ロットアドバイザー

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ありふれた葉っぱが年間2億円のビジネスに!

2007年03月09日 | 食品業界トピック
日本人は料理を目でも楽しむ、とよくいわれています。

例えば、お刺身の盛りつけに紅葉の葉をさりげなく添えたり、
お祝いの膳に南天の枝をちょっと飾ったり……。
こんな繊細な演出をするのは、日本の食文化ならではですよね。
こういったさりげなく添えられた葉や枝のことを料理の業界では
「つまもの」と呼んでいるそうです。
今日はその「つまもの」で年間2億円のビジネスが生まれたという事例について
ご紹介したいと思います。

(記事元:http://www.blwisdom.com/btrend2/14/


このビジネスを生み出したのは、株式会社いろどり代表取締役副社長の横石知二氏。
ある日出張先の寿司屋で、客が料理に添えられた紅葉の葉を
うれしそうに持ち帰るのを見て、ピンときたそうです。

「こんな葉っぱだったら、町にはそれこそ掃いて捨てるほど転がっている。
そんな自然の恵みが、もしかしたら商品になるのではないか」
 

こういった考えが非常に大きなポイントになっていると私は感じます。
何気ない風景を見たときに、自社(自分の周り)の資源を組み合わせたら
面白いビジネスになりそうだと考え、実際に行動に移す。
これが成功の大きな要因になっているのではないでしょうか。
 
また、もう一つ素晴らしいと感じたのは、
80歳を超えるおばあさんが見事なまでにパソコンを使いこなしているという点です。
なぜ、使いこなせることができたのでしょうか。

その理由は「特注キーボード」です。

「マウスの玉の大型版であるトラックボールと
数字のテンキーだけを抜き出したキーボードを特注し、
ご高齢の方でもあまり抵抗感なくハンドリングできるようにしたのがミソです」


という文から分かるように、パソコンを使用する上でのハードルを低くしたことが、
使いこなせるようになった要因だそうです。

今回の事例は、「ありふれた葉っぱをビジネスにする」ということと
「80歳を超えてもパソコンを使いこなしている方がいる」という二重の驚きを感じました。

日常のちょっとした光景からアイデアを見出す大切さを感じますね。
常にアンテナは立てておきたいなと思いました。