日本では古の時代から、大飢饉のときに湾に迷い込んだクジラを食って、2~3カ村の民の命を飢えから救った歴史など、海の幸としての
クジラは日本人に大きな好影響を与えてきた。一方、かつての米国・オーストラリアのように、クジラの脂だけを絞って燃料として使い、残ったカスをポイッと捨てるような接し方とはわけが違うのだ。
今では「可哀そう」の一言で、大富豪たちからの資金援助を得て、総ての捕鯨に異議を唱えて身体をはって阻止する反捕鯨団体のパフォーマンスが腹立たしい。日本が商業捕鯨を再開するために、
IWCから脱退したのは昨年の7月だったが、未だスーパーに鯨肉が並んでいない現実には釈然としないし、もっと小売りスーパーにズラリと並ぶくらい流通させてほしい。
現在の調査捕鯨では
「ミンククジラ」を始めとして、数種類のクジラを捕獲しては資源量に悪影響を与えないように頭数を科学的に算出して続けられていると言うが、水産資源国は雑音などは気にせず、周囲の海から食料資源を頂く‥‥‥これが食物連鎖では大正解だから
ミンククジラの竜田揚げで食べてみる。余談であるが、嘗てのクジラのヒゲは、釣竿・衣服・整形用の骨・和傘・扇子・呉服尺・ぜんまいバネなど、伝統工芸では文楽の人形を動かすカラクリにも使われていた。
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