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生きるために大切なメッセージ&日々の出来事

旅行*山梨県③

2016-12-05 14:35:52 | 旅行&スポット

二日目。

朝食です。
前日の夕食と同じ食事処で、同じ席です。

朝から鯛めしをいただきました。
土鍋で出されたので、おこげも食べられ、おいしかったです。

出発する前、中居さんに、「星を見ました? 昨夜は星がきれいに見えてましたよ」と言われ、星を見るのをすっかり忘れていたことに気づきました。
楽しみにしていたのに

代わりに…

雲海です。
宿の展望デッキからの眺めです。
雲が多い天気だったのが、幸いしました。

車の窓ガラスやサイドミラーが凍る寒さのなか、まずは、宿から近い「武田神社」に向かいました。

戦国時代の名将、武田信玄を御祭神とし、大正8年に建立された神社です。
武田信玄は、優れた戦略・戦術で次々と勝利を呼び込んだ智将。
その勝負強さにあやかり、ご利益は「勝運」。
勝負事だけでなく、「人生に勝つ」「自分自身に勝つ」などのご利益を願うとよいとのこと。

信玄は、戦に強いだけでなく、農業・商業・工業を振興したことから、「産業・経済の神」としても信仰されているそうです。
そして、「人は城 人は石垣 人は堀 情は味方 仇は敵なり」の名言のとおり、何よりも“人そのもの”を大切にした国政を行ったそうです。

そうした信玄の人物像や、さまざまなご利益があることから、「武田神社」は、人気のパワースポットなのでしょう。

私も、乳ガンになったこと、卓球の試合に出ていることから、ここへは絶対に来たいと思っていました。
「ガン」に勝つため、「試合」に勝つため、信玄公の勝負強さにあやかりに。

駐車場に車を置き、神社に向かうと、まず、横書きの「風林火山」の文字と、鎧武者の姿が目に入りました。
何かと思ったら、「武田信玄と写真を撮る」コーナーでした。
この先に見える赤い橋が、「神橋」で、これを渡ると、大鳥居があります。

大鳥居をくぐると、少し小さい鳥居があり、それをくぐると拝殿があります。

「ガン」に勝てますように…。
一生懸命、願いました。
二つを願うのも欲張りかなと思い、結局、この一つだけにしました。

そして、お守りを買い、おみくじを引きました。
 

左は、「身体健勝印伝守」という、伝統工芸品の「甲州印伝」でできたお守りです。
鹿皮というのが珍しくて、お気に入りです。
卓球で使っているバッグに付けました。

右は、「女みくじ」です。(男みくじもあります)
開いた紙には、運勢と、幸せを招くひと言が書かれています。
運勢は「小吉」でした。
もう一つ、「愛」と刻まれた、かわいいストラップが入っていて、「何よりも愛を大切にする心をもち続けられますように」というメッセージが書かれた紙が添えられていました。
さっそく、自分用の財布の中に入れました。

お守りを手にしたあとは、「宝物殿」を拝観しました。
ここには、武田家関係者から奉納された、武田家ゆかりの遺宝が収められています。
太刀や刀、扇、具足、家具など、貴重な品が見られます。
中は撮影禁止で残念でしたが、一つだけ撮影可能だったのが、「武田信玄公像」です。
信玄公の像と記念撮影ができるということ
で、私たちも、それぞれ写真を撮りました。
威厳があるのに、なぜか親近感を感じます。
 ◀戦国時代にタイムスリップ。

そういえば、宝物殿に行く途中に、この神社には場違いな石像がありました。
石材店より奉納されたらしいのですが、どうして「ハローキティ」だったのか不思議です。
 ◀ナゾだけど、かわいい

宝物殿をあとにし、貴重な、名水「姫の井戸」を見学に行きました。

信玄公の娘が誕生した時、産湯に使われたことから、この名が付けられたそうです。
この水そのものに、「延命長寿」「万病退散」のご利益があるとのこと。
皆さん、ひしゃくですくって、飲んでいました。
私は、手に水をかけただけ。飲んでおけばよかった…。

続いて、「武田水琴窟」へ。

竹筒に耳を当てると、琴の音に似た音が聞こえます。
これは、底に小さな穴を開けたカメを地中に(伏せて?)埋め、わずかな水を流し、穴から落ちた水滴がカメの中で反響するという仕組みによるもの。
その音は、弱い音ですが、確かに琴の音に似た、というより、琴の音そのものだったような気がします。
喧騒から離れて別世界にきたような、“癒される”音です。

この神社には、「甲陽武能殿」という、能の舞台があります。

「甲陽」は、甲斐の国が輝く様子、「武能」は、古来から武芸をたしなむ者は舞もたしなみ、その拍子を自分の武芸に取り入れたということ。
このことから、ここ、武田神社に造られた、輝かしい舞台で、能楽や演武などの芸能がずっと演じられることを願って命名されたと伝えられているようです。

ここでは、動乱の時代に勝ち抜いていった信玄公の“強さ”をもらえて、感動でした。