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清原のぶんむくれって、読売選手の傲慢じゃないの?

2005年04月22日 09時49分54秒 | 野球
500本塁打にあと1本と迫っている巨人清原がいら立ちの表情を見せた。敗色濃厚の7回2死満塁の場面で藤川の133キロのフォークボールに空振り三振。その瞬間、バットを投げ捨てた。
球界には“暗黙のマナー”がある。阪神バッテリーがそのマナーを守らなかったのが、いら立ちの原因だ。「2-10の2死満塁でカウント2-3。それで何でフォークやねん」。大量リードする阪神が、真っすぐで力勝負にこなかったことに不満をあらわにする。
阪神のエース井川に対して1打席目から豪快にフルスイング。しかし気合が空回りしたのか、打球が外野にさえ飛ばず、4打数無安打、2三振に終わった。
22日から5月1日まで長期遠征に出る。今回、本拠での達成はならなかったが「まあ、明日(22日)頑張るわ」と気持ちを切り替えていた。
読売の選手は、旗色が悪いと「暗黙の了解」とか「マナー」に摩り替えるのが得意だ。2001年のヤクルト藤井投手に対する「恫喝」などその典型的な例だが、読売が大差で勝っている試合なら、盗塁や送りバントは「当然」だし、それで観客が喜ぶと本気で考えているらしい。
7回で8点差は一般的に言えばセーフティーリードかもしれないが、満塁ホームランが出れば4点差だ。リスクを負って直球勝負するのはおかしな話だし、今シーズン自責点0の藤川としてはホームランを打たれる可能性は極力排除したいのも当然だ。
そもそもそんなに記録を達成してもらいたい試合なら、大差勝ちで逃げられない状況を作り出したらいいだけだ。10対0で勝っていたら、相手だって目をつぶってど真ん中に投げ込んでくれるだろうに。
「勝ちゲームで決めたい。2000本安打は負けて悔しかったですから。そのために、勝つことに集中したい」
自分自身で言っていることだ。藤川や矢野だって同じことを考えているだけだ。あの場面、誰が見ても清原が直球を待っているのはわかりきっている。勝つことに集中したら、変化球は当然の選択ではないか。
球界の盟主を自認するなら、こんな「傲慢」の前に、成績で盟主になったらいかが?