文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

日本の、世界の、おためごかし達に贈る、この稿は特にシーシェパードと、その賛同者に。

2011年07月06日 07時21分59秒 | 日記
何度も繰り返し読まれるべき真実。

今週号のニューズウィークには、おためごかしな論理で動く現代人…日本も、世界も…が、
何度も何度も読み返すべき論文が在る。

それはまた、芥川の、「文明のターンテーブル」、の正しさを完璧に証明してくれている論文でもある。

ビョルン・ロンボルグ(統計学者)(筆者はコペンハーゲン環境評価研究所所長で、『環境危機をあおってはいけないI地球環境のホントの実態』の著者)  文中黒字化は芥川。


今日は、世界の大半の人が知らなかった事実から抜粋する。

18世紀から19世紀半ばまで、欧米諸国の多くでは灯火用の燃料として鯨油が使用されていた。捕鯨産業はピーク時には7万人を雇用。アメリカでは5番目に大きな産業だった。
 
当時のアメリカは世界一の捕鯨大国。大量の油を生産する捕鯨産業の地位は揺るぎないと思われていた。
代替燃料としてラード油やカンフェン(テレビン油とアルコールの混合物)を推す声もあったが、捕鯨推進派は鼻で笑った。鯨油がなければ世界は暗闇の時代に逆戻りするという見方が当時は大勢だった。 

だが今では、鯨を殺すことは野蛮な行為と見なされている。
 
200年前には、環境保護運動は存在しないも同然だった。それでもボストン沖の捕鯨基地ナンタケット島から出航する漁師たちは、大量の鯨を捕るために年々遠くの海まで出掛けなければならなくなっていることに不安を感じたかもしれない。もし鯨を捕り尽くしたらどうなるのだろう、と。

…中略。

かつての欧米諸国は大量の鯨油を消費したが、鯨が絶滅しなかったのはなぜか。

…後略。
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