ユーロ危機に象徴されるヨーロッパ諸国の経済の行き詰まりと社会不安、ノルウェーの連続テロ事件、国内では毎日のごとく報道される殺傷事件、保育所の砂場に仕掛けられた手製の爆発物で幼児が怪我、などなど、世の中は暗い(日本、アメリカ、アフリカ、アラブ諸国などなども、大きな問題を抱えているが、わたしの守備範囲は一応、スウェーデンを核としたヨーロッパですので・・)。
そんななか、ひさしぶりに街に出かけた。コンサートホール前の青空市場でグラジオラスを買う。あんまり大きいので、あとで計ってみたら1,2メートルあった。この花が出回る頃は、もう晩夏。秋が来て、その後すぐにやってくる冬がそこまで来て出番を待っているのを知る。
包んでもらうと、ずっしりとした確かな手ごたえ。花を抱えて帰る途中、なんだかほのぼのとした幸福感がひろがるのを感じた。安易な逃避だと、思われるかもしれない。しかし、庶民はこれまでもささやかな安らぎを身辺にみつけ、生き延びてきたのです。
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