日本の海洋土木
アフリカで36年ぶり
マリコン(海洋土木会社)の東洋建設はケニア政府の港湾公社から大規模なコンテナターミナルの建設工事を受注した。受注額は209億円で、今秋に着工する。
日本のマリコンがアフリカで大型の海洋土木工事を手掛けるのは36年ぶり。海外での建設工事は大手が中心だったが、中堅もグローバル化を加速する。
工事はインド洋に面したモンバサ港に港湾設備を建設するもので、東洋建設が単独で受注した。日本政府が国際協力機構 (JICA)を通じて供与する円借款によって整備するため、工事費の未回収リスクは低い。しかし軟弱な地盤の改良工事などが伴い、技術的な難易度は高いという。
桟橋式の岸壁や15棟の港湾設備、50ヘクタールのコンテナヤードなど物流インフラを一式そろえる。4年後にコンテナ貨物の物流拠点を整備することで、モンバサ港のコンテナ貨物取扱量は4割近く増える見込み。
東洋建設は海外工事の売上高を2011年度からの3年間で過去3年の実績よりも8割増やし、550億円にする目標を掲げる。
今回の大型工事の獲得によって目標達成の可能性が高くなる。
東洋建設がアフリカで工事を手掛けるのは初めて。日本のマリコンが工事費200億円以上の大型案件をアフリカで手掛けるのは、1970年代の五洋建設によるエジプトでのスエズ運河拡張工事以来となる。
アフリカで36年ぶり
マリコン(海洋土木会社)の東洋建設はケニア政府の港湾公社から大規模なコンテナターミナルの建設工事を受注した。受注額は209億円で、今秋に着工する。
日本のマリコンがアフリカで大型の海洋土木工事を手掛けるのは36年ぶり。海外での建設工事は大手が中心だったが、中堅もグローバル化を加速する。
工事はインド洋に面したモンバサ港に港湾設備を建設するもので、東洋建設が単独で受注した。日本政府が国際協力機構 (JICA)を通じて供与する円借款によって整備するため、工事費の未回収リスクは低い。しかし軟弱な地盤の改良工事などが伴い、技術的な難易度は高いという。
桟橋式の岸壁や15棟の港湾設備、50ヘクタールのコンテナヤードなど物流インフラを一式そろえる。4年後にコンテナ貨物の物流拠点を整備することで、モンバサ港のコンテナ貨物取扱量は4割近く増える見込み。
東洋建設は海外工事の売上高を2011年度からの3年間で過去3年の実績よりも8割増やし、550億円にする目標を掲げる。
今回の大型工事の獲得によって目標達成の可能性が高くなる。
東洋建設がアフリカで工事を手掛けるのは初めて。日本のマリコンが工事費200億円以上の大型案件をアフリカで手掛けるのは、1970年代の五洋建設によるエジプトでのスエズ運河拡張工事以来となる。