訳ではない。
司令官として9Sお前の素質を、知っているから安心して欲しい。」

9Sは司令官にセフィロスの存在と自分の関係を知られてないと察知。 僕達の事を知ったらこんな穏やかには
ここには呼ばれない。司令官の労(ねぎら)いの言葉を聞き9Sは一礼をした。そんな9Sを見ながら司令官は言う。

「9S、3ヶ月後にヨルハ部隊の特別編成部隊でヨルハ部隊の部隊長と特別編成部隊達が地球に降下し特別任務をする。
それで、9Sお前はヨルハ部隊特別任務部隊達が安全に地上に降り立つ為に、広範囲な周辺区域を事前に調べて
もらいたい。あそこの区域で巨大な機械生命体の微量であるが、月の基地のセンサーで察知した。
今、9Sお前が管轄管理している特別指定区域を廃止しする。今日明日の話しではないので安心しなさい。
準備が色々とあるだろう。準備しつつヨルハ部隊達が安全に降り立つ為に、9Sお前の働(はたら)きに期待している。
9Sお前は素晴らしい、誰よりも任務を安全に務め他の部隊員達が活動が出来るように常に周りをサーチして
リスクと危険を熟知しておる。」

「ありがとうございます。僕達スキャナータイプは非力なのでスキャナーの能力だけなので、情報収集と迅速な情報共有を
心がけています。  人類に栄光あれ」と言うと司令官も9Sと同じくヨルハ部隊同士が人類に忠誠の意を込めて
ポージングして司令官も言う人類に栄光あれ。と。

それを見て9Sは司令官に一礼をして下がり司令室から去って行く。そんな9Sの後ろ姿を司令官は見つめ思う。
他のスキャナータイプから較べたら、大人なびた気がする。戦闘用ゴーグルの下の素顔は何か強い意志を感じる。
お前が、今回のヨルハ部隊地上降下の特別任務のキーパーソンになる。だからこそ、
9Sお前が私達が背負う宿命を成し遂げられると信じている。頼んだぞ9S。


9Sは小型宇宙船で地球に戻る、早くセフィロスの元へ。

地上に基地があり小型宇宙船で着陸して、格納庫に納めてコンソールパネルに入力を済まし基地から出た。
基地内部に他のアンドロイド達の姿が見えない。気配と存在を感じない。前は各種様々なタイプのアンドロイド達が
居たのに、基地内部が物音がしてない。

9Sはなにか異変が起き始めていると察知した。残された3ヶ月…… それをどうするかは全て決めてあり準備を
すでに整えてある。後はスケジュールの微調整をして、セフィロスに話す時が来た。9Sは自分の胸に手を当て
光に伝える。僕達に力を貸して僕達が永遠に穏やかに平和に暮らせる場所に導いてお願いだから……。


9Sはセフィロスの気配を特別指定区域エリア内から感じない。屋敷に居ない。セフィロスは時々、特別指定区域エリア内を
散策するがそんな気配を感じない。9Sは何か言葉では言いあらわせない、感情に怖く感じる。何かがセフィロスを
捕らえようとしている? その何かが察知が出来ない。いつもならセフィロスの気配を感じるのに、何かが阻(はば)む
かのように遮(さえぎ)られ、まるで拒否されているかのようにも感じる。9Sはあらゆる場所をスキャンしながら
走る。心でセフィロスの名を呼びながら全力で走る。

9Sはセフィロスと初めて出逢った場所にたどり着いた。 遠くから大きな木のたもとにセフィロスの影を見た。
セフィロスの気配がまるで今まで感じた事のない気配。自分の知らないセフィロスに感じる。
9Sがセフィロスの正面に立つ。ほんの少しの距離がなぜか遠く感じるのはなぜ?

無言でセフィロスはまぶたを閉じたままで微動もしない。 












 9Sはセフィロスのまぶたが閉じているのに瞳を見つめた。

そしてセフィロスは、ふせたまぶたをゆっくりと開らく。 いつものセフィロスの聴き慣れた声ではない声で言う。

「ナインズ、私を愛している。私を愛する者にしか出来ない事がある。ナインズ、私にとって唯一の光であり希望。
私はこの地球を侵略して来たエイリアンの上位亜種(あしゅ)でジェノバと呼ばれる星を侵略し乗っ取る生命の
細胞を体内に宿された身。私が自我を失い、ナインズの大切な仲間達を殲滅(せんめつ)し、地球を乗っ取るだろう。
私が自我を失う前に、ナインズ、私を殺してくれ。自分では、マサムネの刃がかすめても傷も付かなかった。
マサムネをおいてマサムネの太刀の先端に指をかすめたら、傷ができ血が一粒流れて傷はふさがった。
自分自身では自決できぬ。ナインズ、私のマサムネで私の心臓に突き刺せ。それが出来るのは、ナインズだけだ。」

セフィロスの言葉を聴き、泣くのを必死におしこらえ耐えた。 9Sは激しい哀しみをあらわにセフィロスに言う。

「ねぇ、なんで話してくれなかったの? 僕達は心と心が通じ合えて胸に宿る小さな光のかけらを僕達は光から授かった。
どうして自分がそうなってしまうと思うの?僕が大切だから殺せておかしいよ。僕はセフィロスを愛している。
そうさせないからね。なんでなの?僕の事が大嫌いになったら、大嫌いになったって言ってよ!
つらいよ… こうして一緒に過ごして愛を重ねた日々は何? 僕はセフィロスと出逢う前は見てた世界には色なんて
無くてうすらぼんやりとした黒色の世界の景色を見てた。セフィロスと出逢って僕は初めて彩色の世界の景色を
見たんだよ。 ねぇ、僕はセフィロスにお願いしたよね? ずっとそばに居て欲しいて。
僕のお願いなんてセフィロスには────  」

そう言うと泣きじゃくりその場に身が崩れ落ちるようにしゃがみ込む。地面に顔ふせて全身を震わせ居る。

セフィロスは、また、あやまった決断をした事に気がついた。そう、9Sを愛していると言いながら自分の事だけを
考えていた事に気づかされた。光はセフィロスを静止させようと伝えてきたのにそれを否定した。

