スポーツヲタクの独り言

目指せ毎日アップ。ひねくれものの独白、ぜひ見てね!

こんなに間延びしているサッカーでいいのか? 日本代表

2005年05月22日 23時58分53秒 | サッカー
0-0のまま既にロスタイムは3分を経過。後半、ペルーゴールに向かって猛攻を続けていた日本の背後に生まれた一瞬のすきだった。
「バランスを崩して、前にいった結果がああいう形になった」と、宮本主将が反省した失点の場面。チロケが一気に縦にドリブルで持ち込み、宮本と田中の間を通すパス。坪井のマークを振り切ったバサージョが、右足でゴールを陥れた。
相手の逆襲は十分に警戒していたはずだった。キリン杯2試合は、6月のワールドカップ(W杯)アジア最終予選のバーレーン、北朝鮮戦に向けた強化試合。予選B組2位を争うバーレーンは典型的な速攻狙いのチームで、今回のような失点は致命傷となる。ジーコ監督は「ほとんど初めてのカウンターだった。サッカーの怖さを肝に銘じてやればいい」と話した。
勝ち点1をめぐるアウエーのしのぎ合いの中、攻めるか守るかの判断は難しい。だが、この日はあくまでホームの親善試合。宮本は「自分たちの感覚で勝ちにいった。W杯予選なら無理はしなかったと思う」と言った。
残された時間で日本の劇的な攻撃力向上は期待しにくい。今回の苦い教訓を生かさねばならない。
攻撃力の問題は、何もFWの選手にだけ責任があるわけではないだろう。
ジーコのサッカーを観ていて思うのは、「コンパクト」さには程遠い間延びしたライン構成だ。テレビで相当「引き」の絵で観ても、日本人選手の人数は少なく、ピッチに散らばって存在していることがわかる。これでは中盤でのプレッシャーが効かないし、逆にボールの出所(今回で言えば小笠原)を抑えられたら攻撃の選択肢も狭まるというものだ。
DFラインを統率する宮本は、身体的に外国人FWを圧倒するものがないだけに、ポジショニングで勝負せざるを得ない。どうしても下がり気味で「安全」に守る傾向が強く(事実、相手FWに対して常に一人余らせるDFが約束らしい)、これでは速い攻撃への展開は望めない。
選手の自主性に任せるのなら、監督は単なる飾りだ。監督のバリューは重要だろうが、身体能力に劣る日本では戦術・戦略はもっと重要なはず。確かに今後世界のトップレベルを目指すなら、選手個々の能力を高めそれを活かすある程度「自由」な戦術でいくべきとは思うが、今の日本ではまだ早いのではないか? トルシエ時代ほどのガチガチな「しばり」から、今のジーコの極端な「自由」(約束事がないとは思わないが)。もう少し段階を踏んだ移行を考えたほうがいいのではないだろうか?
さすがにこの最終予選での監督変更は得策ではないだろうが、W杯での戦いを考えれば、監督変更は視野に入れて欲しい。

このままじゃ国技館の優勝額、全部「朝青龍」になっちゃうぞ!

2005年05月21日 23時16分27秒 | 相撲
大相撲夏場所は21日、東京・両国国技館で14日目を行い、東横綱朝青龍(24)=本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、モンゴル出身、高砂部屋=が14連勝で4場所連続12度目の優勝を果たした。この日までに1敗はなく、大関千代大海を豪快に突き出して決めた。
朝青龍は4場所連続で千秋楽を待たずに優勝決定。1場所15日制が定着した1949年夏場所以降では初の快挙で、4連覇を2度達成したのは双葉山、大鵬、千代の富士に次いで4人目となる。優勝12回は双葉山、武蔵丸と並び史上6位。外国出身力士では武蔵丸とともに最多となった。
大関栃東は関脇白鵬を突き落として12勝目を挙げた。白鵬は6敗目。小結琴光喜は安馬をつり出し12勝目をマークした。小結若の里は岩木山に敗れ8敗目を喫し、負け越しが決まった。
強い。とにかく強い。今場所はまた一段と強い。立会いで圧倒し、相手に相撲をとらせない。トップである横綱・朝青龍は進化を続け、大関以下の後続が後退しているのだから差は開く一方だ。
かつてここまで実力差が開いたケースがあっただろうか? 少なくとも私が相撲を観始めてからこっち、これほどひどいのは初めてだ。
今場所初日での披露で、朝青龍の優勝額は11枚。まだまだ貴乃花や曙、武蔵丸の優勝額も残っているが、あと1年すれば曙が消え、1年半で貴乃花も消える。
そのとき朝青龍の優勝額が何枚になっていることやら。今の両国国技館での掲示最高枚数は千代の富士の20枚らしいが、向こう3年(18場所)で10回以上優勝すればこれを超えることになるはずだ。
今のままケガなく順調に横綱を張り続ければ、これも難しいことではなさそうだ。よほどのことがない限り、今の上位陣が数年内に横綱に追いつけるとは到底思えない。
朝青龍があと5年早く現れて、全盛時に近い貴乃花や曙、武蔵丸といった横綱と対戦するようなことがあったら、相撲ももっと盛り上がっているだろうに。一人横綱・朝青龍の孤独な挑戦はまだまだ続く…。

