以下は201//1/31に発信した章である
鳩山由紀夫が韓国で何を行っているのかを初めて知った人達は、呆れ果てるだけではなく心からの怒りを、と題して2018-11-22に発信した章が、今、僅差で検索数ベスト2に入っている(アメーバ)。
今日、産経新聞で阿比留瑠偉記者の連載コラムを読んで、鳩山由紀夫が韓国で何を行っているのかを初めて知った人達は、呆れ果てるだけではなく心からの怒りを覚えたはずである。
この鳩山由紀夫も東大卒業なのである。
東大に入って出てきたからと言って、まともな見識を持っているなどと考えてはいけない事の、これ以上ない実証だろう。
韓国の背中押す鳩山元首相
予想通りとでもいうべきなのか。韓国政府は21日、慰安婦問題をめぐる日韓合意に基づき設立された財団の解散を発表した。
国際協定も約束も守ることができない国など、もはや相手にする必要はないし、本当は言及もしたくない。
ただ、韓国がここまで増長し、自分勝手に振る舞う背景には韓国の背中を押し、そそのかす日本人がいることが情けない。
その代表が、韓国では「良心政治家」と呼ばれている鳩山由紀夫元首相である。
日韓合意「再協議を」
「最大の問題は、2年前韓国側か『最終的かつ不可逆的に解決した』などという合意をするべきでなかったことだ。謝ったから二度と謝らないからな、と言う意味を持つ合意をなぜ韓国政府が呑んだのか。韓国の国民が怒るのは当然ではないか」
これは今年1月、鳩山氏が自身のツイッターに記した言葉だ。
日韓合意による決着にけちをつけ、韓国側をあおり立てている。
曲がりなりにも日本の首相を務めた人物が、である。
韓国紙によると、10月に名誉政治学博士の学位を受けるため訪問した釜山大学では、やはり日韓合意について「再協議すべきだ」と主張し、こうも述べた。
「(不可逆的という表現は)韓国国民に高圧的というイメージを与えたし、韓国国民の感情を傷つけた」
また、今月16日には韓国京畿道で開催された徴用工問題などをテーマにしたシンポジウムで、韓国最高裁が日本企業に賠償を命じた判決に関してこう述べた。
「日本企業や政府は、厳しく受け止めなければならない」
こんな追従めいたことばかり言っていれば、韓国では喜ばれるしちやほやされることだろう。
本人は「いい人」を演じられて気持ちがいいかもしれないが、鳩山氏のような存在が日韓関係をこじらせ、悪化させてきたのではないか。
いくら日本政府の見解とは全く異なるといっても、「日本の元首相もこう話している」と韓国側が日本の実態を勘違いし、現在のように無理筋で恣意的な主張を繰り返せばどうなるか。
日本は当然、韓国批判を強め、韓国の言うことなど無視するしかないとなるが、それがまた韓国側の反発を招き、両国間のミゾはどんどん広がっていく。
逆ギレした韓国側が竹島(島根県隠岐の島町)周辺などで海上保安庁の巡視船や日本漁船を射撃するような事件が起きればどうなるか。
日韓関係は冷え込むどころの話ではない。
鳩山氏に対しては、首相時代から世界秩序を破壊するトリックスター的な危険なものを感じていた。
鳩山氏の一見「善意」と思えるような言動こそ、日韓間に深刻な緊張を生む。
竹島「領土でない」
ちなみに刑法には、今まで一度も適用されていない重罪がある。
「外患誘致」(81条)がそれで、極刑以外の刑罰を定めていない。
条文は次の通りである。
「外国と通謀して日本国に対し武力を行使させた者は、死刑に処する」
もちろん、現在の鳩山氏の言動がこれに当てはまるとはいわないが、将来的にもあり得ないと果たして言い切れるだろうか。
鳩山氏は竹島についても「日本固有の領土と言えないことは明らかだ」と主張しており、日本政府が領土問題は存在しないという立場の尖閣諸島(沖縄県石垣市)に関しても、中国要人に対して「係争地」だとおもねった。
韓国政府のやり方は幼稚で感情的だが、それを後押しする日本の政治家の方が恐ろしいと感じる。
(論説委員兼政治部編集委員)