松屋さんと言っても、あの牛丼を扱うチェーン店ではない。店内にはいると、ほんのり香る柿の葉が籠にいっぱい・・・どなたでも気になると思うのだが、常時柿の葉寿司を販売するには
「柿の葉」をどんだけ準備しなくてはいけないのだろうと。この松屋さんの柿の葉は、無農薬で約150本自家栽培した柿の木から使用するというし、鯖は寒い時期に日本海でとれた雌のみ塩漬けにするそうだ。日本の鯖水揚げ量が激減して、ほぼ95%がノルウェイ産に頼っている昨今、何か凄い拘りように感じるのだが・・・?。
作業を見せて頂くと、このように
「塩がきいた鯖」を、先代の奥さんらしき方が、出刃包丁で三枚におろして、続いて4~5センチの幅に柵どりして行く手際は、実に手馴れたものであった。更に、その鯖を削ぎ切りにしてネタとし、酢飯とあわせて柿の葉で包んでいくのだが、その工程において保存料を一切使用していない。
先日の
大滝茶屋に比べると、塩気は僅かに軽減されている。地元の柿の葉寿司は、酢〆の鯖を使用した柿の葉寿司に比べると、鯖の切り身が薄く小さいのは、ケチっているのではなく「塩気」も考えてのバランスだったのだ。店内でのお食事は、柿の葉寿司をはじめ、麺類・丼物・定食などもあるようで、中でも大豆入り茶粥・山菜と野菜のお惣菜・柿の葉寿司がセットになった
「大和の茶粥定食」が人気メニューらしい。
柿の葉は季節に応じ、青葉から紅葉へと移りかわるように、四季の風情を楽しむ
「郷土の味」がご自慢のようだ。そうそう、紫蘇の実もなかなかのものだった。
■松屋の柿の葉寿司
・柿の葉寿司製造販売・お食事・お土産各種
・所在地:奈良県吉野郡川上村大字大滝493
・電話:0746-53-2170
・営業時間:8:00~20:00・お食事時間:11:00~18:00
・定休日:火曜日
どんだけ柿の葉寿司のお店を回ったら納得いく男なのか? 帰り道に、ワシがもっともファンである「五条・田中の柿の葉寿司
(下の画像)」にも寄って味見してみたが、酢〆の鯖が何ともいえない良い感じで・・・・・これはこれで近くで買い求めることが出来るので嬉しいかも。
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何とか自力で修理した「CANON IXY」と、「iPad-Air2」での撮影です。
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イイネ