高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ハナジロクチバ(沖縄編46)

2009年01月24日 09時05分56秒 | Weblog
ハナジロクチバははねに1本の細い筋が走っている。
色彩は多少の個体変異がある。

対馬、九州以西、台湾、インド、オーストラリアにかけて分布している。
本州では広島市や南紀で偶産蛾として見つかった記録がある。
「琉球列島産昆虫目録」を見ると四国も分布に入っているが、いつどこで発見されたのか、それとも見落としたのか手元の資料では見つけられなかった。
四国で見つかっていても不思議はないだろう。

琉球列島では時々見つかるようだが個体数は少ない。

「蛾類大図鑑」によるとおそらく日本には土着していないと述べられている。
幼虫は中国の調査でムクロジ科の植物を食べるそうだ。

(撮影:沖縄県国頭村 2008.11.26)

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2 コメント

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Unknown (misuji)
2009-01-25 23:38:44
ハナジロ九州では福岡市、大分九重、鹿児島県大隅半島などでとりましたが、少ないです。
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九州は (nabe)
2009-01-26 09:32:13
misujiさん、情報ありがとうございます。
九州では各地で見つかっているんですね。
南紀でも発見されたので当然四国でもと思うのですが、四国は蛾屋が少ないので多分調査不足なんでしょう。
私はこれまで西表島とこの沖縄本島で出会った2頭だけしか見ていません。
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