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高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ヤクシマヒメキシタバ1

2008年06月27日 17時09分47秒 | Weblog
昨夜飛来したヤクシマヒメキシタバ
この地はしばらく訪れてなく昨年、数年ぶりに行ってみたが自分の灯火には飛来しなかった。
今年は22日に行ったがまたもや飛来0
もうヤクヒメはほとんどいなくなったかもしれないと思っていたが、そうではないことが今回わかった。

ヤクヒメは6月中旬から下旬にかけて県西部でウスイロキシタバと混じって見られる。
カトカラ(キシタバ)の中では小型で後翅はウスイロキシタバと同様うす茶色をしていて黄色くないので少し変わっていて南方系の種を思わせる。
それほど美しいとは思えないが分布が限られていて発生期間も短く、全国的には珍しい種とされていてマニアには人気があるようだ。
時季や天候に恵まれると複数の個体を一度に見られる。
飛来する時間帯は特に決まってなく、夜暗くなってすぐ来るものがあれば夜明け前になって飛来することもある。
昨夜はやや気温が低かったが幸運にも計6頭の飛来があった。
(撮影:宿毛市 2008.6.26)

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4 コメント

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羨ましい限り (カトカラおんつぁん)
2008-06-27 22:43:37
たしかにヤクシマヒメキシタバって、珍品ですね。局地的な分布ですから、持っている人は少ないと思います。私もカトカラを集めてますが、ヤクシマ…は持ってません、これからも採りに行けそうもないので、諦めていますけど、ウスイロもそうですが、たくさん飛来する四国が羨ましいです。カバフキシタバは採れるのでしょうか。小豆島で有名なナマリキシタバは今でも採れているのでしょうか。
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撮れています (nabe)
2008-06-28 08:52:16
カバヒキシタバもナマリキシタバも採れますが、カバフは単独で、ナマリは局地的に渓谷で見つかっています。
両種ともかなり少ないです。
比べるとカバフの方が決まった発生地がなく得づらいようです。
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カバフはカマツカ (カトカラおんつぁん)
2008-06-29 19:30:35
食樹のカマツカが、広くどこにでも分布しているのでしょうか。ナマリは、石灰岩地帯の渓谷で採れているというのは大阪の虫屋の人にも聞きました。イワガサの分布と重ねていけば、かなり産地が絞り込めることになるから、狙いやすさがカバフよりもたかくなるのでしょうね。
28日にヒメシジミを採りに行ったら、道ばたのヤナギからモクメシャチホコの幼虫やカトカラの幼虫をみつけました。ベニシタバの幼虫と思われます。本気で飼育をしないといけないと思っているところです。いつも雑に飼ってあの世往きにしてしまうので。
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カマツカ (nabe)
2008-06-29 21:29:03
カマツカは低山地から1000m近い山地まで広い範囲で分布していますがあまり見かけません。
初夏の少し控え目な感じの白い花が何となく好きです。
チョウや甲虫などが好んで花によく集まりますね。

ナマリキシタバは渓谷で発見できます。
シモツケをよく見るのでそれを食べているかもしれません。
発生地に行けば一夜に複数飛来することが時々あります。
7月上旬から発生し始めます。もうすぐですね。

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