昨日、有本香さんが日本保守党員と思しき人物と、言わば、やりあっていたXを見た時に、ちょっと、否、これは非常にまずいぞ、と思った。
私は政治家になろう等とは一度も考えずに人生を送ってきた。
真摯な読者はご存じのように、私は、所謂、天才と呼ばれる範疇の頭脳を授かって生まれた。
順風満帆とは正反対の人生を送った。
「君は京大に残って、君の両肩で京大を背負って立て」と、恩師に命じられた様な人間だった。
私の人生を、或る日本を代表する企業の課長は、「綱渡りの様な人生ですね」と、評した事があった。
あんまり良い気持の評ではなかったが。
正鵠を射ていたかもしれない。
440人いた同級生の誰もが信じられないと反応する、不動産業の経営者という人生を、それも大阪で選択したからである。
私は宮城県に生まれ育った。
私の母校は仙台二高である。
仙台二高というのは偏差値が73前後の高校である。
つまり、宮城県下の中学校の1,2番が進学する高校である。
極めて分かりやすい例でいえば、私の2級上の理科系出身者で当人同士が親友だったらしい二人は、数年前まで、SONYとKDDIの社長を務めていた。
大阪で不動産業の経営者となった私は、悪戦苦闘しつつも、最盛期のたった10年間だけでも、日本国に170億円超の税金を納付する仕事を成した。
2011年5月に、担当医師から「生きる確率25%」を宣告された大病を患い大阪の大病院の一つである北野病院に8か月入院した。
北野病院は京大医学部付属病院に等しい病院である。
つまり、私の同級生や後輩にあたる人たちが先生をしている。
今、本稿を書いていて思い出した事。
私は先生方と初見の時、一つだけ言った事があった。
「私は、あなた方の同級生もしくは先輩にあたる人間です。私には、やらなければならないことがあり、このままでは死ねない。何としても助けて下さい。」
彼らや、素晴らしい看護婦さんたちへの全幅の信頼が、あったからだろうが、私は、殆ど苦しみを感じずに8か月を送り、完治、退院した。
その翌年、1年365日のほぼ300日を、京都府立植物園で写真を撮影して過ごした。
2010年7月に仕方なく、登場し、書き続けている本欄を、私の後半生の仕事と定め、殆ど、1日も欠かさず書き続けている。
しかも無償で、である。
世界に70億人の人間がいる。
だが、私のような事を続けている人間は一人もいないだろう。
私には、1.26億人、70億人の為に、無償の仕事をしているという自負がある。
随分、以前に、順風満帆の人生を送って、政治家に=首相になる人生もあったわけだなぁ、と思った事があった。
日本保守党の党員になった経緯は既述の通り。
書き出した2010年以来、否、天才レベルの頭脳を授かって生まれて以来、ずっと、私は「眺望」してきた。
時々「超越」が訪れた。
その事を、私は、友人たちに、「天才は閃く、凡才は閃かない」と言って来た。
日本保守党は、政治が家業化している事を、主要問題の一つ、打破すべき事の一つに挙げている。
だが、当然ながら、その解決策は、未だ有してはいなかった。
日本保守党の誕生と、戦後78年続いた政治を変えられる千載一遇のチャンスが、同時に起きた。
私は、これを単なる偶然、ましてや、不思議な偶然などとは考えなかった事は既述の通り。
米国の後に、米国と並列して、後170年、世界をリードして行く役割を、神は、摂理として日本に与えた。
つまり、日本保守党の誕生は、神の摂理なのである。
日本保守党が神の摂理であるのは、今が、ありとあらゆる意味で緊急時だからである。
戦後78年続いた愚劣が、今、日本を壊し、世界を破滅させようとしている事を、日本中に無数にいる「国宝」は感知していた。
慧眼の士は、皆、お分かりのように、私は、今が緊急時である事を、有本さん等に認識して戴くために、緊急の提言を書いた。
その中で、「政治が家業化する」事を、絶対的に防ぐ唯一の策を見つけた。つまり「超越」が訪れたのである。
何故、私が、今年中に行われるであろう衆議院選挙で、小選挙区140、比例区には最低60人、それ以上のできるだけ多く、日本保守党の候補者を立てるべきだ、と、提言して来たか?
