郵趣手帖の収集日記

切手収集について、日々感じたことや考えたことを気ままに紹介。

道草

2008年07月29日 | 雑文
 今から思うと、ここ10年程になってようやく専門収集における自分の収集スタイルが固まって来たと思う。これは何もテーマが固まったという事ではなくて、専門コレクションの方向性というか、あり方という意味でである。少なくとも91年の国際展からしばらくのうちは、人様の真似ごとをして追いかけていた。つまり「皆もこうだから・・・」的な集め方だったということ。
 それが、「伝統郵趣とは何か」とか「未使用の持つ意味は」「使用例の表現とは何か」などと、その答えが正解かどうかは別にして、一応は自分なりに考えて、答えを出しながら収集するようになった。
 では、その結果どうなったかと言うと、不要品の山が出現した。以前に「皆もこうだから・・・」的に集めたマテリアルの大部分は、今となってはほとんど役に立たない。だからと言って処分する気にはならない。過去の道草の記念碑(戒め?)として残しておきたいのである。