セフィロスが手で握っていたマサムネの柄(つか)は消えた光がマサムネを鞘(さや)に収めた。

光がセフィロスに伝える。ナインズを哀しませて泣かせないで。
セフィロスがナインズを愛しているとちゃんと伝えてあげて。

光にさとされセフィロスは両手を広く広げて地面になきふせている9Sをそっと優しく両手で9Sの小さな身体を支え
立たせた。 セフィロスは片翼の翼をゆっくりと広げ、うつむいた9Sの顔に優しく触れ顔を上げさせた。
そして、まっすぐに9Sの瞳を見つめるセフィロス。泣きじゃくり瞳が真っ赤になって泣きはらした顔の9Sに
優しく微笑み9Sの小さな細い身体を抱き寄せながら、セフィロスは9Sの唇(くちびる)に自分の唇(くちびる)を寄せた。
9Sはセフィロスの瞳と自分の瞳が今にもくっつきそうな距離でセフィロスに優しく見つめられて居る事に気がついた。

      



                               ナインズ、愛している。私を愛して欲しい。永遠(とわ)に。


そう言うとセフィロスは9Sの唇(くちびる)に愛の接吻(せっぷん)をすると片翼の翼で自分自身と9Sを包み込んで
9Sの身体を優しく地面に横たえ2人はまるで黒いマユの中に居るかのように見える。

二人は光に導かれるように2人の愛を重ね合わせてお互いの気持ちは同じであると抱きしめあった。




                         短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』


                                                             【哀刀  マサムネ end,】









短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(4)

2024-04-21 21:41:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(4)




広々としたリビング、フローリングの床に繊細な織り模様の絨毯(じゅうたん)が敷かれおり威風堂々とした大きいダイニングテーブル。少し古めかしくも温かみのあるリビング。天井に丸い形状で表面は少し緩やかに膨らんでいる照明器具で照明器のふちを上品な装飾がほどこされたカバーで包まれている。豪華なシャンデリアよりも屋敷に情調の深みある印象で心地よい。

屋敷がある区域は月面基地のバンガーのセンサーに感知察知されていない。9Sがフェイクプログラミングをしているので
月面基地のバンガーのセンサーがどう感知察知するのか全て知っている。センサーのプログラムアップデートと称し
フェイクプログラムを仕込んだ。普通はセンサーを管理する専門の部門のアンドロイド以外は非公開とされているが
9Sの聡明でスキャナータイプでも、何事にも秀でてたけているのでセンサーを管理するアンドロイドに
9Sの頭脳を借りたいと申し出があり、司令官にもその事を相談して了承を得てフェイクプログラムを仕込んだ。

だから2人でこうしてゆっくりとくつろぎ日々を過ごしている。司令官や他のアンドロイド達は9Sを信頼しており
プログラミングやあらゆるシステムに精通していて担当アンドロイド達が手に負えないで困っているのをみると
9S自身から申し出てその面倒で困っているのを数え切れないぐらいサポートしているので9Sが好き放題に
プログラミングしているなんて誰も気がついてない。


リビングとへだてるようにキッチンが少し先にある。


ダイニングテーブルのイスに腰掛け座るセフィロスの正面に、9Sがダイニングテーブルのイスに腰掛け座って居る。

セフィロスは今日が何年何月何日何曜日と気にせず9Sと出逢って何日?数週間前?数ヶ月前?それさえも知る必要が
ない穏やかに9Sとこうして静かな森に囲まれた屋敷で、愛しい日々を過ごしている。部屋には立派な設置型の
横幅がある少し長く横の高さがある振り込(こ)時計が置かれて朝から夕方まで振り込(こ)時計の音が鳴る。

壁には9Sが森で見つけた端材(はざい)で作った手作りの時計が飾れて居て、ソーラーシステムエネルギーを組み込み
時間が早くなったり遅くなったりしないようにシステムプログラムをしているので、常に時間は規則正しい。
2人は朝に起きる時間と眠る時間は同じ一緒。一緒に食事するのはお互いが楽しく過ごすから食事をする。
2人の趣味と嗜好(しこう)が合うそれが2人で過ごす喜び。


セフィロスは人間のように食事する必要がない体質。アンドロイドは体内で自動にエネルギーを精製するので
身体に激しい損傷が生じる事がない限り、無限に自動で体内でエネルギーを精製し続ける。エネルギー補給は必要ない。
大きいダイニングテーブルに素敵なテーブルクロスが敷かれておりダイニングテーブルのふちを深く覆っている。
テーブルクロスの真ん中を仕切るように長く少し縦幅がある青色のセンターテーブルクロスが帯のように優雅に敷いてある

ティーカップとハイティースタンドの下にレースのティーマットが敷いてあり、お茶会のようにハイティースタンド、ティーポット、ティーカップ各種カトラリーがきちと並べられており、庭で採れたて果物が果物用のバスケットかごに
飾れたように盛られていた。

セフィロスには見覚えがある光景である。神羅カンパニーのいちファーストソルジャーでセフィロスの名が世間に知られ
神羅カンパニーを代表する人物と脚光を浴び始めた時。そんなセフィロスの美貌を実際に会い見たいと噂になった。
あまり飲酒を好まない企業経営する女性社長がセフィロスをひと目見たさに、親しい友人達とお茶会を開催するので
ご指名された。セフィロスの名前が書かれたお茶会の招待状が神羅カンパニーに届き、
神羅カンパニーの会長はセフィロスに招待状を持参して彼女が主催するお茶会に出席者するように
命令した。神羅カンパニーには及ばないが大変都合の良い取り引きが出来る企業相手なのでセフィロスに接待を
受ける理由付けをしてセフィロスをお茶会に出席者させた。

セフィロスにお茶会来賓用の衣装一式が神羅カンパニーから支給された。届けられた来賓用の衣装一式を着た。
カジュアルで仕立てが良くセフィロスに違和感を感じさせない。全身黒でコーディネイトされて身体のシルエットが
引き立つ美しいスタイルが栄(は)える。カジュアルな黒の上着(うわぎ)に袖を通した。
カジュアルな衣装一式を全て身にまとった。
セフィロスは襟付きシャツの第一ボタンを外し、全身が映る姿見の鏡の前に佇む。
招待状に記載されていた必要事項がドレスコードがあり、ノーネクタイと。


姿見の鏡に映る自分が愚かな道化師のように見えて鋭い眼光で自分自身を見ていた。
それがセフィロスをより苛立たせ機嫌を悪くますます増幅させてしまった。不機嫌の塊がさらに大きくなりそれを
自分自身の手で気が済むまでマサムネで木っ端(こっぱ)みじんにしたくなる衝動。そんなセフィロスであった。


