文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

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発展目覚ましいアーメダバードで、9キロにも及ぶ歓迎パレードが行われたのは外国の要人では初

2023年01月13日 15時28分17秒 | 全般
検索妨害の犯罪に遭っていた。
再発信する。
以下は月刊誌HANADA、2017年、年末号の巻頭を飾ったインタビュー記事である。
日本国民が2017年を振り返る上で最も相応しい記事だろう。
見出し以外の文中強調は私。
安倍総理独占インタビュー
未来への新たな決断
聞き手・有本香(ジャーナリスト)
国民の信頼あってこそ
有本 
12月7日、昭恵夫人がベルギーから勲章を授与されました。
その時に昭恵夫人が、「今年はいろいろありまして」と涙ぐんでおられましたね。
編集長なんか、この一年の総理と夫人のご苦労を思って、じんときたそうです。
安倍 
ありがとうございます。
有本 
女性の社会参画推進へ貢献されたことが評価されたとか。
安倍 
安倍政権も女性が輝く社会の実現を政策の柱に掲げていますが、昭恵はそれとは別に、自分の人生をかけたライフワークとして取り組んできましたので、その点が評価され、本人もとても嬉しかったようです。
有本 
2017年は、いわゆる「モリカケ」問題では、奥様も、そして総理ご自身も大変な思いをされました。
安倍 
政治家は常に、批判と向き合いながら仕事をしていく宿命にあります。
総理であれば特にそうですね。
そういった批判のなかで、国民の信頼を失わないことが最も大切です。
そうでなければ仕事ができませんので、10月22日の選挙で勝利することができて本当によかった。
これからも謙虚に進んでいきたいと思っています。
有本 
私は「モリカケ」問題というのは、一部のメディアと野党などの勢力が協力する形で仕掛けられた倒閣運動であり、虚構だと言い続けてきたのですが、それでも一年近くにわたって、連日、あれほど執拗に、マスメディアと国会が、北朝鮮等の重要事項そっちのけで騒ぎ立てる事態を恐ろしくも感じました。
何年か前なら、この虚構で内閣が倒されていた可能性さえありました。 
しかし、いまはそうではありません。
メディアがおかしな報道をすれば、たちまちSNSを中心にネットで「それはおかしいぞ」というカウンター的な指摘が広まります。
安倍 
SNSの浸透によって、仮にあるメディアが世論を一方向に持っていこうとしても、できない時代になった。
「SNSがフェイクニュースの発信源だ」「ネットユーザーは偏っている」などの批判もありますが、これは間違いです。
むしろネットユーザーは、既存メディアの報道以外にも様々な情報を突き合わせて、自らファクトチェックをしている。 
一つのニュースに対し、たくさんの人が寄ってたかってチェックしますから、少しのミスでもすぐに明らかになってしまう。
もちろん、SNSの発達は政治家にとっても困難な面があります。
私のちょっとした言い間違いも、すぐにチェックされてしまいますから(笑)。
有本 
安倍政権にとってはサポーターである半面、厳しい面もあるということですね。
安倍 
当然そうです。
同時に、情報を発信する側が適当にまとめたような記事は、もはや通用しません。
結論ありきの記事も通用しない。
すぐに検証されてしまうので、事実に当たり、事実に基づく報道だけが通用する時代に繋がっていくのでしょう。
有本 
大メディアだけがそのことに気付いていないのかもしれません。
安倍 
メディアの報道だけではなく、政治家の言動も同様で、たくさんの人の耳目に哂され、批判に哂されながら、そのなかで正しさが証明されたものだけが残っていくのではないでしょうか。

