もぐ菜のみっしり茶匣(はこ)院

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短編 夢小説 Ni e R:Automata セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』 【哀刀 マサムネ】

2024-04-21 21:41:00 | 腐女子の御伴

       ⭐︎個人の妄想癖で書いております⭐︎腐要素アリだけど激エロはない微妙なふんわりBLテイスト♪

NieR:Automataゲーム本編のネタバレ要素もあるので読む際には気をつけてくだされ。無理な方はこの場で帰投。

                                     おk了解、承知した脳内カオス化された腐女子さんはどうぞよろしく。



                  短編 夢小説 NieR:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』  

                                   
                                                           【哀刀   マサムネ】




9Sは月にある月面基地のバンガーの司令官が居る司令塔の司令室に居る。司令官の直々(じきじき)の命令だった。
司令官は司令室の真ん中に設置された一段高くなっている所で、指示を出す時にその場所に立つ。
それを見た9Sは察知した。特別任務命令が僕に下される。と。
司令官はそんな9Sを見て微笑むが、司令官は内心思う。

なんて聡明な9S。私が任務命令を話す前から既に察知しておる。さすがヨルハ部隊で実力1番のスキャナー。

「9S、特別指定区域エリアの管轄管理と確実な情報収集と迅速な情報共有の任務の働きを感謝しておるぞ。9Sお前は
私が話す特別任務内容を察知しているだろう。 お前が事前に特別任務内容を調べたのを疑って居る訳ではない。
司令官として9Sお前の素質を、知っているから安心して欲しい。」

9Sは司令官にセフィロスの存在と自分の関係を知られてないと察知。 僕達の事を知ったらこんな穏やかには
ここには呼ばれない。司令官の労(ねぎら)いの言葉を聞き9Sは一礼をした。そんな9Sを見ながら司令官は言う。

「9S、3ヶ月後にヨルハ部隊の特別編成部隊でヨルハ部隊の部隊長と特別編成部隊達が地球に降下し特別任務をする。
それで、9Sお前はヨルハ部隊特別任務部隊達が安全に地上に降り立つ為に、広範囲な周辺区域を事前に調べて
もらいたい。あそこの区域で巨大な機械生命体の微量であるが、月の基地のセンサーで察知した。
今、9Sお前が管轄管理している特別指定区域を廃止しする。今日明日の話しではないので安心しなさい。
準備が色々とあるだろう。準備しつつヨルハ部隊達が安全に降り立つ為に、9Sお前の働(はたら)きに期待している。
9Sお前は素晴らしい、誰よりも任務を安全に務め他の部隊員達が活動が出来るように常に周りをサーチして
リスクと危険を熟知しておる。」

「ありがとうございます。僕達スキャナータイプは非力なのでスキャナーの能力だけなので、情報収集と迅速な情報共有を
心がけています。  人類に栄光あれ」と言うと司令官も9Sと同じくヨルハ部隊同士が人類に忠誠の意を込めて
ポージングして司令官も言う人類に栄光あれ。と。

それを見て9Sは司令官に一礼をして下がり司令室から去って行く。そんな9Sの後ろ姿を司令官は見つめ思う。
他のスキャナータイプから較べたら、大人なびた気がする。戦闘用ゴーグルの下の素顔は何か強い意志を感じる。
お前が、今回のヨルハ部隊地上降下の特別任務のキーパーソンになる。だからこそ、
9Sお前が私達が背負う宿命を成し遂げられると信じている。頼んだぞ9S。


9Sは小型宇宙船で地球に戻る、早くセフィロスの元へ。

地上に基地があり小型宇宙船で着陸して、格納庫に納めてコンソールパネルに入力を済まし基地から出た。
基地内部に他のアンドロイド達の姿が見えない。気配と存在を感じない。前は各種様々なタイプのアンドロイド達が
居たのに、基地内部が物音がしてない。

9Sはなにか異変が起き始めていると察知した。残された3ヶ月…… それをどうするかは全て決めてあり準備を
すでに整えてある。後はスケジュールの微調整をして、セフィロスに話す時が来た。9Sは自分の胸に手を当て
光に伝える。僕達に力を貸して僕達が永遠に穏やかに平和に暮らせる場所に導いてお願いだから……。


9Sはセフィロスの気配を特別指定区域エリア内から感じない。屋敷に居ない。セフィロスは時々、特別指定区域エリア内を
散策するがそんな気配を感じない。9Sは何か言葉では言いあらわせない、感情に怖く感じる。何かがセフィロスを
捕らえようとしている? その何かが察知が出来ない。いつもならセフィロスの気配を感じるのに、何かが阻(はば)む
かのように遮(さえぎ)られ、まるで拒否されているかのようにも感じる。9Sはあらゆる場所をスキャンしながら
走る。心でセフィロスの名を呼びながら全力で走る。

9Sはセフィロスと初めて出逢った場所にたどり着いた。 遠くから大きな木のたもとにセフィロスの影を見た。
セフィロスの気配がまるで今まで感じた事のない気配。自分の知らないセフィロスに感じる。
9Sがセフィロスの正面に立つ。ほんの少しの距離がなぜか遠く感じるのはなぜ?

