俳優の原田芳雄さんが亡くなった。
一言で・・・本当に素敵な人だったなぁ・・・
大好きな俳優さんのおひとりでしたよ。
まだ10代半ばの頃、初めて原田さんの出演する映画を観たのが『スローなブギにしてくれ』
確か、浅野温子さんと故・古尾谷雅人さんのデビュー作だった気がします。
当時10代ながらも親と同世代の人に”ときめき”を感じたのは初めてだったかもしれませんネ。
役者としてその迫力や佇まいが何とも言えず、素敵な方でしたね
最後の出演作となった『大鹿村騒動記』では、「全く、参っちゃうよな~」とかなりの痛みに耐えながらも笑顔を絶やさず、撮影を最後までやり遂げたと聞く。
故・松田優作さんもそうだったよね。
膀胱がんを隠しながら、痛み止めを打ちながら『ブラックレイン』を残して行った。
その、松田優作さんが”尊敬する”俳優のひとりが原田芳雄さんだった。
原田さんはよく自宅で友人・知人を招いて食事や飲み会を開いていたと言う。
「血の繋がりだけが家族じゃない」
その言葉にある通り、『人』をとても大切にした人だと。
誰からも尊敬される人であり、役者であったと…
尊敬・・・って言葉で思い出したけど、尊敬される事ってそうなりたいと思ってなれるものじゃないと思うのです。
【そん‐けい 【尊敬】
[名](スル)
1 その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。「互いに―の念を抱く」「―する人物」
2 文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。】
敬われる存在になる為には、自分も人を敬う心を持たないとダメなんじゃないかと…
人としての在り方
考え方は人それぞれの様ですが、誰もが口にするのは
”きちんと自分を分かっている人”
…という事が大半の意見の様です。
自分の経済力を把握し、身の丈に合った生活が出来る(むやみに借金しない)
何事に対しても寛容で優しく在れる
嘘をつかない
社会のルールが守れる(飲んだら乗らない。税金は滞納しない・・・とか)
何か目標を持っていて、それに対して自信を持って突き進める
人の意見をきちんと聞けて自分も適切な意見が出来る人
・・・等々
これは沢山の人の意見の中に有ったごく一部ですが、挙げだしたらキリが無いですね。
これを聞いて私が思うに、先ほども書いた様に「尊敬される人」ってなろうと思ってなれる存在では無いって事。
人付き合いに見返りを求めてしまう人(損得勘定の強い人)、無駄な欲の塊な人、自分本位な人はまず無理かな・・・そう思います。
言わずもがな…当たり前っちゃ当たり前ですね。
そんな人とはまず付き合いませんよ~(笑)
私個人として一番嫌いなのは、口ばっかりの人。
大きな事言ってばかりで行動が伴わない人・・・ですかね。
まだ、足掻いてもがいて、バタバタしながらも人間臭く真っ直ぐ正直に生きている人の方が好きです。
最近はなかなかそういう人にもお目にかかれませんが・・・
生き様が一貫されている人は尊敬できますね。
坂本龍馬氏がサラリーマンの間で尊敬する人No1なのが分かる気がするワタシで有ります。
話はズレましたが、原田さんの死で感じた事
最後の最後まで役者を貫き通したその精神力は、やはり尊敬に値するものだと痛感し
ガンの痛みって、本当に半端無く痛いらしいですから。
お通夜に1200人の方が弔問に来られるって・・・
やはり、そのお人柄が物語っていますね。
書きたい事や色々な想いが多すぎて、どこから何を書いたら自分の気が済むか?!(笑)
…何だか、いつも以上に文章がまとまりませんねぇ・・・^^;