空の上の方は風色が秋になりつつ、下の方は散りはじめた夏雲が流れている印象的な2012年8月15日の空。
先日、ようやくある本が届いた。
「さがしています」
広島の原爆で残された物がカタリベとなった詩集。詳しくは紹介に任せるけど、最初はとても柔らかく伝わってくる当時の情景も読み手の知識が増えてくるとその重さを感じられるいい本だと思う。
我が家の本棚に置いておきたかった。
終戦から67年経った夏。
僕は父親として戦争、原爆やお盆について娘に語れるか疑問に思った。
実体験のない者に真実を語ることは出来ない。しかし僕がにそれを伝えようとした両親や恩師らのおかげもあり「伝え方」については何となくわかっている。
一度にたくさん伝えても、伝わらない…
今日は8月15日。
まず、感謝する日なんだよ。とだけ伝えた。
そして夕暮れ、ふだん遊びにいく建中寺の万燈供養へ連れて行った。
自分があることは皆さまのおかげなんだよね。
合唱