気が進まないセフィロスは渋々と指定された日の時間にお茶会が開催される会場へけだるい気分で
セフィロス専用送迎車に乗り込みおもむいた。

けだるさがうっとしく感じ嫌気(いやけ)さえ覚える。終始無表情なセフィロスは会場である完全予約の飲食を提供する屋敷に到着。案内係はそんなセフィロスを察しお茶会のテーブルに案内し、テーブル前にセフィロスが立つと案内係はイスを
引き無言でセフィロスはイスに座った。主催彼女達は憧れのセフィロスのご尊顔を拝し名誉あるお茶会にセフィロスと同席してセフィロスの美貌を一心に見つめる。喜びのため息をする女性達。

お茶会の主催者である、女性社長がお茶会に来賓したセフィロスと女性達にお茶会の始まる前の挨拶演説。
セフィロスには一切聞こえていない。耳障りな音を聞く趣味はない。セフィロスには目に映るすべてが不愉快に
感じる。マサムネですべて粉々にしてしまいたいとさえ思う。お茶会主催の挨拶演説を女性社長が終えると
招待された女性達はにこやかな笑顔で女性社長を見ながら盛大な拍手をした。
自分以外に招待された人数はカウントしてない、セフィロスが人数をカウントする時はマサムネで殲滅する時。

セフィロスに話しかけようとソワソワする気配によそよそしい浮ついた気配。セフィロスは数十分間だけ我慢し紅茶を
飲み干して終えて。ティーカップをテーブルに置くと女性社長の顔なんて見たくもない。そんな女性社長の顔を見て
吐き気を感じながら無表情で無感情な声で女性社長に言いたくもない、お茶会の招待の名目上の礼を述べセフィロスは
お茶会の屋敷から出るとセフィロス専用の送迎車が迎えに来ており、女性社長が目の前に居ても何事もなく
セフィロスは無言で送迎車に乗り込んだ。

セフィロスを非常に険悪で不愉快な気分にされて、セフィロスのうわべしか見てない愚か者達。
女性社長はセフィロスの機嫌を、お具合がよろしくないのか?何かご気分を悪くさせてしまったのか涙流し
セフィロスにわびていたが……

セフィロス専用送迎車の後部座席に1人で座っており、運転手にはセフィロスの姿さえ見れないように
車内は設計されている。長い足を組み1人、セフィロスの瞳は殺気立よう妖しく鋭く光る。
そんなに詫びるなら、私が満足する詫びをすればいい事とセフィロスの美しい口元が歪み笑う。

数日後、お茶会を主催開催した女性社長とお茶会に同席した特に女性社長と深い付き合いをしていた友人2人が
緊急入院した。体調回復にかなりの時間と治療をゆうしどうにか生活出来るようになり3人は退院した。


セフィロスに詫びると言う事はセフィロスが満足する詫びでなければならない。  それから、二度と、セフィロスを
名指しで指名する各種接待の招待状は届かなくなった。 神羅カンパニーに社長名義で接待の招待状が届くが
接待の招待状の一文に、セフィロス様のご気分が宜しかったら来賓してくだされませ。と必ず記載されていた。



そんな事を思い出す感情にセフィロスは大人げない行動をしたと思った。目の前に広がるささやかな2人だけの
ティーパーティーを楽しんでいる。9Sと出逢いこうして穏やかに過ごす事で自分の大切な五感を取り戻しつつあると
素直に喜ぶセフィロスだった。香りの良い紅茶を楽しみ味わう、2人で作ったスコーンを手にとり、スプーンで
9Sが作ってくれた特製ジャムをスコーンにたっぷり塗り、ジャムを塗ったスコーンを小皿にのせ手でちぎり
スコーンをつまみ、唇(くちびる)に触れるジャムが甘く少しほどよいほんのりおいしい苦み。

柔らかくふっくらしたスコーンが2人の大好物。2人が出逢い楽しくおしゃべりしながら食べる食事は
セフィロスの心を優しく潤す。そんなセフィロスを見つめ同じように、スコーンに9S特製ジャムをたっぷりのせて
9Sは小さな口を大きく開きモグモグ食べる。9Sは食べると上機嫌で瞳を閉じ自分が作った特製ジャムを味わっていた。

セフィロスは心を潤す果物を好む。摂取するのは食欲を満たすのではなく心が潤うからである。
9Sも同じくセフィロスと同様に心を潤すから摂取している。9Sは素晴らし味覚センスを持ちセフィロスに
おいしい食べ物を作ってくれる。盛り付けもセンスがあり華やいでいる。

セフィロスはダイニングからカバーが装着された小さな果物ナイフを手元に取り寄せた。それをいつも9Sが見て
「セフィロスは絶対に魔法使いだよ。いいな僕も魔法使いになりたいな。」と言う。

セフィロスは手元に小さな果物ナイフを手にし、装着されたカバーを外しながら今度は
果物が盛られている果物専用のバスケットかごから、大きな赤く熟した蜜たっぷりのリンゴを手元に取り寄せた。
リンゴに小さな果物ナイフの刃をあてがい、スルリしゅるりと何事なくリンゴの皮をむく。
そして、9Sの大好きなウサギリンゴを四個作り、二つづつ小皿に盛る。一つの小皿は9Sが手にとりやすい位置に置く。
ウサギリンゴを見て9Sはセフィロスと自分が寄り添って居るかのように思えるから大好き。

9Sは寄り添う二つのウサギリンゴを見つめる。
               

いつまでも、こうして居たい永遠に。お願いだから、僕のずっとそばに居て。



短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(4) end












短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(3)

2024-04-21 21:24:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(3)



屋敷の扉の前のポーチは広く来客者を迎える。一段高くなっており階段状になっている。楕円形の手すりが設置されていてポーチから階段で庭へ行けるようになっており便利な構造である。屋敷の扉の前に2人で立って居る。

「今から、セフィロスさんと僕のお屋敷。お帰りなさい。」
「ただいま、私のナインズ。」

セフィロスそう言われ9Sは嬉しいけど少し照れて愛らしく瞳を閉じモゾモゾと身体を動かす。戦闘用ゴーグルは外して
おり素顔をセフィロスに見つめられて目元が可愛らしいピンク色に染まっていた。そんな9Sの小さな頭をセフィロスは
右手でポンポンと優しく触れる。左手に9Sの戦闘用ゴーグルを持っていたので、9Sが照れ屋さんで
身の置き場に困って居る。セフィロスは9Sに戦闘用ゴーグルをゆっくりと装着させようと前髪をそっとよけ
耳に優しく触れ耳元の髪を少し手で浮かせて戦闘用ゴーグルを9Sに装着させた。すると9Sは少し落ち着いた。

