かかりつけ近所の獣医さんが
純血の猫ちゃんはこういう病気に
かかりやすいんですよと言った。
チロは純血ではないが
父猫ゴンはロシアンブルー
母猫テトはベンガル
と純血同士の子供だった。
そっくり兄弟のチマが腎不全で
子猫の頃に死にかけたことは以前の
記事でアップした通り。
まさか成猫で2歳の手前のチロに
こんな事が起きて死にかけるとは
夢にも想像できなかった。
カリウム、カルシウムなどの栄養素が
何らかの原因で膀胱内で結晶と化して
凝固して膀胱を塞いでしまう。
そんなことこちらは分からなくて
食事は全く手をつけないし
水分も取らないし
トイレに頻繁に行くがしっこも
ウンチもした形跡がない。
2日目の夕方には歩けなくなり
横になってぐったりしてしまう。
3日目が平日であって病院に連れて
来なかったなら
その日のうちに死んでいたでしょうと
獣医さんに言われた。
幸い3日目の朝が土曜日で
ぐったりして舌が口から出っぱなしで
目を閉じて虫の息になった。
連れは死んじゃ嫌だと抱きしめて
泣き叫んでしまう。
ダメだよ、お金の問題じゃないから
すぐ診てもらおうと駆け込んだ。
獣医さんはお腹を触診して
膀胱のあたりがパンパンで
エコー当ててすぐわかった。
尿道から細い管を入れて
注射器で吸い取ってくれた。
血に染まったしっこが大量に
出てきた。膀胱が破裂しそうで
内出血していたらしい。
膀胱内のしっこを全て取り除いても
意識は戻らなかった。
血液検査の結果、しっこが腎臓に逆流して毒素やカリウム等の栄養素が血液中に異常に増えて相変わらず危険な状況だという。
膀胱には管を入れたまま
静脈点滴をやり続けての入院となった。
その翌日、意識は取り戻したが
ほとんど動けない食べられない。
血液検査の結果、悪い数値が改善
されていない。
入院が5日目にやっと数値が改善
され始めて退院するが、毎日
点滴か皮下注射を打つため
朝か夕方通院が10日間くらい続いた。
尿路結石を防ぐための食事しか
与えられなくなった。また水分は
人が飲むような天然水はダメ。
浄水器の水もよくないとのこと。
水道水をあげてくださいといわれた。
腎臓は人と同じで一度壊れると
再生しない臓器らしい。
2週間かけて幸いにも血液検査の
数値が健康体の数値にギリ戻った。
チロにだけはヒルズの尿路結石予防
の高価な食事与えている。
今のところこの4ヶ月異常なく
普段の生活送れているのでひと安心。
生後半年は過ぎていない頃のチロ。
小さい頃から身体が1番締まって体型がいい。とにかく治って良かった。
今は、以前と同様に飛び跳ねて
兄弟とじゃれあって元気に過ごしている。
今年の夏は、梅雨明けからいきなり
猛暑日になって身体が慣れていない。
にゃんこ達も食欲が落ちて
ゴロゴロ寝る時間が増えている。
にゃんこ達を遊ばせる施設なんて
ないよな〜