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積木くずし真相~あの家族、その後の悲劇~

2005年09月02日 | Weblog
【あらすじ】~フジテレビホームページより~
 前編の第一夜は、出版社勤務の杉原憲一(藤木直人)が小説『積木くずし』の裏側を垣間見たことで、その真相を作者で俳優の稲場信悟(舘ひろし)に問いかける場面から始まる。
 稲場の回想という形で、稲場と静子(杉田かおる)夫婦の娘・朋美(安達祐実)が不良化し、それを更生させようとする親と子の戦い~その日々を告白した著書『積木くずし』が大ベストセラー、ドラマが大ヒットとなり、その裏でますます家族の距離が広がり、本当の意味での家族崩壊が始まっていくまでの過程を描く。
 『積木くずし』には書かれていなかった真実を唯一知る朋美の主治医・野間俊一(中井貴一)との関係を織り交ぜながらつづっていく
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舘ひろし、杉田かおる、安達祐美、あまりに迫真の演技ゆえにTVから目が離せません。冷静に考えれば、明らかにおかしいこと。このドラマはその連続です。親が子育ての内容をネタに本を出し、講演を繰り返し、お金儲けに目がくらむ。これまで誰よりも敏感に子供の心を感じ取っていたはずの親が、誰よりも子供のことを思い必死で子育てをしていたはずの親が、その大切な子供の存在を忘れ、知名度を求め、外見ばかりを磨き、ただ着飾るための装飾品に手を出し続ける。

不良だった子供が新聞配達をしてお金を一生懸命貯め始めたその姿に涙したはずの親が、数万円を簡単に手渡し、付き合っている仲間には目も向けず、子供と過ごす時間を忘れ、子供と挨拶をすることすら忘れてしまう。そして再び積木くずしが始まる。

現行犯逮捕されて少年院に入った娘(安達祐美)が、そこで見せる表情が穏やかなのも、とても皮肉だなぁと思いながら、急落していく夫婦の生活に、人間の根本にある弱さを垣間見ました。

一寸先は闇。
やはり一番大切なものは何か。
自分が好調なときに、どれほど謙虚でいられるか。

同時に子供が突然不良になっていったその真相。
本当の理由。
それを知らない親。

一番一緒にいて欲しいときに、親がいないことが子供に及ぼす影響。

これからさらなる積木くずしが始まるというナレーションとともに終わってしまった第一夜。明日も必ず見なければ。


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