
人類は地球の支配者でもなければ、地球が人類の為のものでもない。
化石燃料の大量消費、森林伐採などによる環境破壊と水資源の枯渇。
そして原子力発電による環境汚染・・・
いまや人類は地球環境の破壊者であり、地球にとっては異物、害虫と同等であろうと考えられる。
人類は地球の生物種の中で、はじめて地球環境を破壊した「種」であろうと思われる。
その破壊状況は、まさに環境耐性限界を超えている。
これが顕著なのが「大都市」であろうと思われる。
高層建築物を林立し、密集住宅を造り、地下街、地下鉄、など地下構造物を建造し続けている。
国際都市として、人口や機能の一極集中は必要と思うのだが、これは災害時には自殺行為となる。
世界中が大都市建設競争を繰り広げているように見えるが、これこそ環境耐性限界を突破する愚かな自殺行為であろうと思う。
高層建築や地下構造物の建設は国の技術力を対外的に示すには必要であり、人類の科学技術の進歩にとって必要であるのはわかる。
しかし一方で環境耐性限界を考えると、非常に危険な行動であり、はっきりいって自殺行為とも言える。
地球という惑星、あるいは太陽系という恒星系から人類の行為を見ると、全くの自殺行為を行っていることが理解できる。
地球という惑星の数十億年にわたる歴史を見ると「マグニチュード9」の地震など超巨大地震などとは言えない。
なぜならマグニチュード10~20の地震も発生しうるからだ。
原子力発電、化石燃料の大量消費、大都市への一極集中など、すでに環境耐性の限界を超えている現在。
人類が自らの「驕り」に気付くのは大惨事が起こった後なのだろうなあと思う。