なんでんかんでん

日々思ったこと、感じたことをジャンルを問わず、綴ります。
テーマパーク、電車、音楽の話が多いです。たぶん。

愛と誠と岩清水

2012-06-28 00:22:49 | 全般
久々の映画鑑賞です。
不良少年の誠と、超お嬢様の愛の恋物語。
一言で言うとそうだけど、単純な話ではなくて、結構複雑です。

詳しい話の内容はヤフーとかウィキペディアなどで調べた方が詳しく出てくると思います。私なりに簡単にまとめると、
愛は、誠が不良になったのは自分のせいだと思っていて、誠が少しでも更生してほしいと願っています。そしてそれと同時に誠に恋心を抱いてます。
誠は、幼いころに母親が堕落していく様子を目の当たりにしていて、自分自身もどんどん不良になっていったし、母親に対して殺意を抱いてます。
高原由紀は生まれたときからどん底な悲しい人生を送ってきたと思っている一方、裏番長として、愛と誠を追い詰めていきます。
暗い世界で3人が関わりあっている中で、この話の本筋にはあんまり関わりが無さそうに見える岩清水弘の存在が地味に面白いです。
岩清水は愛の事を一途に思っている一方、愛の本心を知っているし、誠ともまともに接する重要なポジションにいるので、やっぱり地味に目立ってます。
そこで、愛と誠と岩清水(笑)

正味30歳前後の人が高校生の役でこんなにも昭和の歌謡曲を真剣に歌っているのを見て、イメージとのギャップが激しかったです。
愛のお父さん役の人の歌が凄い!と思って後から調べたら、元劇団四季の人でした。
歌が多いこともあって、2時間半ほどの長めの上演時間です。
本当はもっと長いお話なんでしょう。所々はしょった感じがありますが、話についていけないわけでは無かったです。
複数人の人生が凝縮されていて、いろいろと考えさせられます。不良の登場が多いですが、過去の成り行きをを見ていると単純に不良になってしまった本人だけを否定できないですね。育った環境というのは大きい。
話の内容的に仕方がないのだとは思いますが、殴り合いのシーンが多いです。好き嫌いははっきり分かれると思います。
笑えるところもあれば、シリアスなシーンも多くて、後半はついつい涙してしまうところもありました。

びっくりするくらいに個人的主観ですが、
同世代が演じているんだと思うと、上手いなぁと。(当たり前か。)
真剣さが伝わってきて、頑張っているなぁと。(当たり前か。)
頑張っている人が近くにいると、周りの人も頑張れるのかな、とか、自分ももっと頑張らないといけない、とか、思えてきました。
ある意味刺激を受けたよ。