私は、私が唯一の人間ではないことを知っているからである。
私の同級生は440人だった。
皆、私と同等の人間である。
日本が素晴らしいのは、47都道府県に、私の母校と同等の高校があることである。
私が初めて政党の党員になった様に、47都道府県の、私と同等の人たちが、日本保守党の党員になったはずである。
私は、確かめずとも、その事が分かる。
何故なら、私が、瞬時に党員になった理由を、彼らも有している事は、火を見るよりも明らかだからである。
だから、「超越」が訪れた。
このことの土台…土台とは、こういう風に使うべきものである…として、私には、ある「眺望」が若い時からあった。
私は友人たちに、いつも言ってきた。
「理想的な社会はインディアンの社会だ。ありとあらゆる経験を積んだ(特に自然について)長老が統治する社会」
本稿では明確に言う。
日本保守党が、政治の家業化を本当に防ごうと考えている、その事を喫緊の課題であると考えているのならば、以下のような候補者選定基準を、党是として、或いは、綱領として書き加えなければならない。
日本保守党の候補者は、47都道府県を代表する高校を卒業した人たちで、各界で一隅を照らし続けて来た人たち。
今、定年退職している人達を基準とするが、定年に達しようかとしている時期にも関わらず、応募する人たちも受け入れる。
候補者は、国会議員の場合は、必要な供託金を、自分で用意できる人に限る。
地方自治体に立候補する際にも、供託金があるのであれば、自分で用意できる人に限る。
任期は、全て1期を基本とする。
次は、1期目の議員と同等の人たち、つまり、かれらの後輩を選定する。
このようにして、後170年、日本国を運営し、世界をリードして行く。
つまり、政治が家業化する事の問題も一挙に解決する「超越」が訪れた。
以下は、笑い話として書きますから、有本さん、百田さんも笑い話として聞いて下さい。
有本さんと百田さんが通われた高校は、私、及び47都道府県を代表する進学校とは、全く違う、ある面で、凄絶なものだった。
有本さんは、当たり前の事を当たり前に行動していただけなのに、異端児、問題児扱いされた。
百田さんは、大阪で最低レベルの高校だった。
加地信行大先輩が言及した偏差値5の高校に在籍していた。
それらの人間に政治を任せるなどは言語道断、論外だったでしょう。
でも47都道府県を代表する高校の卒業生は全て優秀ですよ。
もちろん、それ以外の高校の卒業生の方たちにも、各界、各層で一隅を照らし続けてきた優秀な人たちは無数にいます。
それが日本の素晴らしさなのですから。
若者、或いは、現役バリバリが政治家を志すのは、基本的には間違いなのです。
日本保守党の党員になって訪れた「超越」は、更にあります。
これも、とても重大な「超越」です。
政治は、極言すれば、党が全てであって、議員一人ひとりは関係ありません。
やたら個性のきつい議員なんぞが、ろくでもない事は、周知の事実。
世界一素晴らしい政策を掲げ、綱領を持ち、その実現のためだけにまい進する党であるかどうか、それだけ。
有本さんのXでのやりとりで、非常に気になった事、彼女の認識は間違っていると言っても過言ではない事。
人生が関わってくる…日本を救うために政治家になる事で、人生が、生活が不安になるような人たちが、国や地方を救えるわけがないではありませんか。
それどころか、そんな人たちは、否、そんな人たちが、これまで政治屋になって来たから、政治を家業化してきたのでしょう。
そんな人達が、政治で飯を食い、政治を家業化してきたのです。
カチンと来て反論したからなのでしょうが、有本さんには、あるまじき自己欺瞞、否、偽善の匂いを私は感じました。
同時に、このままでは危ないとも。
そのやりとりで、有本さんを擁護していた人たちの論にも、私は、自己欺瞞、否、偽善を感じました。
有本さんは60歳、百田氏は68歳。
日本が、「待ったなし」の極めて危険な状況だから、敢えて立ち上がったはずです。
私たちも、全く同様です。
今は、「若い人たちを育てる」だとかの偽善…厳しく言えば愚劣です。
政治の世界に、有能な若い人を振り向けるなんぞは、日本国の損失です。
党の代表であり創始者である有本さんと百田さんが、絶えず、日本保守党の政策と、綱領を磨き、チェックし、その実現にまい進する。
私たち党員も全くそうです。
一議員等なんぞは全く関係がないと言っても過言ではありません。
党が素晴らしい党であるか、その代表、その創立者が、素晴らしい哲学をもっているかどうか、それだけです。
その党の議員たちが、十二分な経験を積んだ有能な人たち、言わば、日本社会の長老であるかどうか。
政治で金儲けなぞ、これっぽちも考えていない議員たちであるかどうか。
日本保守党の政策と綱領が世界一である限り、日本保守党は世界一の党です。
2023/1/26 in Kyoto