『ナインズ、私の事をセフィロスと呼んで欲しい。私達は心で通じ合って居る仲なのだから。」

うつむきかげんだった9Sはパッと顔を上げてセフィロスを見つめる。セフィロスには戦闘用ゴーグルの下の素顔は
ちゃんと見えている。セフィロスはそんな9Sの瞳を見つめウィンクをした。すると9Sはかしこまるように両手を自分の身体に重ねて、まるでお行儀のよい姿勢になり正面に居るセフィロスこう言った。

「あのね、アンドロイドが素顔を観せたことは、これはアンドロイドの純潔を捧げた事なんだ。だから、僕達は
もう他人じゃない証拠です。僕はセフィロスのお嫁さんになった。これは、紛れもない事実。」

9Sの突拍子もない愛の宣言をセフィロスは聴き、思わず息をゴクリと飲み込んだ。どう返答すればこの突然の
挙式な雰囲気をいつもの平穏な空気に戻せるかセフィロスは瞬時に思いめぐらす。そんなセフィロスに9Sは続けて言う。

「アンドロイドの戦闘用ゴーグルは時として神聖な意味を持っていて、素顔に戦闘用ゴーグルを装着させた事は
これはお互いの心身を許しあう大変な儀式。恋人や婚約者じゃない。僕はセフィロスの正式に妻となりました。」

9Sの発言にセフィロスの頭から身体に強い衝撃が駆け走る。ようするに、9Sの秘密基地に来てしまって
突然の結婚の儀が始まり愛の宣言。結婚指輪交換よろしく愛のゴーグル装着。セフィロスでもそこまで考えてなかった。
9Sが照れて愛らしいのでウィンクをしてしまった。ようするに9Sはセフィロスのウィンクは9Sにとってそれは
セフィロスが9Sを妻として認めたと言う返答であり、妻として迎え入れられた大変重要な証と認識されていた。

セフィロスは口を開くと妻、妻、と思わず小声で独り言のようにつぶやく。いつもは冷静沈着なセフィロスの脳内が
混乱している。セフィロスでさえも翻弄する9S。そんなセフィロスを歓喜に満ちあふれた笑顔で見つめる9Sは嬉しいそうにクルクルと踊るように回る。

「ナインズ、では屋敷の中へ入ろうか。素敵な屋敷の部屋を見たい。」
セフィロスにそう言われて9Sは我に返った。
「うん、そうだね。愛のお屋敷… んん、愛の住み家がいいかな♪」
 
今日は夕方になり日が沈む。 セフィロスは3階の広く大きな部屋に9Sに案内された。セフィロスは少し気持ちを
落ち着かせたくなり、部屋に天蓋(てんがい)付きの立派な大きく広く寝心地の良さそうなベッドを見て安心した。
そのベッドはまるでおとぎ話のお姫様が眠る為のベッドで天蓋(てんがい)カーテンがゆったりとドレープのように
優美にベッドを覆っている大きなリボンのレースで作られたタッセルで束ねられていた。

9Sが寝間着を用意してくれたので着替えた。9Sはニッコリと微笑み、隣にある自室に向かって行った。その9Sの後ろ姿を
見送り終えると高身長のセフィロス1人が寝ても充分に広々としており、人であったなら安眠快眠な寝心地の良い
ベッドであると思う。自分にはその眠ると言う行為はまったく必要ない。眠る感覚がないただ目を閉じて気持ちを
落ち着かせるだけ。セフィロスはベッドのかけ羽毛シュレープに身を忍び込むように入る。目を閉じる。
たった数時間前の出来事がセフィロスには数日間の出来事と思えてしょうがない。

目を閉じていると光がそっとセフィロスを包み込むかのように見えて安心した。深呼吸をして気持ちが安らぎ
自分の心地よい心境の変化にセフィロスは光に感謝して目を閉じた。




窓のカーテンの隙間から柔らかい日差しを感じる。目を閉じて身体を横たえられる心地よい感触。
セフィロスに心の平穏を与えてくれる。しかし、何か身に違和感を感じる。隣にお揃いの寝間着を着た9Sが
セフィロスにしっかり抱きつき規則正しい寝息で眠っている。セフィロスがモゾモゾと動いたのを感じて
9Sは寝ぼけまなこでセフィロスにぴったと身体をくっつける。そして寝言?を言う。
「ダメぇ、そんなにされたら、セフィロスのいじわるぅ…」
寝言?を言う9Sは戦闘用ゴーグルは着用しているが、セフィロスには9Sの素顔は見える。
照れて微笑みまぶたを閉じた目元が何か秘め事を嬉しがるようにほんのり艶やか。


セフィロスが熟睡して寝入った事実と9Sが自分の横で眠っている姿に混乱いや自分が思っているよりも
セフィロスは自分の身体が地球に適応している事を思い知る。光がセフィロスの体質を変化させたのだろう。
セフィロスは1人、そう自分自身を説得させた。  

アンドロイドの熟睡と夢を見て寝言?それも光が9Sにもセフィロスと同じように授けたのか?

しかし、9Sの夢中で私は何をしているのだろう? 何か9Sに何か魅惑的な誘うような行為を教えていないか不安になった。

セフィロスは考えるの止めて目を閉じて眠る事にした。セフィロスは二度寝をした。



短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(3) end










短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(2)

2024-04-21 21:24:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(2)



科学者である父親の独善的で身勝手なエゴで自分の妻でさえ自分の研究の為に利用した。胎児であった自分をも
自分の研究の対象として扱いジェノバ細胞を胎児であったセフィロスにジェノバ細胞を移植し誕生させた。
母親は自分を出産するとジェノバ細胞に心身が蝕(むしば)まれセフィロスを育てる事が出来ない精神になり
セフィロスを残して去って行った。父親の同僚で優しい科学者であったガストン博士は父親の危険な研究結果を
知り恐ろしくなり自分の子を身籠もった妻を連れ立ち去って行った。

ガストン博士がセフィロスの母親に出産された自分を育ってた。ジェノバ細胞の脅威を知りながら。セフィロスは
普通であればセフィロスを乳児保護法に沿い施設研究施設内の育児専門部門に預けるが
ジェノバ細胞を有したセフィロスの成長はガストン博士にとって恐怖になった。普通ではない成長と言うよりも進化。