「野球留学検討委員会」ってどういう意味? 高野連って何様よ!

2005年05月20日 23時30分34秒 | 野球
日本高野連の脇村春夫会長は20日、評議員会後に大阪市内で記者会見し、甲子園大会に出場するために出身地と異なる都道府県の高校に進学する野球留学について、「野球留学検討委員会」を設置することを明らかにした。
私立高校の経営者などからヒアリングを行って実態を把握し、今後の方針を策定。同委員会は日本高野連の常任理事で構成されるが、外部からも委員を招聘(しょうへい)していくという。
また、競技人口が減少している中学軟式野球については、高野連の育成担当理事と中体連とが密接な関係を築いていくように指示。プロアマ問題に関しては、元プロ野球選手による母校での一時的な指導を今後の検討課題とし、各都道府県高野連が議論した上で、11月に結論を出す考えを示した。
どのスポーツも、概ね統括組織はひどいものだが、高野連はとにかく最低の部類だろう。
野球留学を取り締まる? ハァ? バカも休み休み言えって。
生徒の就学の自由や、あるいは学校経営の自由を一競技団体がうんぬんするとはいったい何様のつもりなんだろうか。
仕組みに問題があるから、野球留学なんてことが問題視されることをまず自覚しなきゃうそってものだろう。甲子園出場を神聖視して、一都道府県一代表を原則とする限り、神奈川や大阪、兵庫から選手が流出するのは自然の成り行きだ。四国や東北などの参加校が少ない県で甲子園出場を目指すことを止められるわけがない。
地元からの応援が得られないとの意見もあるだろうが、誰が応援してくれようが甲子園に出場したい選手には関係なかろう。将来プロ野球を目指す彼らにとっては、甲子園で活躍することこそが是であり、○○県を代表してなんて意識はあるわけがないのだから。
それに純粋に学校の立地の影響で、隣県から生徒が流入する学校だってあるだろう。
高野連はこんなつまらないことに委員会なんか作ってないで、選手の健康管理にかかわる日程の問題や、全国大会のあり方などもっと根源的な問題から解決するべきではないのか?
教育的観点などともっともらしいことを言いながら、その実興行的成功で発言権を維持したい思惑がバレバレなこんな委員会、誰が歓迎するのだろうか?

