ある数学愛好者のひとり言

数学好きな私がひとり言をつぶやきます。

方程式の実数解周辺に関する問題 ~2024年度後期日程の北海道大学理系入試より

2024-03-24 00:00:03 | 数学・数学教育

2024年3月24日(日)

 

 北海道大学の入試問題から,1問とりあげてみた。理系の問題としては取り組みやすい問題であるので、

本問題を取りあげてみた。本文の冒頭部分に書いた通りである。

 なお、

    (k-1)x²+(k+1)x+(k-1)=0

k=1のときに1次方程式であり、k≠1のときに2次方程式であることに留意してほしい。

 

 

 

 

ちょっと休息 

(1)3月21日(木)のfacebook投稿から

 今日は小川陽子先生の最後のセミナー『百人一首の世界』に参加しました。9時30分から、zoomに

よるオンラインでのセミナーでした。

 今日は、89番、99番・100番の和歌でした。

  89 玉の緒よ絶えなば耐えねながらへば氏のぶることの弱りもぞする   式子内親王

  99 人もをし人もうらめしあぢきなく世を思ふゆゑに物思ふ身は     後鳥羽院

  100 ももしきや古き軒端のしのぶにもなほあまりある昔なりけり      崇徳院

 89の和歌は、式子内親王藤原定家との関係でいくつかの伝説を生むきっかけになったものである。

 99,100の歌は、貴族が政治を動かしていた平安朝を懐かしむ和歌となっている。99,100の和歌の読

み人は、親子の関係にあり、1,2の和歌の読み人である天智天皇と持統天皇も親子である。平安朝の天

皇が天智系であることを考えると、小川先生が最後にまとめられた

 『(百人一首とは)2組の帝王親子と冒頭と末尾に配置し、平安朝という貴族の理想世界を、伝統的な

貴族文化である和歌によって表現する=ひとつの作品世界』

の意味がよく理解できます。なお、99,100の和歌は定家の『百人秀歌』の中では選ばれておらず、後の

人によって『百人一首』に追加されたとの説が有力です。

 小川陽子先生、一年間ありがとうございます。

 

(2)3月23日(土)のfacebook投稿から ~未だに教育現場に残る「江戸しぐさ」 

 虚偽の歴史「江戸しぐさ」は教育現場から追放されたと思っていましたが、今でも残っているのですね。
 
虚偽の歴史を基に道徳を教えることは、ナンセンス。
 

 

コメント
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