
昨日はヒストリー・チャンネル「世界大戦100年目の真実」シリーズの
http://www.historychannel.co.jp/rec/1407_01/
「封印された旋律~ガス室に消えた音楽家たち」を見ました。
http://www.historychannel.co.jp/detail.php?p_id=00223
ナチスの強制収容所で亡くなったユダヤ人ピアニスト・作曲家~ギデオン・クラインの作品を追うドキュメントでした。
ギデオン・クラインの絶筆となった曲がおそらく「ヴァイオリンとチェロの為のデュオ」
http://www.youtube.com/watch?v=9L3JBv8x9dI
http://ml.naxos.jp/work/321537
この曲は2楽章の途中で途切れたままになっている。
この時点でギデオン・クラインはガス室に送られたのであろう。
日本人初の「ユネスコ平和芸術家」でヴァイオリニストのニ村英仁さんが現地でギデオン・クラインの足跡と作品を追い、演奏会にこぎつけるまでのドキュメントで番組が構成されていた。
この絶筆となったデュオは素晴らしい曲だった。
近現代の音楽語法で作曲された、深い精神性を感じる曲だった。
ほかに収容所で彼が作曲した「子守唄」は美しく、涙が溢れた。
ギデオン・クラインの代表作はピアノ・ソナタだそうだが、この絶筆のデュオは素晴らしい。
この曲を追って現地演奏会にまでこぎつけたニ村英仁さんの活動には、音楽家としてほんとうに感動を覚えた。
http://www.historychannel.co.jp/detail.php?p_id=00223