気ままな太太日記@広州

2012年2月、夫の転勤で中国へ。
広州で暮らす気ままな主婦の生活記録です。

中国の新常識

2013年09月11日 | 日記
中国では、昔から、お客様を接待する際は、食べきれないほどの食事をふるまうのが礼儀。

日本では残さず綺麗に食べることがマナーですが、
中国ではそれをやってはいけない。

食べきってしまうことは「足りない」ことを意味し、招いた側のメンツをつぶすのでタブー。

それが中国の常識だったそうです。


だから中華料理はどこいっても山盛り出てくるのか。


そんな風に思っていたのですが、最近中国にもちょっとした変化が。



こちらの写真、なんだか分かりますか?

「ご飯を残すな・おかずを残すな」 と書いてあります。


最近レストランやカフェなど、いたるところで目にします。

しかも、~私から始めるテーブルマナー~という見出し付き。なかなか面白いじゃないですか。


残すほど注文していた料理がちょうど食べきれる量しか売れなくなるとレストラン側としては商売上がったりでしょうけど、
”もったいない”精神をもっている日本人からしたら当たり前のことですよね。

地球には限られた資源しかないっていうのに、
そういうことを無視する傲慢なお国は先進国にはなり得ない。(まあ先進国の定義、私には良く分かりませんけど。。)

でも中国もこういうこと考えるようになったんですね。(表向きだけかもしれないけど。。。)


古くからの習慣を改めることってとっても難しいことだと思うけど、
量より質!中国も頑張ってほしいなと思います。


モノ・金・人・自然に対する敬意がない国、中国。

住んでみて改めて本気でそう思うけど、
これまでそんなことに気づくチャンスもなかった国民もかわいそうなんだと思います。


時間はかかるかもしれないけど、人にもモノにも優しい国になってくれるといいな。