前園引退! 転落のサッカー人生に終止符

2005年05月19日 22時03分52秒 | サッカー
サッカー日本代表で活躍したMF前園真聖(31)が19日、現役引退を発表し、日本サッカー協会の川淵三郎会長に報告した。今後は少年サッカーの指導などを含め、幅広く活動する予定。
前園は鹿児島実高から横浜F入り。23歳以下日本代表主将として、1996年アトランタ五輪で日本の28年ぶり五輪出場の原動力となり、ブラジルを破った「マイアミの奇跡」などに貢献。日本代表としては国際Aマッチ20試合出場で4得点を挙げた。Jリーグでは横浜F、V川崎(現東京V)、J2湘南などでプレーし、ブラジルのサントス、韓国の安養、仁川などに所属。今季は欧州のクラブで入団テストを受けていたが、契約には至らず、引退を決断した。
 前園は「五輪は1つのいい思い出として残っている。苦しいこともたくさんあったが、これからは違う形でサッカーの良さを伝えたい」と語った。川淵会長は「アトランタ五輪と言えば、前園抜きにしては語れない。いろいろ苦労もあっただろうが、これからも頑張ってほしい」と激励した。
あの前園が引退だそうだ。アトランタ五輪予選から当時のオリンピック代表チームを引っ張り、アトランタ五輪予選リーグではブラジルを撃破し2勝をあげる原動力となった前園。今や日本最高の選手の一人である中田英寿を従えて「ラ王」のCMに出演したり(中田からしたら触れられたくない過去だろうが)で、まさに「時の人」だった。
しかし、調子に乗って海外移籍を画策して失敗。ヴェルディへ移籍した頃から風向きが変わってしまった。日本代表からはずれ、中田を意識してかブラジルに行くも完全移籍は叶わず。ヨーロッパの二流リーグに活路を見出そうとしたがこれもうまくいかず、傷心帰国。J2でくすぶったあとは韓国Kリーグに所属するも、もうかつての輝きは取り戻せなかったようだ。
いったい何が前園と中田の運命を分けたのだろう? 結局は若いうちにチヤホヤされて天狗になって堕ちていく典型的なパターンなのだろうか。
Jリーグバブルの徒花。それでも引退がニュースになるだけ立派なものかもしれないが…。

亀田興毅移籍会見。協栄ならチャンピオンまで最短距離だろうけど…

2005年05月18日 23時49分34秒 | 格闘技
“浪速の闘拳”が心機一転、世界チャンピオンに向けて再スタートだ。ボクシング界のホープ亀田興毅は18日、都内で協栄ジムの金平桂一郎会長、父親で、トレーナーの亀田史郎氏らと移籍記者会見を開き、今後の抱負を語った。
亀田を襲った移籍騒動から、約1カ月。紆余曲折を経てたどりついた会見の場には、目標に向かう決意を持った、いつもの亀田興毅が座っていた。
ことの発端は、4月11日。グリーンツダジムが亀田の同意を得ず一方的に入札制度での移籍を公表。前代未聞の展開にボクシング界の枠を超えた騒動に発展し、その後の展開に注目が集まった。今回、移籍先となった協栄が早くから「亀田獲得」に乗り出し、4月末に協栄ジムとグリーンツダジムとの間で移籍交渉が行われ基本合意に達する。5月11日に大阪市の日本ボクシングコミッション(JBC)関西事務局で移籍届が正式に受理され、グリーンツダから協栄への移籍が正式決定した。
正式移籍から、1週間。この日、あらためて移籍後の心境について聞かれた亀田は、「協栄ジムに移籍できてよかった。ホッとしたわ。いろいろとあったけど、協栄ジムの金平会長、(マネージメントを担当する)MSEの丸山社長、みんなに助けてもらって」と、これまでの経緯が頭をよぎったのか、神妙にコメント。しかし、心機一転した亀田の視界の先には、未来しかみえない。6月20日には東京・後楽園ホールで、復帰第一戦が決まっているが、対戦予定の選手が東洋ランカーであることを聞かれると「東洋ランカーなんかでつまずいていたら、世界獲るのは無理やからな」といつもの亀田節で応えてみせた。
浪速の闘拳が久々に吠えたようだ。こうでなきゃ亀田興毅じゃない。結構結構。
次戦は東洋ランカーだそうだが、世界戦の前に1回でいいから日本人と対戦して欲しいものだ。
ところで協栄ジムにはフライ級の世界ランカー坂田健史がいる。このあたりの「争い」も楽しみなところだ。1本のベルトを目指すのか、あるいは協栄ジムで2本取りを目指すのか。正確には知らないが、一つのジムで1階級のベルト2本(WBA・WBC)を同時に保持していたケースはないだろうから、それはそれで面白いではないか。
正直言って、軽量級のボクシングは迫力に欠けるのだが、亀田興毅にはその迫力不足を払拭してもらいたい。ちんまりと判定勝ちなど狙わずに常にKO勝利で、その天狗鼻が世界一周するくらいにビッグになってもらいたいものだ。

読売が不人気というより、野球中継に問題はないのか?

