スポーツヲタクの独り言

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大関陣も同情されるようじゃ…

2005年07月15日 23時50分59秒 | 相撲
朝青龍(24=高砂)は前日栃東に小またすくいを決めた旭鷲山に、技を繰り出すチャンスを与えず、寄り切った。「落ち着いて前に出ようと思っていた。慌てると、また変な技を出してくるからね」と完勝に笑みがこぼれる。これで年間勝利は早くも50(1敗)に到達し、春場所14日目からの連勝は23と伸びた。
この日は魁皇が敗れ、大関陣とは早くも星の差が2つ以上になった。今場所も独走態勢に入りつつある横綱は「(大関は)協会の看板だから頑張ってほしいんだけどね。緊張感がもう少しあった方がいい」と、追う者を気遣う余裕を見せていた。

惨めだ。まだ6日目だというのに横綱と2差以上。大関の名が泣く。単純な星の差だけでなく、相撲内容もひどい。横綱が「同情」するのも頷けるというものだ。
大関と言えば協会の看板力士だ。待遇面でも関脇以下と大きく違う。給料はもちろん、引退後も親方として厚遇される。
それがここのところ常に「カド番」大関が現れる体たらく。3大関合わせて19回もカド番を経験(栃東など2度も「陥落」している)している。
横綱の独走を許すのも、場所の興味を殺ぐのも全て大関が弱いからだ。昇進の楽しみもなければ優勝の期待もない。そうは言っても3人も大関がいれば番付としても窮屈。その上近々に昇進できそうな活きのいい若手も台頭せずで、相撲はまさに八方塞がり状態だ。
貴乃花親方が身を削って(笑)話題を提供しても、肝心の土俵が充実しないのであればやはり面白くも何ともない。
1日でも早く「朝?時代」と言われるような東西の横綱のハイレベルなライバル関係で場所を盛り上げる日が来ることを祈るばかりだ。

読売の幹部連中はバカ揃いなのか?

2005年07月15日 22時14分02秒 | 野球
巨人の渡辺恒雄会長(79)が大粛清を予告した。14日、都内のホテルでの会食後、「(チームの再建策を)考えなかったらバカだ」と語った。内容には言及しなかったが、シーズン途中の首脳陣の1、2軍入れ替えなのか、今オフの清原ら主力選手の放出なのか…。いずれにしてもチームに激震が走るのは間違いない。
ほろ酔い気分で、渡辺会長は姿を現した。殺到した報道陣に「今日はないのか、試合は。負ける心配だけはなかったということだ」と自ら口を開き、うっすらと笑みを浮かべた。13日の中日戦のテレビ中継視聴率が今季最低の6・0%だったことを聞くと「何度も言っているように、どん底まで落ちていくことが必要なんだ。反省しないと」と言い放った。
そしてチームの再建策に話が及ぶと、言葉もヒートアップ。「(再建策を)考えなかったら、何で会長に復帰したんだということになるだろ。考えなかったらバカだ」とまくし立てた。さらに「考えているが、君たち(報道陣)にそんなことを言う義務はない。言ったらつぶれる」と言い残し、車に乗り込んだ。
渡辺会長の示唆したものは、1、2軍のコーチ入れ替えか、堀内監督の更迭か、はたまた今オフの清原、桑田、ローズらベテラン勢の放出か…。内容こそ明言しなかったが、過去に例のない大規模な“粛清人事”が敢行されるのは間違いない。
渡辺会長が姿を現す約30分前、同じホテルに滝鼻オーナーが姿を見せた。「早いうちにぴしっとやる。設計図を決めて何とかしないと野球人気がおかしくなっちゃう」とチームのてこ入れを明言。さらに「投手陣の構築の失敗だろ。分かっていながら、そのままにせざるを得なかったんだから」とも。巨人に、冷たい風が吹き荒れ始めた。

西武の大砲アレックス・カブレラ内野手(33)が14日、本紙の取材に対し、来季からの巨人移籍希望発言を行った。カブレラは今季限りで西武との契約期間が満了。来シーズンについて「巨人でプレーする」と明言し、さらに一塁から外野への転向も可能とした。巨人のチーム本塁打は14日現在、リーグトップの117本塁打。仮にカブレラの移籍が実現すれば、本当の意味での超強力打線の完成となる。

連夜のトップ会談が続いた巨人が今オフの大物FA(フリーエージェント)選手、オリックス・谷佳知外野手(32)の獲得調査を開始したことが14日、明らかになった。谷は昨年まで4年連続して打率3割をマークし、五輪にも2度出場。強肩強打の実力と人気、そしてリーダーシップに読売サイドが目をつけた。国内移籍を希望しているとも言われ、順調なら8月下旬にもFA権を獲得。“問題児”タフィ・ローズ外野手(36)の退団が決定的な今オフ、谷が巨人再生の旗振り役を担う。

読売の幹部連中には学習能力がないのだろうか?
シーズン途中で監督・コーチ陣の入れ替えを半ば公言すれば、その首脳陣は完全に「死に体」。そんなチーム状態では選手のモチベーションなど下がることはあっても上がることはあるまい。どうせやるならズバッと「更迭」だろう。それができないなら少なくともシーズンの決着がつくまでは表向き「静観」が筋だろうに。
来年がないことが確定した堀内政権では、次の監督のために若手の育成など考える義務もないだろうし、ベテランを奮起させる術もなかろう。
そしてFAと外国人だ。読売の人気低落の原因は、この他球団からの強奪に近い選手獲得にあることがまだわからないらしい。こんな金の力に任せた強引なやり口がファンからそっぽを向かれてることに何故気付かないのだろう?

今、テレビで野球を観たくないのは何より試合時間が長すぎるからだ。やろうと思えばもっと試合時間を短縮することは可能なはず。テレビのコンテンツとして成立させたいのなら、1試合を2時間でキッチリ収めることが先決だろう。19時開始21時終了。これができれば試合を最初から最後まで完全中継が可能だし、何より余計な間合いに退屈しないで済む。今の中継では試合の導入と結末がない。番組としてこれほど不完全なものはなかろう。

ドラフト改革や球界再編もけっこうなことだが、球界の盟主を自認するなら、ましてやメディアを親会社にする球団なら、もっと優秀なコンテンツに仕立てることを真剣に考えるべきではないだろうか?