2023年7月4日 京都府
百萬遍知恩寺
京都府京都市左京区田
百万遍知恩寺(ひゃくまんべんちおんじ)の歴史は今から八百数十年前にさかのぼります。浄土宗を開いた法然(ほうねん)というお坊さんが、神宮寺というお寺に住んで念仏を教えを説いたのが始まりです。法然が亡くなってから、お弟子さんである源智(げんち)というお坊さんが、師匠の恩に報いるため、「恩」を「知」らなければらなないということから「知恩寺」と名付けられました。1331年(鎌倉時代)には、地震が原因の病気が流行ったため、後醍醐天皇(ごだいごてんのう)の名を受けて、空圓(くうえん)というお坊さんが弟子たちと一緒に、7日7夜にわたって大きな数珠(じゅず)を回しながら、百万遍(100万回)の念仏を唱えました。それで百万遍知恩寺となったのです。そのあと何度か移転し、1662年(江戸時代)に現在の地に建てられました。
百万遍知恩寺に入ると、最も目立つのが大きな御影堂(みえいどう)です。先ほど紹介したように、百万遍知恩寺は1662年(江戸時代)に現在地に建てられましたが、現在の御影堂(みえいどう)は、1756年(江戸時代)に1回り大きくなっています。2017年に重要文化財に指定されました。
▼御影堂 重要文化財
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