プロ野球史上初となるセ、パ両リーグの交流戦が6日に開幕。半世紀ぶりの新球団・楽天を下した球団創設71年目の巨人、日本ハムに逆転勝ちした阪神などが、1950年の2リーグ分立から56年目で実現した画期的な試合を白星でスタートした。
ヤクルト-ソフトバンクは降雨中止となったが、5試合がナイターで開催され、初日はセが3勝2敗でパを上回った。
一時は1リーグ制移行に傾いた昨年の球界再編騒動や選手会のストを経て導入が決まり、交流戦は「改革元年」といわれる今シーズンの目玉商品とされる。各球場では両チームの選手代表が開幕宣言をし、歴史的な第一歩に花を添えた。横浜は交流戦用のユニホームで試合に臨んだ。
交流戦は勝敗、個人成績が優勝争いやタイトル争いに反映される真剣勝負。6月16日まで各球団は各カード6試合(ホーム、ビジター各3試合)の計36試合を戦い、期間中の勝率1位チームには賞金5000万円が贈られる。
6日から始まったプロ野球交流戦で、初日の観客数(5試合)は計7万170人だった。1試合平均は1万4034人となり、5日までの両リーグ平均2万2793人を大きく下回った。
雨模様の天候や、収容人数の多い甲子園や東京ドームなどが使用されなかった影響とみられる。最多は日本ハム-阪神(札幌ドーム)の2万2877人、楽天-巨人(フルスタ宮城)が1万8613人で続き、最低は雨が降り続いた横浜-ロッテ(横浜)の7000人だった。
プロ野球改革元年最大の目玉商品、交流戦が始まった。
マスコミ各社も、これを盛り上げようと数々の告知を行ってきたし、読売対楽天を中継したTBSでも6元中継を試みるなど交流戦成功に向けて必死だ。
テレビにはテレビの、球界には球界の事情があるだろうが、これを起爆剤にコンテンツとしての「野球」のバリューを高めなければならないという思惑では一致しているに違いない。
しかし、鳴り物入りで始まった交流戦だが、観客動員では苦戦。満員が期待された阪神対日本ハムですら3万(札幌ドームのキャパシティは4万以上のはずだが)に届かないし、横浜戦に至っては実数発表ができない体たらくだ。
確かに天候の問題など、マイナス要因もあるにはあったが、昨年あれだけ合併や1リーグに反対した野球ファンは、この「新商品」を支える義務があるのではないだろうか。
この交流戦では間違いなくパ・リーグ6球団の実質的な動員増、収益増となるだろうが、横浜や広島、ヤクルトあたりにそのしわ寄せがいくことになれば球界再編問題の再燃は避けられないだろう。
そうならないためにも、テレビの野球中継の視聴率を高め、動員数を増やすことが野球ファンの責務だ。そうでなければ昨年の大騒ぎが「うそ」になってしまう。
GW最後の土日に、一段と盛り上げることができるか? う~ん…
ヤクルト-ソフトバンクは降雨中止となったが、5試合がナイターで開催され、初日はセが3勝2敗でパを上回った。
一時は1リーグ制移行に傾いた昨年の球界再編騒動や選手会のストを経て導入が決まり、交流戦は「改革元年」といわれる今シーズンの目玉商品とされる。各球場では両チームの選手代表が開幕宣言をし、歴史的な第一歩に花を添えた。横浜は交流戦用のユニホームで試合に臨んだ。
交流戦は勝敗、個人成績が優勝争いやタイトル争いに反映される真剣勝負。6月16日まで各球団は各カード6試合(ホーム、ビジター各3試合)の計36試合を戦い、期間中の勝率1位チームには賞金5000万円が贈られる。
6日から始まったプロ野球交流戦で、初日の観客数(5試合)は計7万170人だった。1試合平均は1万4034人となり、5日までの両リーグ平均2万2793人を大きく下回った。
雨模様の天候や、収容人数の多い甲子園や東京ドームなどが使用されなかった影響とみられる。最多は日本ハム-阪神(札幌ドーム)の2万2877人、楽天-巨人(フルスタ宮城)が1万8613人で続き、最低は雨が降り続いた横浜-ロッテ(横浜)の7000人だった。
プロ野球改革元年最大の目玉商品、交流戦が始まった。
マスコミ各社も、これを盛り上げようと数々の告知を行ってきたし、読売対楽天を中継したTBSでも6元中継を試みるなど交流戦成功に向けて必死だ。
テレビにはテレビの、球界には球界の事情があるだろうが、これを起爆剤にコンテンツとしての「野球」のバリューを高めなければならないという思惑では一致しているに違いない。
しかし、鳴り物入りで始まった交流戦だが、観客動員では苦戦。満員が期待された阪神対日本ハムですら3万(札幌ドームのキャパシティは4万以上のはずだが)に届かないし、横浜戦に至っては実数発表ができない体たらくだ。
確かに天候の問題など、マイナス要因もあるにはあったが、昨年あれだけ合併や1リーグに反対した野球ファンは、この「新商品」を支える義務があるのではないだろうか。
この交流戦では間違いなくパ・リーグ6球団の実質的な動員増、収益増となるだろうが、横浜や広島、ヤクルトあたりにそのしわ寄せがいくことになれば球界再編問題の再燃は避けられないだろう。
そうならないためにも、テレビの野球中継の視聴率を高め、動員数を増やすことが野球ファンの責務だ。そうでなければ昨年の大騒ぎが「うそ」になってしまう。
GW最後の土日に、一段と盛り上げることができるか? う~ん…