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音の四季~風の彩

作曲家、しの笛・龍笛奏者、ジャズピアニスト、城山如水の徒然日記。
オカリナ、フルートの事も・・・・

風の音~書写・式部(城山如水作曲)  ~遥かに照らせ山の端の月

2013年11月16日 | しの笛



和泉式部は生没年も不明、伝説に彩られた女流歌人だ。

夫との離婚、二度にわたる恋人との死別、恋人との間の子を
捨て去った悔恨、夫との間に生まれた娘の死・・・・

その煩悩からの救いを求めるかのように
書写山の性空を訪ねた。
中宮彰子の供をしての訪れだったようだ。

貴族、世俗を嫌って性空は対面を拒んだ。
和泉式部は歌を残し、その歌に感銘を受けた性空は
中宮彰子、和泉式部一行を呼び戻して法華経を説いた、
そういった伝説も伝えられている。

西の比叡山と云われた書写山には
様々な伝説が残る。

自分が小学校の頃は林間学校で
円教寺に泊まって遊びまわったものだ。
現在では考えられないことだろう。

そんな書写の伝説を、しの笛曲に作曲したのが

「風の音~書写・式部(城山如水作曲)」
  深山冷気
  式部
  月の羽衣
  山の端の月

  ・・・の4曲からなる。

ほかの「風の音」集に比べて、より幽玄な曲が集まる。

和泉式部が性空に教えを乞うた歌は


暗きより 暗き道にぞ入りぬべき
 遥かに照らせ 山の端の月

・・・伝説は伝えている。


11月17日(日)11:00~11:45  13:30~14:15

姫路市書写の里・美術工芸館<湯呑茶碗展>会場
「しの笛の調べ~ふるさとの詩」にて「式部」を演奏予定。

  しの笛:城山如水 & しの笛風の音


「関西文化の日」協賛イベントにつき入場<無料>です。

幼児から大人の方までファミリーで観覧にお出で下さい。



播州城山流<しの笛 風の音> 
http://sinobue.blog.so-net.ne.jp


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