以下は前章の続きである。
英ネイチャー誌などが主宰するジョン・マドックス賞だ。
昨年11月、「圧力など困難に遭いながらくじけることなく公益に資する科学的理解を示した」ことで村中にこの賞が授与された。
天下のネイチャー誌が子宮頸がんワクチンに副作用などない、あるのはクララ症候群だと認めた。
そして朝日新聞こそが「圧力」をかけて正しい科学知識の普及を阻害し、善意の薬害報道を装って嘘を垂れ流したと暗に名指した。
日本のメディアの中で村中の受賞を即座に報道したのは産経新聞と北海道新聞だけ。
朝日新聞はそれをすぐに記事にせず、3週間後にこっそり中面のべ夕で報じた。
どこまでも姑息な新聞だ。
厚労省は朝日新聞にもう遠慮することはない。
子宮頸がんワクチンの定期接種を早急に復活したらいい。
なぜ休止したかの釈明が求められたら、朝日新聞のフェイク報道のせいだとはっきり語ればいい。
それにしても信州大の先生の怪しげな実験に乗っかって子宮頸がんワクチンを悪者に仕立てた朝日新聞の罪は重い。
定期接種をやめた4年間に罹患し、あるいは死亡した子宮頸がん患者にまず謝罪するのが手順だろう。
ついでに言えば、この「怪しげな人物」の言に乗って「役所が悪い」「国が悪い」と猛烈なキャンペーンを張る構造はどこかで見た記憶がある。
そう、怪しげな変態次官、前川に乗っかって騒いだモリ・カケ問題にそっくりだ。
笑えるのは去年はそのモリ・カケで新聞協会賞を狙った。
今年もネイチャー誌が出てこなければ斎藤智子で新聞協会賞受賞のつもりだったのだろう。
呆れた新聞だ。