そして短時間で進化したセフィロスの元からガストン博士は何かに怯えるかのように去って行った。
セフィロスにとって一瞬の幼少期に唯一セフィロスの身をあんじて寄り添ってくれたガストン博士。
独りになったセフィロスは成長ではなく進化遂げ、自分の出生の事実を知る。それはささないなすれ違い
セフィロス自分自身が憎しみに囚われて人を恨み蔑(さげす)み見下しセフィロスは人の存在理由を誤解をした。
それが全ての始まりとなりセフィロスは人ではない存在に成り果て全てを憎しみ恨み悪意しか感じなかった。
自分の意思で行動するのではなく何かひどく醜い憎悪(ぞうお)に魅入られて心は闇に堕(お)ちて
暗黒に染まり自分以外は不要な異物とみなし全てを思うままに破壊尽くすと言う感情だけ。

クラウドと幾度も戦い、悪鬼に成り果てクラウドへの執着は悪意の塊でその執念が原動力となりクラウドを苦しめた
セフィロスが悪鬼の根源化したのをクラウドは悲しんでいた。もう、全てを終わらせたい、そしてクラウドの
上官であり戦友であったザックスの願い。ザックスはセフィロスにとって心を許せる優しく親しい存在だった。

クラウドはザックスの願いを果たした時の運命の日をけして忘れてはいない。クラウドの心に深く刻まれている。
そうさせたのは、セフィロス自分自身であり消せない罪の痕跡(こんせき) 。


自分の思い込みが転がるように負へ悪しき方へ、止められなかった。
自分が独善的であっても絶対的な力で全てを支配し自分が住まう星でさえも破壊し
全てを殲滅(せんめつ)させようとそれこそが自分の存在する意義であり、それが星から自分に架(か)された運命
聖なる粛清(しゅくせい)と。

自分の独善的な思い上がりで何も関係ない人々の命をあやめ、幾度も暴虐を思うままにおこなった。
そして、自分自身の親しい優しい存在であった人が護っていた一人の少女。
星をセフィロスから護ろうと自分の命と引き換えに祈っていた。そして、星は彼女の慈悲深く生命を護る祈りを願いを聴き、星は彼女に伝えた。

セフィロスは強大な力を増力させて星の力だけでは立ち向かえない、彼女は特別な存在の種族の唯一の生き残りだった。
星の問いかけに彼女は星と共にセフィロスを倒すのではなく未来永久に封印しょうとした。

星と彼女が一つになろうとした時に

セフィロスは一人の少女の生命を奪った。それも、クラウドの目の前で。


その時の記憶が今なお鮮明に浮かび上がる。 セフィロスは自分の戦闘用の黒い手袋の手のひらを見つめた。
黒い手袋の手のひらから鮮血が溢れヒタヒタと音を立てて、地面にこぼれ落ちていく自分の足元が鮮血でぬめり
こぼれ落ちた鮮血が自分の足元を覆う。 それが自分がけして償えない大罪の証であると。

セフィロスは目を閉じて自分の罪はけして赦(ゆる)される事はないと。
セフィロスはクラウドに対し贖罪(しょくざい)と言う言葉にあたいする罪の赦(ゆる)しを永遠に償えない
その罪は永遠に自分自身に深く刻まれている。癒える事のない冒(お)かした大罪を思い出し愚行をしない事が
セフィロスにとって唯一与えられた光からの救い。

9Sの告白を聴きセフィロスは自分自身の罪は癒える事がないとわかっている。 9Sが自分自身にとって唯一の希望を
与えてくれる大切な存在そして光。9Sを抱きしめると幼少期に自分が1番欲していた感情ぬくもりだった。

罪深い自分自身に優しいぬくもりは、もう2度と与えられない、感じられないと思っていた。
今、その優しいぬくもりを感じている。そのぬくもりが愛おしい。セフィロス自分自身でさえも
知らない気づいていない。セフィロス自分自身の胸に宿った小さな一粒の光のかけらがゆっくりと優しく光を放(はな)つ。そして光はセフィロスをあやすようにゆっくりと癒した。



短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(2) end





短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(1)

2024-04-21 21:23:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード()



9Sはセフィロスの右手を握りしめとてつもない速度で走っている。自分の秘密基地にセフィロスを案内する為に。
道はちゃんと整備されているちゃんと舗装されいて路面は柔らかい材質で作られているようで踏み心地が良い。
大きな兵器もちゃんと通れるように設計されている。広々とした道、そして木が生い茂って手入れが良くされいるようで
木がアーチ状になるように計算して植えられいる。  セフィロスは9Sのこだわりを感じる。

少年タイプのアンドロイドの言う秘密基地とはどんな外観かセフィロスはなんとなく予想した。
重々しいずっしりとしたいかにもの無機質で実戦でも拠点として重要性のある建築造設されていると。
緩やかな坂道を登り上がると、セフィロスが目の前に見たのは大きな自分でもその材質が何かわからない
重厚(じゅうこう)で大きく立派な門。門の扉は何気に模様がほどこされており気品がある。9Sの趣味?とセフィロスは
門の扉をしげしげとじっくり見る。模様が芸術的で美しいセンスとセフィロスは感じ思う。クラシカルアンティークと。
人類は芸術や美術を建築要素に取り入れそれを各名称を決め、その美を権力者達は自分の絶大な権力と地位に財力を
他の国の権力者達や群衆に見せつけるように贅を極めた建物をこぞって造詣させた。それは時に権力者と群衆の
間に深い亀裂を生じる原因になり悲運や悲劇を作りだした。

中が見えないように城壁のような頑丈でかなり高い壁で囲まれている。門は大きく分厚く厳重に内部に入られないように施行されている。 お城のような高い城壁に王様だけが通るかのような美しい模様がほどこされた分厚い門。

9Sが門にピタッと左手の手のひらで触れると門は9Sを城の主の帰還に敬意を示すかのように優雅に門の扉は開いた。
セフィロスは何ともクラシカルアンティークな造詣であるがあらゆるシステムで管理されていると驚いた。
「びっくりした? すごいでしょ。僕、以外は絶対に門の扉は開かないように全身認証なんだ。壁はセンサーが
感知して自然界の小動物生命体かフェイク小動物兵器か感知し見分けてるから安心して。高い壁を飛び越えようと
するとアンドロイドや機械生命体が一瞬にして粉々になるように、この壁に張り巡らさせたレザーが一撃で仕留める。
僕がすべて設計したからね♪」

