『闘病』って読んで字のごとく病と闘うんでしょ。
だけど私は闘わない。
挑むけど闘わないよ。
失くして初めて気付く事の多さ。
健康な身体もそう。
当たり前かもしれないけど、健康な時はいずれ自分にも死がやってくることなんて気にも留めない。
だけど大きな病気して「もしかしたら・・・」が近づくと急に何もかもが惜しくなる。
人間って贅沢ものだよね。
日本の年間の自殺者は3万人を超えると言う。
同病の人のある言葉
『死にたい
生きたい
死にたいんなら健康な体いらないのよね。
交換してほしいや。』
自殺する人にもそれなりの理由は有るのだろうけど、この言葉・・・
重く受け止めていますよ。
どんな事が有っても懸命に生きる。
そして、生きたいのに生きられない人だっているんだよ。
何事にも闘い過ぎない。
闘うとそれだけ心も身体もボロボロになりそうで。
だから私は闘うのを止めました。
この治療は受けなさいと言われたものはきっちり受ける。
飲めと言われた薬はきちんと飲む。
病気の時に信じるのは主治医。
そして自分自身。
余談ですが、術後1カ月検診の時に主治医にした質問の答えが面白かった事を思い出す。
「生活上気を付けることは有りますか?」
に、返ってきた答えは
「必要以上にサプリメントを摂ったり、掛け軸買ったり壺は買わないでね」
笑・・・
悲しいかな…心が弱っているとそこに付け込んでくる人がいるのも事実。
私の大好きだった伯母も乳がんでした。
その週末手術が決まっていたにもかかわらず、新興宗教にはまり手術をキャンセル。
「身体にメスを入れると地獄に堕ちる」・・・ってさ。
そんなバカな・・・
そして結局54歳の若さで亡くなりました。
もう20年以上も前の話しですが・・・
何かにすがりたい気持ちは分かります。
だけどです。
それはまず治療ありき。
心が、身体が弱っている時こそ自然体でありたいですね。
難しい事では有るかもしれないけど、これも気の持ちようでどうにかなるかな・・・
そんな風に感じます。
一度しかない人生だから、何が起こっても悔いの無い様に。
先の先を見据えてあーだこーだ言ったとて、人間明日の絶対的保障は無いのだから。
だから、1日1日を悔いの無い様に生きたいですね。
例えどんな事が起ころうと、人からどう思われようと
自然体で。
普通で在りたいです。