以下は、2021/1/15に出版された高山正之の最新刊、変見自在 コロナが教えてくれた大悪党、からである。
この本もまた、彼の前著作同様、世界最高の本である。
日本国民のみならず世界中の人たちが必読である。
日本国民全員は、今すぐに最寄りの書店に購入に向かわなければならない。
世界中の人たちには、私が、可能な限り知らしめる。
本論もまた、彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
見出し以外の文中強調は私。
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本論もまた、彼が戦後の世界で唯一無二のジャーナリストである事を証明している。
見出し以外の文中強調は私。
韓国でコロナが流行した本当の理由
日本近代史の都市伝説の一つに桂タフト協定がある。
「米国のフィリピン植民地化を認めよう。その代わり朝鮮は日本のものとする」という話だ。
ただ、そんな外交文書は日本にも米国にもない。
史実に照らせばこれっぽっちも真実味はない。
例えばフィリピン。スペイン支配に抵抗するアギナルド将軍に米国が独立を約束し、ともに戦った。
が、スペインが降伏すると米国は約束を反故にしてフィリピンを自分の植民地にしてしまった。 怒るアギナルド軍の抵抗は4年間も続き、40万人もが殺された。
その間、日本はアジア同胞の苦境に同情し、日清戦争で鹵獲(ろかく)した銃火器をこっそり送り出した。
山田美妙が書いた『あぎなるど』がベストセラーにもなった。
それで6人の日本人志士がマニラに潜入し、米軍に捕まってもいる。
抵抗派の大物リカルテは日本に亡命し、先の戦争で日本軍がマッカーサーを叩き出した後に故国に凱旋している。
義に篤い日本がフィリピンを残忍な米国に喜んで委ねるわけもない。
一方の朝鮮はすぐ隣にいながら性格は日本人とは真反対。
まず義を知らない。
奸計に長け、自国の戦争すら他国に押し付ける。
白村江の戦いもそう。
新羅と百済の戦争をいつの間にか唐と日本の戦争にしてしまった。
南北朝鮮が始めた朝鮮戦争も気がついたら米中の戦争にした。
そういう狡さ以上に日本人が嫌ったのが不潔さだ。
イザべラ・バードは「糞便塗れの京城(ソウル)を歩いて世界一不浄」としたが、後に北京を見て第2位とした。
汚穢度ですら世界一の座を中国に譲る。
華夷秩序への律義さだけがこの民族の取り柄に見える。
つまり日本がフィリピンとの義を捨ててまでそんな汚い国を欲しがるなどありえない話なのだ。 そう見れば、セオドア・ルーズべルトが「白人には白人の重荷があるように日本にも黄色い重荷がある」と朝鮮を押し付けてきた説の方がずっと説得力がある。
厄介な国を押し付けられれば日本の大いなる負担になる。
「日本の脅威」を削げるという読みだ。
日本はそんなお荷物はいらない。
だから伊藤博文は元駐日米代理公使ダーラム・スティーブンスの協力で朝鮮に鉄道や港湾、教育制度などインフラを与え、距離を取った保護国にしようとした。
セオドアはそんな勝手を許さない。
だから彼は伊藤もスティーブンスも暗殺させて一気に日韓併合までもっていかせた。
その途端、朝鮮をペスト禍が見舞う。
日本は改めて朝鮮の汚さを思い知った。
幸い北里柴三郎がその直前にペスト菌の正体を突き止めていたからすぐに終息させられた。
と思ったら次は腸チフスが流行り、終わったら今度はコレラが襲った。
さすが世界2位の汚穢国家だ。
で、総督府は日本の内務省に倣って防疫を警備局所管とした。
その強制力で流行地への交通を遮断し、罹患者を隔離し、集会を禁止したと総督府の記録にある。 衛生観念も教え、各戸に便所を作らせた。
活動写真で病気の怖さを教え、各村落に「防疫自衛団」を置き「自分たちで防疫」意識を高めさせた。
総督府は仁川の海港防疫を重視し、中国の船は沖泊めし、乗員の検使検査をしたうえで入港を認めた。
ただ乗船者の中の「中国人下層労働者」は一切入国禁止とした。
日帝支配10年目のコレラ禍も中国から入ってきた。
経路は取り締まりが難しい地方の港に入る漁船だった。
総督府は防疫自衛団に戸口調査をさせ、患者を見つけ隔離した。
火葬を厭って患者を隠す家もある。
それには報奨金つき密告制を採った。
おかけで最初の流行は僅か2ヵ月で終息させた。
こうした衛生観念は日帝支配後も生き残り、1970年代の外務省資料では韓国民の回虫を持つ割合が50パーセントを切ったとある。
その韓国で武漢コロナが猛威を振るう。
日帝が徹底して教え込んだ「中国人入国禁止」を文在寅がどうしても受け入れなかったためとか。 華夷に秩序があれば肺炎に死すとも可なり、か。 (2020年3月26日号)