セフィロスはそれを知り愛らしい少年タイプの容姿のアンドロイドが無邪気に楽しく設計したと思うと容姿で判断は
けしてならないと言う教訓を思い出した。

「あっ そうだ。後でセフィロスさんの全身認証を登録しょうよ。 さぁ、早く入って! 僕の秘密基地!」
9Sが握った右手をぐいっと引っ張られ開かれた扉の中へセフィロスを連れ込むような9Sの強い力。
セフィロスの返事を待ちきれず9Sはセフィロスを敷地内へ引っ張り込み強制的に入らせた。


セフィロスは小さな声で目に入る景色に驚く。  広大な庭で広く大きな花壇がいくつもあり樹木がおいしげり
果樹園のようなあらゆる果実が実っていた。可愛らし造形の噴水があり出迎えた来客者を楽しませるかのよな庭が広がり
幼い少女が好んで遊ぶドールハウスの大きな屋敷を思わせるような建物。3階建ての立派なお屋敷。

セフィロスが考えていたアンドロイドが好む実用的で実戦になったら基地としての機能を備えた建物を想像していたので
衝撃的で9Sの好む趣味?に周りの景色と9Sいわく秘密基地?と呼んでいるドールハウスな貴族のお屋敷を
眺めていた。 どうみてもドールハウスな貴族のお屋敷を実寸大にして建てたようで立派な建物。

9Sはセフィロスの右手を離し、その場で地面を両足で元気良く飛び跳ねる。セフィロスが自分の秘密基地をお気に召したように感じて喜んでいる。
セフィロスはそんな9Sを見て笑う。アンドロイドの趣味?センス?そしてお屋敷を秘密基地と呼ぶ。

「9S、これは立派な秘密基地であるな。私がかつて存在した世界にもこのような素晴らしい建物があってそれを
豪華で素敵なお屋敷と呼び暮らしていた。懐かしい私も屋敷で暮らしていた。ふふ、9Sが秘密基地と言うから
砦(とりで)のようないかつい要塞基地と思っていたぞ。」

セフィロスにそう言われて、9Sは口元に指先をやり、くちびるに指を押し当てながら満足げにセフィロスに微笑み
自分の秘密基地を見ている。そして、そっかそうだったのかと。つぶやく9Sは何か納得したようであった。
9Sはセフィロスにぴったりと身体をくっつけ言う。

「こーいう建物の事を、お屋敷て言うんだね。画像を見て内装とか少し手直したり、少し家具を作ったよ。」

セフィロスは9Sが見た画像はきっと精巧に作られた立派な、お屋敷のドールハウスだったのだろうと思った。
人が作る精巧な作品はちいさくっても存在感があり、まるで実際にあるかのような表現力である。

9Sは小さな両手でセフィロスの右手を包み込むようにムギュと握り、またぐいっと引っ張り屋敷の扉の方へ
連れて行こうとする。セフィロスはうなずき、9Sに合わせるように歩き出した。門の扉から少し離れているが
屋敷の扉はもう少し先。遠くに見えている。しばし歩き屋敷の扉の前に2人はたどりついた。

屋敷の扉は一段高くなっており階段を上がる。その前は屋根付きのエントランスとなっていて広々としており
車が停められるようになっており、屋敷の雰囲気にはゴージャスな馬車が似合いそうな雰囲気。

9Sは屋根付きエントランスにつくとセフィロスの正面に立ち、戦闘用ゴーグルを自ら外し素顔をさらした。戦闘用ゴーグルはハラリとエントランスの床に音もなく静かに落ちた。幼くもあり少し長い銀髪と愛らしいさと気品を秘めた瞳。
ととのった小さな顔立ち少し目元がほのかに赤く染めてセフィロスの瞳を見つめる9Sの黒い瞳が潤んでいる。
幼くもその瞳は艶やかで見つめると美しい。その瞳がぐっと何かをこらえていた感情をセフィロスに伝えたようと
する強い意志を感じた。

「僕のお屋敷へ、ようこそ♪ 僕ね、ずっとずっと誰にも言えない自分のその感情に気がついて、その感情を
どう呼称するのか、どうしてアンドロイドは人間を模造するのかのように作り、感情を持てはいけないと言い
アンドロイドに感情と個性を与えたのか悩んでいたんだ。僕の奥にある戸惑いは人間達の言う心だったのかな?
その心は誰かを愛したい愛されたいと、僕の奥深くにある心が泣いていた。愛て何だろ?感じてみたい。
僕はこの場所に愛する人に来て欲しいって心に願い祈っていた。そんな奇跡なんて絶対に起きないて思ってた。」


9Sの純粋な愛がセフィロスをこの世界に光が送り込んだとセフィロスは確信した。だからこそ、光は9Sに奇跡を与えた。
セフィロスは光が愛を授けたい人物を選んだ。光が選んだのが9Sだった。セフィロスは人の容姿はしているが
人ではない。あらゆることに精通し強大な力… 魔力 その他の能力は使いこなすセフィロスのみが知る。

9Sに発見され右手を重ね合わせた時からセフィロスは9Sの純粋な感情の愛に気がついていた。だから
9Sの愛の告白?プロポーズ?を真摯に聴きセフィロスは優しい瞳で9Sをじっと見つめ返す。それを見て
9Sはこう言う。

「僕は少年型モデルスキャナータイプ、セフィロスさんは男性だけど、僕の事を好きになってくれる?
お願い僕のそばにずっと居て。お願いだから…」

9Sは大粒の涙で頬を濡らしポロポロと涙が光りながら一粒二粒落ちていく。いくつもの大粒の涙。
セフィロスは、そんな9Sを見ているのが辛く感じた。セフィロスは9Sの小さな身体を両手で愛を込めて自分の
胸奥に大切に優しく抱きしめ9Sの背中をあやすように愛おしく撫で9Sに自分は9Sを愛していると伝えた。

2人の近距離?遠距離?愛の幕が開けた。柔らかい陽射しが2人を祝すように包み込んだ。





短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』エピソード(1) end













短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』プロローグ

2024-04-21 21:22:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』プロローグ




セフィロスはクラウドとの最後の決戦で自分は、クラウドにより己自身の呪縛を解き放つかのようなひと太刀が
心臓をかつて人であったときの親しい人のバスターソードで貫かれた。 心臓を貫かれた時に、セフィロスは
激しい苦痛や痛みではなく懐かしい記憶が目の前に美しい映像が再生され、優しく暖かい光がセフィロスの
全身を包み込み光はセフィロスを連れ去るかのようにセフィロスを消滅させた。

