朝青龍(24=高砂)は前日栃東に小またすくいを決めた旭鷲山に、技を繰り出すチャンスを与えず、寄り切った。「落ち着いて前に出ようと思っていた。慌てると、また変な技を出してくるからね」と完勝に笑みがこぼれる。これで年間勝利は早くも50(1敗)に到達し、春場所14日目からの連勝は23と伸びた。
この日は魁皇が敗れ、大関陣とは早くも星の差が2つ以上になった。今場所も独走態勢に入りつつある横綱は「(大関は)協会の看板だから頑張ってほしいんだけどね。緊張感がもう少しあった方がいい」と、追う者を気遣う余裕を見せていた。
惨めだ。まだ6日目だというのに横綱と2差以上。大関の名が泣く。単純な星の差だけでなく、相撲内容もひどい。横綱が「同情」するのも頷けるというものだ。
大関と言えば協会の看板力士だ。待遇面でも関脇以下と大きく違う。給料はもちろん、引退後も親方として厚遇される。
それがここのところ常に「カド番」大関が現れる体たらく。3大関合わせて19回もカド番を経験(栃東など2度も「陥落」している)している。
横綱の独走を許すのも、場所の興味を殺ぐのも全て大関が弱いからだ。昇進の楽しみもなければ優勝の期待もない。そうは言っても3人も大関がいれば番付としても窮屈。その上近々に昇進できそうな活きのいい若手も台頭せずで、相撲はまさに八方塞がり状態だ。
貴乃花親方が身を削って(笑)話題を提供しても、肝心の土俵が充実しないのであればやはり面白くも何ともない。
1日でも早く「朝?時代」と言われるような東西の横綱のハイレベルなライバル関係で場所を盛り上げる日が来ることを祈るばかりだ。
この日は魁皇が敗れ、大関陣とは早くも星の差が2つ以上になった。今場所も独走態勢に入りつつある横綱は「(大関は)協会の看板だから頑張ってほしいんだけどね。緊張感がもう少しあった方がいい」と、追う者を気遣う余裕を見せていた。
惨めだ。まだ6日目だというのに横綱と2差以上。大関の名が泣く。単純な星の差だけでなく、相撲内容もひどい。横綱が「同情」するのも頷けるというものだ。
大関と言えば協会の看板力士だ。待遇面でも関脇以下と大きく違う。給料はもちろん、引退後も親方として厚遇される。
それがここのところ常に「カド番」大関が現れる体たらく。3大関合わせて19回もカド番を経験(栃東など2度も「陥落」している)している。
横綱の独走を許すのも、場所の興味を殺ぐのも全て大関が弱いからだ。昇進の楽しみもなければ優勝の期待もない。そうは言っても3人も大関がいれば番付としても窮屈。その上近々に昇進できそうな活きのいい若手も台頭せずで、相撲はまさに八方塞がり状態だ。
貴乃花親方が身を削って(笑)話題を提供しても、肝心の土俵が充実しないのであればやはり面白くも何ともない。
1日でも早く「朝?時代」と言われるような東西の横綱のハイレベルなライバル関係で場所を盛り上げる日が来ることを祈るばかりだ。