「誰も買わないゾ」のコメントで紹介した目黒局の唐草印。3枚とも昭和27年の10月のものなのだが、違いがおわかりになるだろうか?(画像が小さかったらごめんなさい)同じ局の同月でもこれだけのバラエティがある。手工芸品的な面白さだと思うがいかがだろうか。
ブログで紹介するマテリアルを探していたら、肝心のブツが見つからないでこんなものが出て来た。JUNEX77の記念カバーである。と言うわけで、昨日に引き続きたわいの無い話しで申しわけない。
残念ながらこのカバーを作った記憶は全く無い。この年のことでよく覚えているのは、JUNEXの日程が中学の補修授業と重なっていて、数学の補修を途中で抜け出して駆けつけたのが最終日の午後だったこと。作品の印象も全く記憶になく、大沢スタンプのブースで、フランス切手のミクチャーと「キロウェア学入門」とか言うパンフレット買ったことだけはよく覚えている。会場は、最終日の午後遅くとあってだいぶ空いていた。この頃(70年代後半)のJAPEXやJUNEXと言うと、テープカット前には入場を待つ長蛇の列があたりまえで、先頭の方などは夜明け前には並んでいたという、今から思えば異常とも言える熱気があった。
残念ながらこのカバーを作った記憶は全く無い。この年のことでよく覚えているのは、JUNEXの日程が中学の補修授業と重なっていて、数学の補修を途中で抜け出して駆けつけたのが最終日の午後だったこと。作品の印象も全く記憶になく、大沢スタンプのブースで、フランス切手のミクチャーと「キロウェア学入門」とか言うパンフレット買ったことだけはよく覚えている。会場は、最終日の午後遅くとあってだいぶ空いていた。この頃(70年代後半)のJAPEXやJUNEXと言うと、テープカット前には入場を待つ長蛇の列があたりまえで、先頭の方などは夜明け前には並んでいたという、今から思えば異常とも言える熱気があった。
小学生の時分は夏休み最大の楽しみと言ったら、JUNEXの参観だった。毎年行ったけど一番印象に残っているのが、1976年の第4回だから、ちょうど30年前のこと。この年のジュニア大賞は「第1次昭和抜粋」という作品で、作品を見ながら「こんな作品作ってみたいなぁ」とか「どうすれば、こんなに材料が揃うのだろうか」などと、もう羨望の眼差しだった。
それと、「実戦アルバム作り」が会場で初日発売されて、著者の田辺猛氏のサイン会もおこなわれた。その時に買ってサインしてもらったのが画像のサイン。
会場には子供が溢れていた。
それと、「実戦アルバム作り」が会場で初日発売されて、著者の田辺猛氏のサイン会もおこなわれた。その時に買ってサインしてもらったのが画像のサイン。
会場には子供が溢れていた。
画像は、左からフランス、ギリシャ、ルーマニアの切手であるが、誰が見ても似たもの同士に見えるはず。それもそのはずで、モデルがセレスでその影響を受けたのが、ギリシャの切手であり、ルーマニアの切手なのだから。フランス切手と言えばセレスだし、セレスと言えばフランス切手と言えると思うが、ヨーロッパにはギリシャやルーマニア以外にもセレスの影響を受けた切手があることから、ある意味でセレスはヨーロッパを代表する切手と言えるかも知れない。
「全日本郵趣」の編集氏である「cbreakerの切手収集ダイアリー」に「全日本郵趣」の購読者層が西高東低な分布を持っていることが書かれていた。もともと「全日本郵趣」は第1次「関西郵趣」誌が母体となってスタートしたので、その影響が今も残っているのかも知れない。その「関西郵趣」も第2次刊行後すぐに準全国誌的な性格になったし、もともと関西地区は郵趣に熱心な土地柄でもある。外国切手研究会に日本郵楽会、親郵会など、個性的で有力な団体が幾つもあった。
友人であるイタバシくんのブログを見ていたら、最近エストニアのプレスタンプに進出とか。プレスタンプと言うと、「切手が貼ってないからつまらないよ」と敬遠する人がけっこういるのだが、それは食わず嫌いというもの。初期切手の収集家ならば、前史として有効であるし、僕の追求している消印なら話題に欠くことが無い。
そもそも、プレスタンプの時代ならば、逓送経路、料金体系など郵趣的な側面が極めて複雑であることから、洗練された体系による切手貼付のカバーより集めて楽しいと思う。
そもそも、プレスタンプの時代ならば、逓送経路、料金体系など郵趣的な側面が極めて複雑であることから、洗練された体系による切手貼付のカバーより集めて楽しいと思う。
画像は、ワイルディングのクラウン透かし1s6d。薄い色調なので見にくいかもしれないが、矢印ラベルの先端の部分が版欠点のものである。印面の上辺の一部が三角形状に欠けているのだが、中々大きな版欠点なので肉眼でもすぐにそれとわかる。
エラー印という分野があるのは、皆さんもよくご存知。この中で僕が最高傑作と思っているのは、昭和25年10月2日から栃木局で使用された「最古の歴史 / 最古の品質」というフレーズの広告印。正確なのは「最古の歴史 / 最高の品質」なのだが、「最高」が「最古」になってしまった。「最古」の品質なんて謳い文句の商品があったとしたら、おっかなくてとてもじゃないけど買う気が起きない。
この消印、数日の使用で正確な物に換えられてしまったので、中々得難いものである。
この消印、数日の使用で正確な物に換えられてしまったので、中々得難いものである。
外国切手を集めていると、堪能とまでは言わないけれども「せめて英語以外にもう一カ国語ができたらなぁ」と思う。できたらドイツ語が良いし、フランス語もまあ許容範囲かな。