自由貿易こそ繁栄の礎
有本 
メディアとの話というと、トランプ大統領と初めてお会いになった際に、「実はあなたと私には共通点がある。あなたはニューヨークータイムズに徹底的に叩かれた。私も朝日新聞に徹底的に叩かれた」と総理が仰って意気投合した、と報じられています。
これは事実ですか?
安倍 
ははは。私は朝日新聞を敵だと思ったことはありません。
むしろ、「鍛えていただいてありがとう」という気持ちです。
有本 
朝日はあの発言で闘争心に火が付いたのではないかと思いますが(笑)。
この初会談以来、トランプ大統領とは非常にいい関係を築かれているように拝見しています。
安倍 
世界のリーダーのなかで、私はトランプ大統領に最も早く会うことができ、かなり早い段階で率直な話が出来る関係を築くことが出来ました。
経済、安全保障、地域情勢などについて、忌憚なく意見交換する機会を持てていると思います。
有本 
一方で、トランプ大統領は就任時から、貿易について保護主義的な傾向があるのではないかと懸念されていました。
何度もお話しされて、この点はいかがお感じですか。
安倍 
アメリカは自由貿易を勝ち抜き、世界トップの競争力を維持していますから、基本的にはトランプ大統領も自由貿易の推進者だと思います。
一方で、それぞれの国の指導者は、私も含めて自国の国益を守ることが最も重要です。
そのため、貿易においては自由貿易を基礎としながらも、日本も国際的なルールのもとで様々な分野を保護してきました。 
世界全体で見れば、自由貿易によって経済のパイが大きくなってきたことは明白です。
私もトランプ大統領に、日本とアメリカが価値観を共有し、自由で公正な経済圏をアジア太平洋地域において作ることが、両国の国益はもちろん、地域の利益にも繋がるのだ、と話しています。
基本的に、トランプ大統領も私のこのような考えを否定することはありません。

長期政権で外交も進む
有本 
非常にいいお話なのに、日本のメディアでは全くと言っていいほど報じられていませんね。
2017年9月13日からの4度目のインド訪問も、日本のメディアではほとんど報じられませんでした。
モディ首相の地元であり、発展目覚ましいアーメダバードで、9キロにも及ぶ歓迎パレードが行われたのは外国の要人では初だとのことで、インドのメディアは大きく扱っていたのですが。 
今後、日印関係がますます重要になることを考えると、インド側の熱に対して日本側が冷淡だというのはあまりにも残念です。
安倍 
インド訪問時にも、5万人もの方々が私たち夫婦を出迎えてくださいました。
道路に沿って延々と続く出迎えの人波など、驚くような大歓待の様子をフェイスブックに動画で投稿したところ、多くの方が見てくださって「どうしてテレビで報じられないんだ」といったコメントが寄せられました。
有本 
つくづくおかしな話ですね。 
しかし、こうした積極的で充実した外交ができる、各国首脳との間で信頼関係を築くことができるのも、やはり長期政権によるところが大きいのではないでしょうか。
安倍 
非常に大きいと思います。
政権が一年しかもたなければ、訪問できる国も限られますし、主要国であっても一人の首脳に一度しか会えません。
これでは、お互いに振り付けどおりの会話を交わすだけで終わってしまいます。 
しかし私は、たとえばプーチン大統領とはもう20回、メルケル首相とも10回以上、首脳会談を行っています。
日欧のEPAはまさに5年越しの仕事でしたが、何度も顔を合わせて交渉し、お互いの言い分を確認することで一緒に仕事ができる。 
また、「約束を守れるかどうか」もかかわってきます。
政治においては、自身の政治力を維持しなければ約束を果たすことができません。
相手も、こちらが「言ったことを実行できる政治力があるか」を冷静に見ています。
特に、選挙に勝つかどうかは国際社会においても非常に重要です。

*こういう至極当然な観点から見ても、これまで反権力である事がジャーナリズムであると勘違いして政権打倒を繰り返して来たメディアが如何に愚かな存在で、どれほど国益を損ない、日本を矮小化して来た事かは一目瞭然。彼らの所業をほくそえんでみていたのが中国や朝鮮半島だった事は言うまでもない*

2023/1/11, at Osaka






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