2016年5月26日 愛知県
小牧山城
愛知県小牧市堀の内
濃尾平野の孤峰である小牧山に築城された城で、織田信長が美濃攻めを終えるまでの4年間しか使用されなかったため、急造の砦に近いものと想像されていたが、近年の発掘調査の結果で、城郭を取り巻く三重の石垣(三段の石垣で一番下の段は腰巻石垣)が発見された。そして城の南部の発掘調査では、小牧山築城によって移転してきた住民によって営まれた町割も発見され、戦時急造の城ではなく、清州城に代わる新たな拠点として築かれた城郭であることが判明した。現在は小牧山城が後に織豊系城郭と呼ばれる城郭体系の原点であるとされる。
南山麓から本丸のある頂上に向かう位置には防衛に不向きな大手道が設けられている。途中の中腹から折れのある道へと変化しており、後の安土城の縄張りとの類似性が指摘されている。
大手口から入城
▲土塁の断面が展示されている。本物だろうか?
入城すると、広場となっている。左側は土塁と思われるものが続いている
▲発掘された石なのか?
▲転落石:上から転落してきた石らしい・・
▲天守閣:残念ながら、これは天守閣風に造られた小牧市歴史館
▲石垣の裏込石
▲信長の旗印「永楽通宝」
石垣の裏込石
▼本丸石垣復元模型(小牧市歴史館)
小牧市歴史館からの濃尾平野
cosmophantom
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