クラウドはそれを見届け自分の役目、ザックスの願いでもあったセフィロスが囚われていた呪縛からの解放───
クラウドにもセフィロスを包み込んだ光が優しく暖かであったのが伝わった。セフィロスの最後の表情は穏やかであった。




セフィロスを連れ去った光は幾千億の時間の狭間にセフィロスの身体を浮かべ、
セフィロスの安寧(あんね)を願い遙かなる時の彼方にゆっくりと送った。もう一度セフィロスに
自分自身で選んだ幸せな未来を願いセフィロスを見送った。

光はセフィロスの未来を祝福し遙か彼方に出会う運命を正しく選択する だからこそ、もう一度セフィロスに
光は選択肢を与えた。生きると言う選択を。




9Sは一人単独で自分が任されている広範囲の区域を様子観察するために、鼻歌まじりでごきげん良く楽しく周りの
風景を観ながら平和であり危険を感じるセンサーの反応がなく嬉しくお散歩気分で任務をしていた。
天気も良く青い空に優しくそよぐ風が心地よい。 

基本任務を任された管轄エリアは担当であるスキャナータイプが一人で管理を任されている。

特に9Sが担当する区域は特別指定区域エリアで1番広範囲である。他のスキャナータイプは敬遠し誰が
その特別指定区域エリアの管轄任務の担当するか、お互いに押し付けあって揉めていた。

9Sはそんなスキャナー仲間を見て内心では喜んだ。それは自分だけの秘密基地を作る。
戦闘や非常事態がない限り他の部隊員は特別指定区域エリア区域への侵入は不可で管轄は担当する本人だけが
唯一独自ルールを定められそれを他の部隊員に厳守させられるから、9Sは自分自身の念願の夢である
自分自身の秘密基地の建造が出来ると内心猛烈に喜んだ。そして、特別指定区域エリア内にあるモノが隠されて
いるのを知っていてそれを確かめて見たいとずっと思っていた。月面基地のセンサーでは巨大なモノとしか
感知察知出来ない理由に何か秘密があると。

そしてそんな内心を見抜くスキャナー仲間達は誰一人おらず
9Sは右手を上げて「僕が特別指定区域エリアの管轄任務の担当をするよ! 僕が1番の適任者でエリア区域の全域を把握しているからね。」

9Sはスキャナータイプでも他のスキャナー仲間よりもすべてにおいて有能で実戦にもたけており
9Sの性能は自分達とは桁違いと認識されているので9Sの発言に誰も異論反論が出来ない。


スキャナー仲間達の総意を得て9Sが特別指定区域エリア管轄担当任務に就く事が決まり、内心ルンルン気分で
スキップをしたくなる衝動を必死にこらえながら自分の直属の上司である基地の司令官に報告をする為に
冷静であるかのように歩く他のスキャナー仲間には冷静沈着で、その歩行姿さえも勇敢に見えてスキャナー仲間同士で
9Sが勇者のように見えた。


9Sは草が生(お)い茂(しげ)った先に大きな木の下には草木がおいしげっており地面に横たわり眠っているように見える。
高身長の人影?らしき存在を認識と確認をスキャンをした。
確かに以前からこの大きな木は認識していて、時期によっては鳥が巣作りをするのも知っている。
9Sは危険がないか周り一帯をセンサーで感知。 少しづつ横たわり瞳を閉じ眠って居る高身長の人影らしき
存在のそばへゆっくりと近づいて行く。
その男性は銀髪で女性のように長髪で銀の髪の毛が陽射しを浴びてキラキラと幻想的に輝き
瞳を閉じて眠って居るかのように見えた。 9Sは男性らしき存在の人体をスキャンした生きている?男性が着ている服装は立派な肩アーマーが付いた黒い長いマントを衣服のように着ている。金属と革が癒合した材質かのような
実戦タイプの立派な黒いブーツ。

9Sは男性の顔をじっと見つめる。 その横顔は見た事はない、だけど危険を感じない。
9Sの感情の奥に隠していた、自分自身でさえもそれをどう形容するのか、どう言うのかジレンマだった。
その感情が開放される。9Sは思わず自分の心臓に右手を当てて深く深呼吸した。


アンドロイドには人間が言う心があるのか? 誰かを好きになり愛する存在がもし、現れたら自分は愛と言う感情を
その愛する存在にどう伝えられるのか、愛と言う言葉に9Sは惹かれいて愛し愛されたい。アンドロイドには感情を持つ
事は禁止されているが、感情を強制的に消去されるわけではない。ただ暗黙の了解的なルールでアンドロイドにも
個人が尊重されている証であると9Sは認識している。アンドロイドにも個性があり性格も個々で異なる。


9Sは思う人類はなぜ自分達と同じようにアンドロイドにも感情を持たせたのか?その意味を理由を知りたいと。





9Sは男性にただのいつもの興味や、任務の責任ではない今まで感じた事のない感情が胸の奥が強くじんわりと
暖かく感じる。もしかしてそれは人類の言う心が反応している証拠で男性の眠る横顔を見つめているとなぜか安心する。
自分が人類の言う心を有している証明で、愛と言う感情を宿された証で愛情と言う感情を知る時を迎えたと。
9Sはおそるおそる男性の右手に触れて自分の右手の手のひらをそっと重ねた。
9Sは心に愛を願った早く目覚めて、僕に気がついてその美しい瞳で見つめられたい。そして、感情の奥にある扉を開いて欲しい。
大好きで愛し大好きで愛される存在と出逢いたい────  そのジレンマが愛と言う感情に変わる瞬間



男性が美しくしい唇(くちびる)で静かに呼吸を始め9Sが男性の右手に重ねた9Sの小さな手のひらから、男性の体温を
感じる。優しいぬくもりで、ぬくもりと言う言葉が9Sは好きだった。その言葉は知っていたが、
その、ぬくもりを初めて知り嬉しいのにせつなく感じる。ぬくもりをずっと感じていたい。全身で抱きしめてみたい。

そして、男性のまぶたがひらき、9Sの手を払いのけるではなく男性は9Sの方に顔を向けて優しく微笑んだ。
その男性の瞳は美しい宝石?人類がこよなく愛し語り継いでいた伝説や神話に人智を超えた神だけが有する
幻のクリスタルのような美しき輝きその瞳を見つめていると、とおい神話の世界に誘われるかのように感じた。