2005年05月17日 21時57分12秒 | 野球
13日夜のプロ野球交流戦、西武対巨人戦(テレビ朝日系)の視聴率が関東地区で9・9%、関西地区で5・6%だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区で、巨人戦の交流戦の視聴率が10%を割ったのは初めて。
マスコミはやたらと野球人気の低迷を言うが、テレビ放送に視聴率を下げるような原因はないのだろうか?
今日(17日)の読売対ソフトバンクの中継をフジテレビで観たが、とにかくうるさい。実況のアナウンサーに解説者が何人も絡む。これが「解説」とは名ばかりの自慢話だったり世間話だったり。
確かに野球のテンポが遅いことが送り手に強迫観念をもたらすのだろう。オンプレーでない時間を必死で埋めようとするから、解説者の余分な話で鬱陶しいのだ。
プロ野球改革最大の目玉は「時短」しかない。とにかくスピードアップ。オンプレーの割合をもっと増やしてできれば2時間で9回を戦うことだ。そうすれば7時に試合開始とともに放送を開始しても9時には終わる。完全中継が可能ではないか。
それにこのペースでプレーが進めば、解説者の余計な話など挿入する余地はなかろう。
経費要らずの「時短」。とっとと取り掛かってくださいな!

ラグビー日本代表のステータスも地に堕ちたってことなのね…

2005年05月17日 21時33分54秒 | ラグビー
ラグビーの日本代表選手が暴力行為で今月、相次いで逮捕された。2件目の逮捕が判明した17日、日本ラグビー協会は対応に追われた。
韓国で行われたワールドカップ(W杯)アジア地区予選の韓国戦で勝ち越しトライを挙げ、16日に帰国したニュージーランド国籍のフィリップ・オライリー容疑者が東京都内で暴行の現行犯で17日に逮捕された。事件が起こったのは代表としての拘束期間中。ラグビー協会、日本代表としての責任が問われる事件だけに、同協会には萩本光威・日本代表監督や勝田隆・強化委員長が詰め、真下昇専務理事らと対応を協議した。
約1週間前には路上で女子プロレスラーを殴ったとして、トンガ国籍で埼玉工大1年の18歳の日本代表選手が逮捕された。昨年10月にはコーチが暴力行為で逮捕される件もあり、日本代表絡みの不祥事が続発している。
外国人と言えども立派なラグビー日本代表選手。国の代表としても自覚があればもう少し違った行動をするものだろうに。
ラグビーをそれなりの期間観てきたが、現役の日本代表が立て続けにこんなつまらない不祥事を起したことは記憶にない。それほどラグビー日本代表のステータスも軽~くなってしまったのだろうか。
あるいは昔のラグビー協会は、こんなつまらない不祥事はもみ消してしまうくらい力があったのに、今では隠し切れないほど落ちぶれてしまったということか。
ラグビーは激しいコンタクトが必ず伴うスポーツなだけに、代表クラスの選手ともなれば十二分に「大人」であることが求められると思っていたが、今どきはそういった資質は「不問」ということなのだろう。
「一事が万事」とはまさにこういうことを指すのだろう。ワールドカップを招致するなんていう前に、本当の意味で「強い」代表チームを作ることが先決でしょ、日比野会長代行!

これは読売の人気回復策? 結局は長嶋頼り…

2005年05月16日 22時31分43秒 | 野球
13日夜のプロ野球交流戦、西武対巨人戦(テレビ朝日系)の視聴率が関東地区で9・9%、関西地区で5・6%だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。関東地区で、巨人戦の交流戦の視聴率が10%を割ったのは初めて。

脳梗塞(こうそく)からのリハビリテーションに励んでいる巨人の長嶋茂雄終身名誉監督(69)が、近日中に公の場所に姿を見せることになりそうだ。
昨年3月4日に緊急入院してから初めてファンへ発信したメッセージが巨人の球団公式ホームページ(HP)で公開された。「順調に復帰に向けてのリハビリを続けております。まもなく皆様に球場でお会いできるでしょう」とのコメントを寄せた。
15日に作成されたメッセージにはリハビリとして毎朝1時間の散歩や週4回ペースで筋力強化を続けていることや、プロ野球史上初となる交流戦をテレビ観戦しているなどの近況に加え、現在、最下位の巨人への激励も記載されている。
お決まり、と言うべきか、直筆の背番号「3」と日付も書き込まれている。
いったいいつまで長嶋茂雄を利用するつもりなのだろうか?
このタイミング(交流戦でも視聴率低迷)で長嶋のメッセージを配信すれば、読売側に「仮に」そういう気持ちがなかった(なんてありえないが)としても、これでは人気取りに利用していると思われても仕方あるまい。プロ野球改革元年という「お題目」が泣くというものだ。
読売人気の低迷が長嶋監督勇退から松井の退団、そして原監督「更迭」で決定的になったのは間違いなかろう。この悪い流れを変えられるのは長嶋しかいないということなら、読売はチーム人気の基盤作りを誤ってきたのだ。
阪神を見ればわかるが、阪神ファンは「阪神」が好きなのだ。ところが読売ファンは読売ではなく「長嶋」が大好きだったわけだ。
読売はいつまでも長嶋に頼るのではなく、「読売ジャイアンツ」そのものをもっと魅力的に見せる方法を考えるべきだ。今年のドラフトでも大卒の出来上がった選手を自由枠で取って、まったくスターを育て上げる気がないようだ。
今、読売ファンの中には「自分は読売ファンである」と公言することが恥ずかしかったり格好悪いことであると思ってる人が少なくない気がする。読売の上層部はそのあたりから考え直すべきであろう。

