「全日本郵趣」4月号が到着。その「編集後記」によると、過去の記事の再掲載を検討中とのこと。「全日本郵趣」は日本切手関係、特にクラシックものの超重要な論説の宝庫であることから、新規の購読者にはありがたい企画だと思う。ただし、僕のように創刊号から揃えている者にとっては、不必要なページになってしまい、せっかくの誌面の無駄遣いのようになってしまうのだが・・・。でも、普及という視点からは仕方がないかな。それに、以前からの持論(過去の執筆記事などで度々指摘している)である、郵趣家の過去の研究業績軽視の風潮に歯止めをかけさせるにはそれなりの効力もあると思うしね。
下記に示すのは、以前からボツボツと作っている郵趣記事データベースの1つで、「全日本郵趣」からの1項目を抜き出したもの。「全日本郵趣」のような雑誌になると、年末に付いてくる記事一覧だけでは実用にならないので、こうした目録を作っていると役に立つ。以前には自分自身のみが使う目的のデータベースを作っていたのだが、現在作成中のものは他人の使用も想定している。そのため、以前に作っていたものとは異なる部分に重要な論説には「内容」という項目を増やした。
取りあえずは個々の郵趣誌ごとに作り、最後に統合すると国内発行郵趣雑誌の大総合目録ができるというわけ。
タイトル 「桜切手」脱稿まで その8 流用版・新発見と新提案
書 名 全日本郵趣
号 数 37
ペ ー ジ 67
著 者 名 市田左右一
発 行 者 全日本郵趣連盟
発 行 年 19660401
分 類 概説
キーワード 日本 手彫 製造 桜
内 容 紙質変更・改色の際の流用版の解説と、本書で最も大
切な発見は松田と政府の両印刷の存在により、印刷について整理し
たこと。