あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

憲法の「憲」とは?

2018-03-29 05:59:07 | 雑学雑考
毎日、憲法論議が新聞に載っています。

でも、ちょっと待って。

「憲法」の「憲」って何?

聖徳太子のころからある「憲法」は、いうまでもなく、最高法規を表します。

ではそもそも「憲」の意味は?


漢字を上下に分けて考えてみましょう。

上半分
 →「うかんむり」+「圭」で、「かごなどを上にかぶせる」とか「勝手な動きをおさえる」「無秩序な状態を押さえる」という意味になります。

下半分
 →「目」+「心」で、「人の心を見る」という意味になります。

両者を総合すると、「憲」は「目や心の無秩序な動きをおさえこむ」という意味になります。

「憲兵」は、兵士の勝手な動きをおさえる部隊を指します。

ですから「憲法」は、「無秩序な法であれば押さえ込む」という意味で、法の番人的な役割を果たしているのです。

よく「憲法は政府の横暴を規制するもの」と説明する人がいますが、正しくは、「憲法は横暴な法律を規制するもの」です。

「法」をつくるのは国会の仕事です。

憲法は、直接的には国会を規制しているのです。

もちろん、その法に従って政治をする内閣(政府)を規制することになるのですが・・・。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。