宮里藍今季初優勝! スターはここぞというときに勝つものなのね…

2005年05月16日 00時42分52秒 | スポーツ一般
ヴァーナル・レディース最終日(15日・福岡県福岡センチュリーGC=6584ヤード、パー72)2位に6打差のトップでスタートした宮里藍が70とスコアをまとめ、通算13アンダーの203で今季国内ツアー初優勝した。宮里はアマチュア時代の1勝を含め、ツアー通算7勝目。
宮里は今季最高額の優勝賞金2160万円を獲得し、賞金ランキングでも服部道子に約760万円の差をつけ、約3198万円で首位に立った。
2日目まで5位だった福嶋晃子が69で回り、通算5アンダーの211で2位。2週連続優勝を狙った不動裕理は一つスコアを伸ばし、通算イーブンパーの7位に入り、横峯さくらは77と大きく崩れ、通算9オーバーの38位だった。
やはり「スター」の資質充分だ。最高賞金の大会で今季初勝利を挙げるあたり並ではない。最終のリザルトを見ると、アンダーパーはたったの6人。2位に8打差をつける圧勝劇。
この結果、今季の海外メジャー大会への出場もほぼ確定。何から何まで図ったような展開ではないか。
人々はこういうわかりやすさが大好きだ。よく「玄人受け」するなんて言い方をするが、玄人に受けるのだけではプロとしては二流だ。超一流の選手はわかりやすい結果を残すもの。宮里は超一流になる「星」なのだ。
人気低迷が叫ばれるプロ野球にこういう選手が何人かいたら…。いや、それは言っちゃいけませんね(笑)

ラグビーW杯アジア予選 、日本は1部残留。来年が正念場

2005年05月15日 22時46分49秒 | ラグビー
ラグビーの2007年ワールドカップ(W杯)フランス大会アジア地区予選の1部リーグは15日、韓国の江原道で行われ、日本代表は韓国代表を50-31(前半24-17)で下して2戦全勝とし、勝ち点を10に伸ばして1部残留を決めた。
日本の同予選の年内日程は終了した。アジア地区代表は来年の1部の1位チームが獲得する。
先制を許した日本は、前半ロスタイムにWTB大畑大介のトライで勝ち越した。再びリードを許した後半も22分からの4連続トライで逆転した。
日本はこれで来年1部1位でのスタートが決定。W杯出場のチャンスを得た。
しかし、韓国相手に終盤まで競った展開。受けに回るともろい体質は、格下相手でも変わらない。
ま、W杯予選である以上、内容よりもまず結果。ここで間違って2部転落となればW杯出場が100%なくなるだけに勝ったことは喜びたい。
5月6月と代表の試合が続くが、目指すフランス流ラグビーがどこまで完成するかはまったくの未知数。TOSHIBA SUPER CUP 2005は参加国が全て大型な若干格上の国が相手。戦術のブラッシュアップにはいい相手かもしれない。だが、ここで惨敗を繰り返すようでは、その後のアイルランド2連戦も大苦戦必至。
アジア予選突破は至上命令だが、W杯に参加するだけでは意味がない。2011年にはW杯を自国開催し、ホストカントリーとして決勝トーナメントに進出しなければならないのが日本の立場だ。
今からでも遅くない。2011年まで継続してチームを強化できる監督・コーチに交代を望む。今のままではW杯の度に「個々の力の差を実感」とのコメントが繰り返されるだけだ。
もう学閥なんかにこだわっている場合ではないはずだ。同志社でも早稲田でもない、最先端の戦略・戦術に通じ、つまらないしがらみのない外国人コーチをぜひ試してみて欲しいものだ。

