ぼちぼち スウェーデン

スウェーデンで見たこと、聞いたこと、考えたことを、同時代に生きるみなさまとシェアーを!

オープン・ガーデンの日

2010-07-20 | 花便り

718日の日曜日は、週刊誌「ランド」の主催で年1回開催のオープン・ガーデンの日であった。週刊誌はLRFの略称で知られる、スウェーデンの農協組織に属している。その日には、ポスターが家を探しやすいように道路際にはってある。その家の前にもばっちりと・・。
 

       

オープン・ガーデンには全国で100の個人宅が選ばれる。無料で自分の庭園を公開するのが鉄則だ。なかには菓子付きでコーヒーが用意されているところもある。それに、株分けされた草木も市場より安く購入できる。

他人に見せるのに値する庭園には、どうやら一定のメニューがあるようだ。定番は、外国からの珍しい草木、池、せせらぎや滝、ウッドランド(森)などがあることだ。また、ランやサボテンなど、特別な植物を多数収集している庭もある。

いわゆる日本式庭園は絶大な人気がある。モミジ、カエデ、竹
(と呼ばれているが、どうも笹のようだけど)、それに石灯ろうは定番のようだ。一昔前まで、ししおどしに人気があった。商品として買ってくるのではなく自家製なので、それぞれに工夫されていて面白かったが、今回は見当たらなかった。

  

下のお庭は傾斜を目いっぱい利用してつくられている。曲がりくねった通路に石の階段があちこちに配置されてあり、池あり、せせらぎありで楽しい。庭の世話は足腰が丈夫であることだ。

 

          

この下のお家は前にも伺ったが、木が沢山で、それも珍しい種類が多い。
訪問後には、不思議に安らかな気分になる。たぶん、木のせいだろう。 

       

 
   ルームをつくる

たいていの庭は広いが、ポイントは、庭に区切りを作り(ルームという)、その空間内で特別なデザイン作りをすることだ。ルームからルームへ移ることにより、いろいろな雰囲気を楽しめる。

 

 素材を森や海から拾ってきた手作りのエスパリエ。ルームつくりに使われる。
 

    

庭のあちこちにべンチやいすが配置されてあり、そこでコーヒーを飲みならが新聞や本を読んだり、ただ、座っていることを楽しむことができるようになっている。訪問客は庭は人生を豊かにするということを、身をもって体験できる。


  

 右が、上の庭の持ち主のグル=マイさん。ホストと訪問客の共通の話題は庭作りで、話は終わることなく続く。

 

 


目に入れても痛くない花

2010-06-05 | 花便り



このボタンは10年くらい前に、近くの庭園から拾ってきた種から育てました。
種を植えてから45年目で花をつけはじめ、大した手入れもしないのに、毎年、機嫌よく咲いて楽しませてくれます。もう、大自慢で、可愛くてしようがありません。

芽が出て10センチくらいに育った夏のある日、Cヤンが芝刈り機で刈り取ってしまいました。その時は、「あれほど気をつけるように言ったのに、無神経なヤツ・・」と本気で離婚を考えたいわくつきの花です。

信じられないことに、次の年にはちゃんと芽を出したので、私は大喜び。Cヤンは首がつながって喜んだのだろうか

 

ちょっとクローズアップ!すごいでしょう
 

「究極の美」ですね~。直径15センチはあります。なにしろお皿より大きいのだから。
それに匂いがすごい。ヘタな香水は全然お呼びでないです。  

もう、姿といい、匂いといい、至福の1週間です。「花の命は短い」のが何よりも残念! 

「成人」すると2メーター位になります。その大きさで、花を満杯につけているのを想像してみてください。
多分、天国にだってこんな素晴らしい花はないと思うよ。

 


一呼吸も二呼吸もおいて咲く 北国のサクラ

2010-05-20 | 花便り




♪~ボクの庭にも サクラ~が咲いた~♪

なんとも頼りにないけど、一応、咲いています。植木屋さんから買われてきてまだ2年目です。

ところで場所が変わって市内の王様公園では、御覧のように花盛りです。

10年位前、若木だったころは、ちょろちょろと頼りなかったのだけど、月日のたつのは早いものです。