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弱小国の日程ハンデを乗り越えられるか、カーワンジャパン

2007年08月20日 19時43分21秒 | ラグビー
強化試合(18日、イタリア・アオスタ)9月開幕のラグビーW杯フランス大会に備えて当地で合宿中の日本代表は、18日にイタリア代表と強化試合を行い、12-36で敗れた。が、世界ランク9位の強豪に、前半20分までの22失点を除けば12-14と互角の勝負を演じた。ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(42)は「収穫」を強調。悲願のW杯2勝への自信を深めた。
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 トリプルスコアでの完敗だが、手にした自信は大きかった。12-36。だが前半20分から後は12-14。60分間は、接戦を演じることができた。
「立ち上がり20分を除くと、選手はよく戦ってくれた。後半のディフェンスは、取り組んできたラインスピードの速さで重圧をかけることができた」とカーワン・ヘッド。現役時代にニュージーランド代表選手としてW杯で優勝した男は、指揮官として臨むW杯に向けて手応えを得た。
 昨年10月に日本代表のアドバイザーに就任してから、日本ラグビーにとって初となる「W杯2勝」へのシナリオを準備してきた。W杯初戦の豪州戦とフィジー戦の試合期間は、わずか中3日という強行日程。指揮官が決断したのは、開幕2試合を全く違うメンバーで戦う2チーム制だ。10日に東京・秩父宮で行ったアジア・バーバリアンズ戦は豪州戦を想定した布陣で戦い、今回のイタリア戦ではフィジー戦用メンバーをテストした。
 立ち上がりは、満員の観衆から「イーターリャ!」の大合唱がこだまする雰囲気に、判断ミスが重なって大量失点。NO・8箕内主将(NEC)は「立ち上がり、チームは緊張していた。多くの選手が2カ月ぶりの強豪との試合だったから」と指摘した。しかしその後は、合宿で練習を重ねてきた「低く速い組織ディフェンス」が機能。フィジー戦用のメンバーは、世界の強豪に通用することを証明した。
 W杯1次リーグは4試合。世界ランク18位の日本の相手は、同2位の豪州、8位のウェールズ、12位のフィジー、13位のカナダ。世界9位のイタリアに善戦したことで、フィジーとカナダには勝てる可能性を感じさせた。カーワン・ヘッドは「簡単なミスをなくすこと、試合の立ち上がりを改善することが課題。今週は重要な1週間になる」と本番へ向けてチームを引き締め直す。
 日本代表は試合から一夜明けて、イタリア北東部・トレビソに移動した。カーワン・ヘッドの家族が住む準本拠地で最終調整して、W杯2勝に挑戦する。


前回大会もひどかったが、今回もつらい。ランキング上位国と日本の試合日程。弱いのは認める。勝つ可能性がないとは言わないが、全敗の可能性の方が高いのも認める。だが、だからと言ってあまりにも露骨な日程の不利。ワールドカップを名乗る以上、出来る限りイコールコンディションでなきゃおかしいじゃないか。
と、言ったところで何が変わるわけでもない。一つの考え方としては初戦を捨てるって手もある(万が一もありえない相手だ)。
2戦目に全力を傾注して勝ちに行けば、2勝の夢もまったく不可能ではあるまい(かなり希望的観測だけど)。
ラグビー人気の低迷が長引く昨今、代表の活躍が人気回復の起爆剤になることもあるだろう。観衆の心を揺さぶる低く鋭いタックルを決めて、守りに守って勝機を見出して欲しい。
もうずいぶんと長いこと求心力のない代表の試合を見せられてきたファンとしては、何が何でも勝って欲しい。ここでがんばらないと本当にマイナー競技になってします。不思議とマスコミにシンパが多い競技なんだから、今こそ底力を見せないと…。
でも、あんまり人気が出ると、秩父宮が混むからなぁ(笑)