三木谷オーナー「野球も興味なくなってきちゃったな」だって

2005年05月14日 23時55分13秒 | 野球
楽天本社の今年度第1四半期(1~3月)決算説明会が12日、都内で行われ、三木谷浩史・代表取締役会長兼社長(40)=球団オーナー=が出席。プロ野球新規参入について、「野球によって、消費者の(楽天)ブランド認知が向上すると思う」と話した。
オープン戦と3月の公式戦が全戦ビジターで、興行収入がなかったため、同期のプロスポーツ事業の営業損失は約8億円。三木谷オーナーは、「今後は黒字になる月もあると思う。年間の赤字は10億円の見込み」と、予想通りの赤字に収まる見通しを示した。
報道陣からは、「チームは30敗ですが…」と球団に関する質問も飛んだ。同オーナーは「いろいろあると思うので、避けさせていただく」と、苦戦ぶりについては発言せず。終了後、楽天戦の雨天中止を聞かされると「そうなの? なんか野球も興味なくなってきちゃったな」とつぶやいた。
もともと野球に対して大した思い入れがなく、球界再編失敗の事態収拾のためと自らの事業のために球界参入を果たした三木谷オーナーにしてみれば、所期の目的はすでに達成されてしまったのかもしれない。
2軍施設を山形に置く件も、結局は立ち消えてしまったのは将来の身売りやあるいは神戸移転をにらんでのことか。
期待の交流戦は、やはり球界全体の赤字をパ・リーグからセ・リーグへ若干移し変えるだけの効果しかなさそうだし、早晩球界再編問題が再燃することは確実だろう。
この際、2リーグ8球団でもいい気がしてきた。バリバリ交流戦をやったらいいし、ポストシーズンにも4球団(両リーグ上位2球団)が進出すれば盛り上がるだろうし。
交流戦が終われば、野球人気に関して一定の結論は出るだろう。そのとき、三木谷オーナーがどんな行動に出るのか、けっこう楽しみだったりして…。

大義(野球振興)があればMLBのお先棒担ぎをしても仕方ないのか?

2005年05月13日 11時25分48秒 | 野球
大リーグ(MLB)機構とMLB選手会が主催するW杯形式の大会、「ワールドクラシック」の開催が発表された。ヤンキース・松井秀、マリナーズ・イチローらの日本人メジャーリーガーも加わっての国別対抗戦には胸が躍るが、クリアすべき点も多い。
NPB(日本プロ野球組織)の長谷川一雄事務局長は「招待状と、運営方法などの大会概要を各球団に渡している。次回の実行委員会(25日)にオーナーを含めた意見を持ってきてもらうことになっている」と現状を説明した。出場についての判断は、7月のオーナー会議後をメドとした。
日本側は昨年7月のオーナー会議で、(1)主催は国際組織や国際的な運営委員会などであるべき、(2)アジアラウンド(1次リーグ)の日本主催、(3)日本代表スポンサーの権利保護、を参加の条件にした。MLBは「出場選手の大半がMLB所属」と主催権を主張したが、日本や韓国代表には国内リーグの影響も甚大で、その協力は不可欠だ。世界の野球振興の面からも一方的な「招待」による出場は納得できないという。
利益配分についても、MLB18-19%、日本7%、韓国1%とされた当初案が、「MLB17%、日本、韓国その他で13%に変わっていた。日本企業のスポンサーには期待しているのに」とある球団首脳。「今の計画の中身だと、MLBのビジネスのための大会。韓国なども同じ印象を抱いていると思う」と球界首脳は憤る。
国際化は日本の球界改革の主要テーマ。だが、米国以外の各国にとっては自国の野球振興のための「W杯」でもある。16の国と地域の出場を予定しているワールドクラシック。今後の発展のためにも各国間の十分な議論が必要だ。
真に野球振興を目的に、この大会が企画されているとは到底思えない。
野球のワールドカップはIBAF(国際野球連盟)主催ですでに実在し、35回もの開催実績もある。単にMLBが自らの都合でメジャーリーガーを派遣しないがために真の世界一決定戦と言えないだけのことだ。
サッカーにはワールドカップもあれば、地域選手権(ヨーロッパや南米、もちろんアジアにもある)、クラブ選手権(チャンピオンズリーグやリベルタドーレスカップ)と多種多様な大会があるが、1国のリーグが主催する国際大会ではない。大陸の協会、あるいは全世界を統括する協会が主催するのが当たり前だ。
野球の場合の特殊性は、世界レベルの選手の多くがMLBに所属していることにある。今回の大会企画はいわばMLBに「みかじめ料」を払わなきゃ真の「ワールドカップ」はやれないぞと恫喝されているようなものだ。
確かに東アジアの各国(日本・韓国・台湾・中国)全てに、野球人気拡大のためにも今回の大会には出るべきとの考えもあるだろう。しかし、いくら人気のためとはいえMLBに下駄を預けるのは、日本のプロ野球がまるで読売1社に支配されるみたいな感じで非常に不愉快だ。
それに、MLBは外国企業(主に日本)のスポンサー獲得も大きな狙いだろうし、何より、今後の外国での放映権収入拡大が最大の目的のはず。日本での野球人気回復が、結局はメジャー人気拡大によるものだとしたら、日本の球団経営はますます立ち行かなくなるはずだ。
ところで、本当に選手は「ワールドカップ」に出たいのだろうか? 野球選手自身の気持ちとして、国を代表して戦うという意識がどの程度あるのだろうか?
今回の大会企画は様々な問題を孕んでいるだろう。もし、来年3月に本当に開催するというなら、相当詰めた議論を当事国全てで行って欲しいものだ。

