文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

2013/8/14, 日経新聞1面から。

2013年08月14日 18時37分24秒 | 日記
2013/8/14,
日経新聞1面から。
エレベーター
アジアで増産
日立・三菱電機・東芝
都市整備需要取り込み

日立製作所はアジアでエレベーターなど昇降機を増産する。中国とタイに計4工場を新設しアジアの生産能力を、2015年度をめどに今年度計画比で4割増の10万5千台にする。三菱電機もタイエ場の生産を18年に2万台に倍増する。日立、三菱電機、東芝の日本の電機メーカー3社はアジアの昇降機巾場で計5割のシェアを握る。同地域の都市整備の需要を取り込み事業基盤を固める。

エレベーターは磁石やモーターなどの部品技術や、鉄道レールで培った精密加工技術が乗り心地や安全性を左右する。日本の電機メーカーの総合力が発揮でき、高速で静かな乗り心地は都市化が進むアジアで人気が高い。家電や半導体のようにアジア企業が追いつくには時間がかかるとされ、日本の電機各社は成長事業に位置付けている。
日立は7月、中国4番目の工場を成都で本格稼働した。広州ではエスカレーターなど2工場を新設した。タイの新工場も15年度に年間5千台の生産を目指す。インド生産も検討に入った。
三菱電機は約25億円を投じ、タイエ場の年産能力を15年度に現状の4割増の1万5千台にする。タイは日本の生産能力1万1千台を超え、中国に次ぐ拠点となる。将来は・新工場を建設し年間2万台規模まで拡大する方針だ。東芝エレベーターもマレーシア工場の生産能力を、15年度をメドに年間3千台と倍増させる。
世界の昇降機市場は12年推定で約56万5千台。15年には1割増の63万2千台に広がる見通しで、とくにアジアの需要がけん引する。
世界市場では米オーチスやスイスのシンドラーグループが2割近いシェアを握り、三菱電機や日・立が追い上げる構図だ。ただアジアに限ると最大市場の中国では12年に三菱電機がシェア2割を握りオーチスから首位を奪取するなど日本メーカーの基盤が強固だ。

最新の画像もっと見る