CVポートについて書かれているブログを見たので
私もふれてみようと思う。
私がCVポートを埋め込んだのは2010年12月後半でした。
自家移植後の再発で治験に参加するために病院を変わり
左手の血管はそれまでの化学療法で潰れてしまい
採血もできないようになっていました。治験薬でも
血管痛や漏れる事があったのでポートの使用を促されました。
レントゲン室で透視下での1時間ほどの手術で終わり
術後はあまり痛みを感じなかったので良かったですが
白血球も低下している化学療法中の手術でしたので
感染が非常に怖かったです。
治験も終了し、一応寛解状態になったからと言うことで
元の病院に戻る事になったのですが、その元の病院の主治医は
戻ってくる前にポートを取ってきて欲しいと言われたのですが
私が拒否してポートを残したまま、また元の病院に戻りました。
治験で寛解状態も1年位で再度再発している事がわかり
同種骨髄移植術を受けることになったのですが
ポートを残しておいて良かった、正解だったと思いました。
移植前の化学療法を受けている入院中に看護師さんから
こんな話を聞きました。「この病院の血液内科の先生達は極力
CVポートを使わない方針」と。今入院している患者さんで
CVポート入れているのは黒助さんくらいですよ、って聞きました。
理由を聞くと、感染を起した時のリスクがポートの場合は大きいから。
CVカテーテルだとその部分で感染起してもカテーテルを抜いてしまえば
大丈夫だけど、ポートだと手術で取らないといけないからと。
移植で入院していた3ヶ月間でも、週一で針の交換をしていたし
いくら看護師さんが清潔操作をしてくれたとしても感染しないとは
言い切れません。
ポートは確かに楽です。穿刺する痛みも少ないし、入浴もほとんど
制限は無いし、日常生活で困る事はありません。
ですが、やっぱり感染が怖い。血液が逆流しないように弁がついて
いるので、よほどの事が無い限り詰ってしまう事もないようです。
月に1回生食を流してもらうか、今は点滴があるのでその点では
今のところ心配はありません。
いつまでこのCVポートが持ちこたえてくれるのか?
使わなくてもいい状態となって、手術して摘出できる日を
待ち望んでいます。
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