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マウスの涙腺、唾液腺を再生=将来はヒトiPSから実現―東京理科大など

2013-10-02 13:00:08 | 日記

マウスの涙腺、唾液腺を再生=将来はヒトiPSから実現―東京理科大など

時事通信 10月2日(水)9時22分配信

 涙腺や唾液腺を切除した成体マウスに、マウス胎児の幹細胞から試験管内で生み出した涙腺や唾液腺のもとを移植して再生させる実験に、東京理科大の辻孝教授らが成功した。研究成果が論文にまとまり、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに2日発表された。
 この実験は、涙の分泌量が減り、重症化すると角膜障害で視力が低下するドライアイや、唾液が減って口内が乾燥し、食物をのみ込めなくなったり、感染症にかかったりするドライマウスの再生医療実現が目的。
 辻教授は「人の場合は胎児の幹細胞を利用できないので、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を涙腺や唾液腺のもとに誘導する技術を開発したい」と話している。
 ドライアイとドライマウスは、高齢化などで患者が増えているが、現在は人工の涙液や唾液を使うなどの対症療法しかなく、根本的な治療の実現が期待されている。 
 この実験は、胎児段階でさまざまな器官ができる過程を試験管内で再現する「器官原基法」の応用。2種類の幹細胞をコラーゲンの中で重ね合わせて立体的に培養する。マウスでは毛や歯の再生実験にも成功している。
 涙腺の実験は共同研究者の平山雅敏慶応大医学部助教、唾液腺の実験は大塚化学の子会社「オーガンテクノロジーズ」(東京都千代田区)の小川美帆研究員が中心となった。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131002-00000023-jij-sctch
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