セリグの思惑(ワールドクラシック)にはまんまとだまされないNPB

2005年05月12日 19時26分22秒 | 野球
日本プロ野球組織(NPB)は12日、米大リーグ機構(MLB)などによる「第1回ワールド・ベースボール・クラシック」の開催発表を受け、日本の参加について球界全体で慎重に議論していく方針を明らかにした。
野球の「国別対抗戦」と位置付けられている同大会は、北南米、アジア、欧州など各大陸から16カ国・地域が出場する形式。NPBの長谷川一雄事務局長は「大会概要は既に受け取っている」とした上で、「日本は当初から大会を運営する統一組織の設立を求めてきた。(MLBと大リーグ選手会の主催という)運営方法などは、MLBの金もうけと言われても仕方のない中身」と指摘。MLB側の一方的な決定に不快感を示した。
各球団には4月のプロ野球実行委員会で文書を渡しており、オーナーの意見を提出するよう求めているという。長谷川事務局長は「今月25日の実行委員会で議論するが、(日本が)参加しない選択肢もある」と語った。7月のオーナー会議で最終結論を出す見通しだ。
NPBとしては、慎重に考えるのも当然だろう。IBAF主催の世界野球選手権やオリンピックにはメジャーリーガーを派遣しないMLBが自ら主催する国際大会となれば、MLBの世界戦略の一環と考えるのが妥当。日本としては有力選手を次々とメジャーに採られている現状を思えば、この大会が「見本市」となって、日本球団所属選手のスカウトの場となっても困るという本音もあろう。
主催がMLBである以上、出場選手に対する報酬も当然巨額になるだろうし、放映権料もそれに比例して巨額が予想される。野球人気が盛り上がることには異論はなかろうが、結果としてお金も人気もMLBに持っていかれてはNPBとしてもたまらないだろう。
さて、どんな着地点があるのか。NPBだけでなく、選手会の意向も楽しみなところだ。

野球版「リアルワールドカップ」開催決定?