だけど現実的には英語、それもかなり怪しげなもので手一杯である。英語圏以外の国の切手を収集対象とするには、第二外国語ができないので英文の文献を捜すことになるのだが、それなりの国だと便利なことに大抵英語圏に研究会があったりするから、そこに入会するのが手っ取り早い。
画像は、イギリスで発行されているハンガリー郵趣の雑誌である。バックナンバーを全て揃えると、郵便史や郵便料金、切手や消印の解説など、数少ない英文ハンドブックを補完するものとして威力を発揮する。
だけど現実的には英語、それもかなり怪しげなもので手一杯である。英語圏以外の国の切手を収集対象とするには、第二外国語ができないので英文の文献を捜すことになるのだが、それなりの国だと便利なことに大抵英語圏に研究会があったりするから、そこに入会するのが手っ取り早い。
画像は、イギリスで発行されているハンガリー郵趣の雑誌である。バックナンバーを全て揃えると、郵便史や郵便料金、切手や消印の解説など、数少ない英文ハンドブックを補完するものとして威力を発揮する。
イギリス1934年発行の切手帳。単片なら幾らでもあるけど、タブ付きとなるとかなり入手が難しくなるのはどこの切手でも同じこと。タブ違いの使用済で揃っているところはちょっと自慢できると思っている。もちろんカタログコレクションレベルでの話しだが・・・。
ハンガリーのプレスタンプカバー。左上の朱色の局所印はErlau局のもので、1818~50年の比較的長期にわたって使用されたものなのだが、なぜかちょっと希少な消印である。本カバーは、文面により1820年5月30日のものであることが確定できる。中央にある朱色の「4」は、1/2lothまでの6郵便局区間の料金を示している。
何とはなしに、フェラリのオークションカタログを見て、驚いたと言うか、なんで今まで気がつかなかったのか?という思いである。フェラリカタログを入手して10年弱。なんとも情けない話し。
と言うのは、フェラリセールと言うのは1922~25年におこなわれたものと、1929年におこなわれたものは主催者が違うし、その性格も異なるものなのである。前者の開催地はパリ。つまり敵国財産としてフランス政府により処分されたものであって、後者は晩年に住んでいたスイスで処分されたもので、会場はチューリッヒである。そう言えば、スイスに移住する時に最も好きだったギリシャのコレクションのみを運んだ話しは有名だっけ。1925年セールのギリシャ切手こそ、フェラリが最後まで楽しんだコレクションなのである。
一口にフェラリセールのカタログと言っても、全く性格の異なる物なのである。
と言うのは、フェラリセールと言うのは1922~25年におこなわれたものと、1929年におこなわれたものは主催者が違うし、その性格も異なるものなのである。前者の開催地はパリ。つまり敵国財産としてフランス政府により処分されたものであって、後者は晩年に住んでいたスイスで処分されたもので、会場はチューリッヒである。そう言えば、スイスに移住する時に最も好きだったギリシャのコレクションのみを運んだ話しは有名だっけ。1925年セールのギリシャ切手こそ、フェラリが最後まで楽しんだコレクションなのである。
一口にフェラリセールのカタログと言っても、全く性格の異なる物なのである。
切手収集家ならば、誰でも知っている米国1918年発行の24セント航空切手。画像は、残念ながら宙返りでない普通のもの・・・。ちょっと小型なのが難点なのだが、数ある航空切手の中でも素晴らしい出来映えの上位にランクインできるのではないかと思う。拡大画像でその素晴らしさが伝わるだろうか?
ドイツ1920年発行の高額1.5マルク切手。題材は当時のベルリン中央郵便局の威容である。この建物は幸いにも第二次世界大戦の戦災から免れたので、現在でもその姿を見ることができる。僕は旧郵便博物館の時代に見学に行ったことがあるのだが、現在では、東西ドイツ統合に伴って再編され新博物館になっている。
北陸郵趣連盟のHPの「小型印」と「広告入はがき」に新データを追加。ここからどうぞ。
フランス切手と言うとセレスにナポレオン、種まきあたりがポピュラーな存在だが、どういうわけか子供の頃から図案的に好きだったのがタイプサージュである。特別に面白い要素があるわけではないのだが、なんとなく一目惚れと言ったところなのだろう。画像は、その中でも駄物の15cである。ディスプレイをとおしてでも、裏返しの切手に格子目模様があるのが見えるだろうか?これは、郵便使用の偽造切手が出回ったために、その防止策としてワニスを3.5mm間隔で塗ったものなのである。本来は表面に塗ってあるのだが、印面の関係で裏から見た方が見やすい。
ところで、偽造切手というのは「シャロンの偽造切手」と呼ばれていて、カバーは大変な珍品として扱われている。
フランス切手と言うとセレスにナポレオン、種まきあたりがポピュラーな存在だが、どういうわけか子供の頃から図案的に好きだったのがタイプサージュである。特別に面白い要素があるわけではないのだが、なんとなく一目惚れと言ったところなのだろう。画像は、その中でも駄物の15cである。ディスプレイをとおしてでも、裏返しの切手に格子目模様があるのが見えるだろうか?これは、郵便使用の偽造切手が出回ったために、その防止策としてワニスを3.5mm間隔で塗ったものなのである。本来は表面に塗ってあるのだが、印面の関係で裏から見た方が見やすい。
ところで、偽造切手というのは「シャロンの偽造切手」と呼ばれていて、カバーは大変な珍品として扱われている。