値付けから販売、集荷、配送までやってくる不要品処分サービス「Sold」
japan.internet.com 8月12日(月)6時2分配信
いわゆるスマホから使えるオークション出品代行サービスが Sold だ。素敵なのは出品者の作業を最小化してくれる点である。
処分したいものの写真を撮ってちょっとした説明を加え、Sold にスマホからアップするだけでいい。そうすると Sold が独自のアルゴリズムで「これはこのぐらいの値段で売れそうだけど出品しますか？」と教えてくれるのだ。
それで良ければあとは待つだけだ。売れたら集荷にも来てくれるという親切さである。
運営する方は大変じゃね？と思わないでもないが、これぐらい簡単だったらちょっと使ってみようかな、という気にもなる。今後の動向を見守りたいですな。
サイト名：Sold
http://usesold.com/
記事提供：百式
クロマグロは青と緑に敏感 餌を捕るため進化…ゲノム解読で判明
産経新聞 8月4日(日)15時0分配信
クロマグロは餌の魚を見つけるため、青や緑の微妙な色の違いを見分けられるように進化したとみられることを、水産総合研究センター（横浜市）などの研究チームが初のゲノム（全遺伝情報）解読で突き止めた。生態の解明や養殖技術の改善に役立つという。米科学アカデミー紀要に発表した。
研究チームは視覚に関わる網膜の遺伝子を分析。緑の光に反応するタンパク質をつくる遺伝子は魚類で最多の５種類で、青い光の場合も２種類と多く、これらの色を細かく見分ける能力に優れることが分かった。
これらの遺伝子は、マグロの仲間が出現した数千万年前に集中的に進化したことも判明。餌となるサバやイワシなどの魚は、海中で見分けにくい青や緑の保護色で身を守っていることから、高い捕食能力を獲得することで生存競争を勝ち抜いてきたらしい。
クロマグロは乱獲で絶滅が懸念されており、養殖の重要性が高まっているが、いけすの網に衝突して死ぬことが多いという。
同センターの乙竹充水産遺伝子解析センター長は「網を見分けやすい色にすれば衝突を減らせる。また、見つけやすい色の餌を開発すれば養殖を効率化できるのではないか」と話している。（伊藤壽一郎）
血液できる仕組み解明 ｉＰＳ細胞を使った研究で 京都大
産経新聞 8月2日(金)10時38分配信
京都大ｉＰＳ細胞研究所の江藤浩之教授（幹細胞生物学）らのチームは１日、血液疾患の患者から作製した人工多能性幹細胞（ｉＰＳ細胞）を使った研究で、赤血球などができる仕組みの一端を明らかにしたと発表した。米科学誌・ジャーナルオブクリニカルインベスティゲーションの電子版に掲載された。
血小板を作るために必要なタンパク質が赤血球を増やすのにも役立つことが分かったといい、ｉＰＳ細胞から輸血用の血液の成分を作る研究への応用も期待されるという。
江藤教授らのチームは、生まれつき血小板などが少ない難病の患者から作製したｉＰＳ細胞を血液のもとになる細胞に分化させ、病気の状態を再現することに成功。血小板を作るのに必要なタンパク質の一種「トロンボポイエチン受容体」を補ったところ血小板だけでなく、赤血球の数も増えた。これまではマウスの細胞を使った実験で研究していたが、このタンパク質に赤血球を増やす働きがあることは分かっていなかったという。
江藤教授は「マウスと人間とでは異なる部分も多い。今後、人間のｉＰＳ細胞を使って血液ができる仕組みの解明をさらに進めたい」としている。