高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ウンモンマドガ(沖縄島編11)

2009年12月14日 08時52分54秒 | Weblog
ウンモンマドガは日本のマドガ科の中では一番大きい。

初めてこの蛾に出会ったときは(図鑑ですでに見て知っていたはずなのに)こんなに大きいのにこれでマドガ科なのかと一瞬疑ってしまった。

「ウンモン」という言葉は今までろくに気にとめていなかったが、改めて意味を考え直してみると「雲のような模様」ということから「雲紋」とつけたと思われる。
「ウンモン」とついた蛾は他にもいくつかあり、蛾以外にもウンモンテントウなどいろいろあって種名には割合よく使用されているようだ。

はねの模様は複雑で個体変異があり、確かに雲模様や地図模様に見える。

触角は♂は単櫛歯状、♀は糸状である。

九州から沖縄にかけて分布しているが、屋久島や種子島ではまだ見つかっていないようだ。
私が見た限りでは石垣島、西表島、沖縄島では少なくない。

幼虫はアカテツ科のアカテツを食べる。

(撮影:大宜味村 2009.4.21)

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