2016年8月27日 島根県
龍源寺間歩
島根県大田市大森町銀山
龍源寺間歩は、世界遺産・石見銀山遺跡の中で、唯一公開されている坑道。龍源寺間歩は正徳5年の開発で、他に永久、大久保、新切、新横相間歩とともに代官所の直営で「五か山」と呼ばれていた。江戸時代の開掘の長さは600mに及んでおり、大久保間歩についでの大坑道で良質の銀鉱石が多く掘り出された。閉山したのは昭和18年といわれ、228年間も間歩の開発が行われた。間歩の壁面には当時のノミの跡がそのまま残っており、また排水のため垂直に100mも掘られた竪坑も見ることができ、石見銀山絵巻等の展示もある。石見銀山遺跡は、1969年4月には他の銀遺跡13ヶ所とともに国の指定文化財に指定され、さらに2007年に、鉱山遺跡としてはアジアで初めての世界遺産に登録された。
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