2005年05月12日 12時32分48秒 | 野球
米大リーグと選手会は11日、トッププロ選手が国別対抗で争う野球の第1回「ワールドクラシック」を、来年3月に開催すると発表した。詳しい日程などについては7月に発表するとしている。
米国内の報道によると、大会には16カ国・地域が参加し、米国、アジアなど世界各地で1次リーグを行う。日本は来年3月3-5日に東京ドームで開催される1次リーグで韓国、台湾、中国と対戦。1次リーグの各組2位までが3月13-15日に米国で開かれる2次リーグに進み、18日に準決勝、20日に決勝を行うという。
この大会は当初、ワールドカップ(W杯)の名称で開催が検討され、2005年3月の開催を目指していたが、日本、韓国が難色を示したため、1年遅れの開催で昨秋、合意した。
オリンピックやワールドカップにメジャーリーガーを参加させないアメリカは、メジャーリーグ機構主催(?)で野球版「ワールドカップ」を開催するらしい。世界の野球を統括する国際野球連盟(IBAF)が主催する「ワールドカップ」とは一線を画するだけでなく、完全に無視(?)した形のこの企画に日本や韓国は反発していたようだ。
来年3月に始まるということは参加のための予選は行わないということなのだろう。
参加16カ国(地域)は、アメリカ、カナダ、メキシコ、キューバ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネゼエラ、日本、韓国、台湾、中国、イタリア、オランダ、オーストラリアあたりはすんなり思い浮かぶが、それ以外の国では単なる「頭数」だろう。
各国の真のトップ選手が参加するのなら、当然観てみたいものだが、昨今騒がれている「ドーピング」問題が参加の障壁になる場合、人選によっては薬物使用を新たに疑われる選手も出ることだろう。
ま、実際のところ各国がほぼベストメンバーで出場した場合、実力差はいかんともしがたいかなぁ。アメリカやドミニカの超一流のピッチャー(ロジャー・クレメンスやペドロ・マルチネス!)がベストのコンディションで出てきたら、投手戦は避けられない展開になりそうだ。
優勝するためには8戦を戦い抜かなければならない(全勝の必要はないが)。日本はロッテの渡辺あたりを切り札にピッチャー中心のチーム編成が必要になるだろう。
イチローやW松井、城島や赤星らが「ドリームチーム」を結成すれば決勝トーナメント出場(ベスト4)くらいは何とかいけるかもしれない。
いろいろ難題は多そうだが、まずは開催にこぎつけて欲しい。もっとも韓国・台湾・中国・日本から2チームが脱落する1次リーグは昨今の東アジア情勢を鑑みても苛烈を極めるに違いない。間違っても治安問題にだけはならないことを祈るばかりだ。

堂々「影のオーナー」ナベツネ節炸裂中

2005年05月11日 18時15分58秒 | 野球
巨人・渡辺恒雄前オーナー(78)が10日、都内のホテルで行われた政治評論家・三宅久之氏の「闘争―渡辺恒雄の経営術」出版記念会に出席した。最下位に低迷している堀内監督の去就について「来季以降の話であって、今現在、指揮を執っている大将を急に代えるなんてのは、日露戦争中に言うなら東郷平八郎(連合艦隊司令長官)をバカだと言っているようなものだ」とシーズン途中の更迭を否定した。
苦戦の続くチームについては「投手は将来性のある若い投手がいる。野手の方が老齢化してる」と今後、投打ともに補強していく考えを示した。また「胃かいようにならないのが不思議で毎朝毎晩、太田胃散を飲んでます」と独特の言い回しで会場の笑いを誘った。
盛り上がりを見せる交流戦には理解を示した上で、「交流戦だけの首位を決めて日本シリーズに交流戦の勝者が加わると面白いと思う。例えば天皇杯とかね」と持論を展開。また、天覧試合の実現を目指すことにも言及した。同席していたパ・リーグの小池唯夫会長(72)も「天覧試合は長嶋さんが本塁打を打った時以来ないので、いずれにしても実現させないと」と前向きだった。
マスコミも本人も堂々「影のオーナー」と認めるような踏み込んだ発言と報道。オーナーだとか球団社長といったものが「傀儡」と公言しているようなものだ。
しかし、おっしゃることはごもっとも。複数年契約を交わしている堀内監督をシーズン中に解任することはあってはならない(辞任なら別だが)ことだし、読売としては前例がないはずだ。
野手の高齢化もスタメンに移籍組が多く、若手が育たない環境を思えば当然のこと。ベンチ入りの野手で20代となれば二岡・阿部・斉藤・小田・矢野(最年少25歳!)くらい。いかに主軸が高齢化しているかがわかる。
読売の人気低迷はこんなことも原因なのだろう。次代を担う「スター候補」は皆無だし、若手が多い投手陣も、何故か「地味」な印象が否めない。
スターなどおいそれと作れるものではないにしても、活きのいい若手にチャンスがない現状では高校から読売に入団するのも勇気がいることだろう。
選手も指導者もぜんぜん育たないチームに成り下がった今、ナベツネ(影の)オーナーも補強より体質改善に注力して欲しいものだ。