高知の自然 Nature Column In Kochi

南四国で見かけた蛾をおもに紹介していましたが、現在更新を中止しています。

ナシイラガ

2008年07月21日 11時18分09秒 | Weblog
低山地で6月頃より夏の間ごく普通に見られるナシイラガ

幼虫はナシ、クヌギ、カキなどを食べる。
イラガ科の幼虫は一般にイラ(イラムシ)と呼ばれ、毒棘をもっているため触れると感電したような激しい痛みを感じる。
この痛みは数時間続き赤い発疹ができる。
この発疹は数日続き、触れる度に強い痛みが続くやっかいものである。
毒成分はヒスタミンと2種類のタンパク性発痛物質である。

一方、成虫には毒棘がなく触れても大丈夫である。
この画像のはねの銀色の部分は地は茶色だが光線によりこのような光沢が出て、毒虫とはいえ結構美しい。
(撮影:越知町 2008.7.7)