無言でセフィロスはまぶたを閉じたままで微動もしない。 












 9Sはセフィロスのまぶたが閉じているのに瞳を見つめた。

そしてセフィロスは、ふせたまぶたをゆっくりと開らく。 いつものセフィロスの聴き慣れた声ではない声で言う。

「ナインズ、私を愛している。私を愛する者にしか出来ない事がある。ナインズ、私にとって唯一の光であり希望。
私はこの地球を侵略して来たエイリアンの上位亜種(あしゅ)でジェノバと呼ばれる星を侵略し乗っ取る生命の
細胞を体内に宿された身。私が自我を失い、ナインズの大切な仲間達を殲滅(せんめつ)し、地球を乗っ取るだろう。
私が自我を失う前に、ナインズ、私を殺してくれ。自分では、マサムネの刃がかすめても傷も付かなかった。
マサムネをおいてマサムネの太刀の先端に指をかすめたら、傷ができ血が一粒流れて傷はふさがった。
自分自身では自決できぬ。ナインズ、私のマサムネで私の心臓に突き刺せ。それが出来るのは、ナインズだけだ。」

セフィロスの言葉を聴き、泣くのを必死におしこらえ耐えた。 9Sは激しい哀しみをあらわにセフィロスに言う。

「ねぇ、なんで話してくれなかったの? 僕達は心と心が通じ合えて胸に宿る小さな光のかけらを僕達は光から授かった。
どうして自分がそうなってしまうと思うの?僕が大切だから殺せておかしいよ。僕はセフィロスを愛している。
そうさせないからね。なんでなの?僕の事が大嫌いになったら、大嫌いになったって言ってよ!
つらいよ… こうして一緒に過ごして愛を重ねた日々は何? 僕はセフィロスと出逢う前は見てた世界には色なんて
無くてうすらぼんやりとした黒色の世界の景色を見てた。セフィロスと出逢って僕は初めて彩色の世界の景色を
見たんだよ。 ねぇ、僕はセフィロスにお願いしたよね? ずっとそばに居て欲しいて。
僕のお願いなんてセフィロスには────  」

そう言うと泣きじゃくりその場に身が崩れ落ちるようにしゃがみ込む。地面に顔ふせて全身を震わせ居る。

セフィロスは、また、あやまった決断をした事に気がついた。そう、9Sを愛していると言いながら自分の事だけを
考えていた事に気づかされた。光はセフィロスを静止させようと伝えてきたのにそれを否定した。

セフィロスが手で握っていたマサムネの柄(つか)は消えた光がマサムネを鞘(さや)に収めた。

光がセフィロスに伝える。ナインズを哀しませて泣かせないで。
セフィロスがナインズを愛しているとちゃんと伝えてあげて。

光にさとされセフィロスは両手を広く広げて地面になきふせている9Sをそっと優しく両手で9Sの小さな身体を支え
立たせた。 セフィロスは片翼の翼をゆっくりと広げ、うつむいた9Sの顔に優しく触れ顔を上げさせた。
そして、まっすぐに9Sの瞳を見つめるセフィロス。泣きじゃくり瞳が真っ赤になって泣きはらした顔の9Sに
優しく微笑み9Sの小さな細い身体を抱き寄せながら、セフィロスは9Sの唇(くちびる)に自分の唇(くちびる)を寄せた。
9Sはセフィロスの瞳と自分の瞳が今にもくっつきそうな距離でセフィロスに優しく見つめられて居る事に気がついた。

      



                               ナインズ、愛している。私を愛して欲しい。永遠(とわ)に。


そう言うとセフィロスは9Sの唇(くちびる)に愛の接吻(せっぷん)をすると片翼の翼で自分自身と9Sを包み込んで
9Sの身体を優しく地面に横たえ2人はまるで黒いマユの中に居るかのように見える。

二人は光に導かれるように2人の愛を重ね合わせてお互いの気持ちは同じであると抱きしめあった。




                         短編 夢小説 Ni e R:Automata  セフィ×ナイン 『蒼き空の海の彼方へ』


                                                             【哀刀  マサムネ end,】









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