男性はそんな9Sを脅かすこなく、お互いに静かに瞳をみつめあい言葉を発せずとも会話せずも
男性と違和感なく感情を交わしセフィロスと9Sは通じ合えていた。 男性は9Sの手を愛おしく握り上半身を起こした。
男性は9Sと初めて会話をした。


男性は9Sを穏やかな優しい瞳で見つめ会話を始めた。
「正式に自己紹介をしょう。私の名はセフィロス。時の迷い人と言うのかも知れない。」
9Sはセフィロスと名を名乗った男性に返答した。
「初めまして、セフィロスさん。僕の処に来てくれて嬉しい! ここはね。地球て言う世界。でね、
僕の名前はナインズて言うの。だから、僕をナインズて呼んで♪」
そういと9Sは勢いよくセフィロスの胸元に飛び込むようにセフィロスを抱きしめた。ぬくもりを感じたかった。
セフィロスはそんな9Sを困った瞳で見つめているが、9Sの小さな体が自分の胸元に身を寄せ
自分の体温を感じ孤独だった心が安らいでいるのが伝わってきてむげにできず、セフィロスは自分も
両腕で9Sを深く抱きしめた。


                                            




                                                      初めて出逢ったのに初めてではない



その感情にセフィロスは感謝した。


9Sは元気良くセフィロスの胸元から顔を上げて嬉しい声でセフィロスに言う。
「ここの広範囲のエリアは特別指定区域エリアで僕の任務で管轄しているから、僕以外の部隊員のエリア内への立ち入りは
不法侵入行為とみなし罰せられるから他の部隊員は立ち入り出来ないしてこない。だから安心してね。
僕の秘密基地に行こうよ。そこで暮らせば大丈夫。僕がセフィロスさんを守る。だから、僕と一緒に秘密基地に来て。」

9Sはセフィロスが驚くほどに俊敏に動き立ち上がって、セフィロスの右手をぐいぐい引っ張る。
セフィロスは9Sの言葉を聞き困ったような笑顔で無言でうなずいた。
セフィロスが立ち上がるのを9Sは楽しく見ている。セフィロスが何かを言う前に
9Sはセフィロスの右手をギュッとにぎり。
「早く行こうよ! 絶対にセフィロスさんは気に入ってくれるはず。居心地が良い場所ですごく景色が素敵なんだ♪」
そう言うと無邪気な声と裏腹にとてつもなく素早く走りだす。セフィロスもその素早い走り合わせるように走る。
周りの景色が高速で流れるのをセフィロスは横目で見て9Sの素性と正体は全て認識し把握(はあく)している。
この地球と月の秘密も。なぜ、人類が滅んだのか全て地球の根幹から伝わり知り人類が存在しない理由を知った。 

だからセフィロスは9Sを見ても驚かなかった。  それは長い歴史  死に至るウィルスにワクチンを作れず伝染病として
人類をむしばみ大勢の人々は伝染病で命を落とした。人類はどうにか策は講じたがそれも微力な対策だった。
ごくわずかに生き残った人類はアンドロイドを作った。恐ろしい魔物が出現して一部の人間が人体を改造し
自分と同じように幼い子供達が一部のご都合主義が科学を悪用した大人により尊い幼い命を犠牲にしたが
科学者達は罪の意識なく幾度も人体改造が失敗を繰り返し続けて、兵器として人体改造に成功した。
セフィロスは一人の少年の悲しい運命を知り、人類の業の闇深さを思い知る。 その少年が今も姿を変えられたまま
この地に存在している事も。 

人類と死に至る伝染病 人間が自分達に似せて模造し作ったアンドロイド 魔物との戦い  
そして、残り少なくなった人類に新たな敵が宇宙からやってきた人類はそれをエイリアンと名称し
人類はアンドロイド達と共に戦いに明け暮れた。その結果、人類は全滅し地球を侵略したエイリアンは
自分達が製造しネットワークでコントロール支配していた機械生命体に滅ぼされた。


人類は滅び去ったが、そうなると見越し人類は月に基地を作っておいた。人類が完全に消滅したと同時に
サーバーに仕組まれた自動プログラムの発動。人類が月に逃げてアンドロイド達を支配し基地に存在するかのように
偽造しアンドロイド達を使い地球の地上全ての生命体を滅ぼす計画を発動させた。地球の破壊は出来ないが人類が
存在した痕跡を完全に消滅させるための無意味な人類のエゴ。それを人類はYoRHa計画と名付けた。


そして、今は人類の忘れ形見のアンドロイド達とエイリアンの遺物(いぶつ)の機械生命体達が唯一存在し続けている。


人類を護るようにプログラム思考をインストールされて残されたアンドロイド達は人類が残した遺言を
遵守(じゅんしゅ)し人類を護ると言うと人類が残した遺言を果たそうとしている事。
それは地球の地上に残された全て生命を無に帰するようにプログラムは仕組まれている。
プログラムは人類の計画通りに秘密裏に発動しておりアンドロイド達は知るよしもない。
セフィロスは自分の運命をどうゆだねるか、かつて人類が観ていた青く澄みわたる広く大きな空を見上げ思いめぐらした。


     




                                              セフィロスが自分は時の迷い人と言ったが
                          その言葉をセフィロスに伝えたのは自分を救った光がセフィロスに伝えた言葉。



    
短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』プロローグ  end.












セフィロス様を慕い愛する腐女子の皆様へ。

2024-04-21 21:21:00 | 腐女子の御伴
ぱんぱか〜ぱーん♪  この日を喜びたいです。  エェ、もぐ菜の妄想思考が復活脳内で湧き上がりました。

ここ数年間は妄想する事さえ出来ない、自分には妄想癖が必要なくなったと思ってました。本当だよ。

ここ1ヶ月もぐ菜の妄想癖が復活しました。 詳しい事はあとがきでめちゃめちゃ書きたれ流します。おもくそ長く。


セフィロス様の言う通り、私は思い出などにはならない。私に思い出ではなく今もこうしてそばに存在してくれてた。
                                              それのお礼にセフィロス様に
                        短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』

セフィロス様を慕い愛する腐女子の皆様が少しでもお気に召して読んでくださると嬉しいです。

時間は少しかかりましたが、セフィロス様を慕い愛する、いち腐女子としてこうして自分のブログで自分が思う
夢小説を書き発表出来ることに心から嬉しく思います。  この後にすぐに公開します!数分間かかるけどよろしくです。