日本人は食べ物に対する関心が特別に高いと、Fさんは言う。
Fさんによると、ストックホルム在住の日本人組織、「シルバー会」の分会「散歩クラブ」の行事の際の大きな関心事は、道端の草花が「食べられる、いや、食べられない」であるらしい。「スウェーデン人とは全然違うね」、という話になった。 そこで私は、フランスに旅行した時の経験や、ラジオで聞いたフランス駐在の海外特派員の話などを披露した。
フランス語があまり分からないと相手に言っても、食べ物の話になると、口から唾を飛ばすほど熱心に、微に入り細に入り際限なく話続けるフランス人には、私自身何人も会った。また、ラジオで聞いた話では、毎週、月曜日の職場での大きな話題は週末には何を食べたかであるらしい。
するとすかさず、「ははーん、それはスウェーデン人と同じだな」とFさんは言った。ただし、違いはある。スウェーデン人にとっては、週末にどれ程きれいに肌を焼いたかが大事なのだ。人によっては、ちょっと焼き足りないと思うと、日焼けサロンに駆け込んで仕上げるらしい。
場合によっては、「所変われば、品変わる」 のである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます