黒助~想い煩う~

 悪性リンパ腫の闘病生活と気まぐれ日記

目立たないから

2011-05-17 22:17:38 | 社会・経済

悪性リンパ腫を発症してから3年6ヶ月

化学療法と自家移植、1回目の再発までは

標準的治療があったからそれに沿って治療して

昨年の11月に再発がまた認められたときには

標準的治療というものがなく、びまん性リンパ腫には

保険適用外であった抗癌剤の治験に参加して

3月末に治療が終了し、そろそろ仕事にも復帰をしなきゃと

思いつつ、身体の調子のいい時に半日だけでも仕事しようと

今日も出勤をしてみた。

体型的に目立つのと久しぶりに職場に行くと非常に驚かれる

「病人じゃないみたい」「元気そうやね」あげくに「ホントに入院してた」

まで言われる。痩せていないのが気に入らないらしい。

がん患者と言うと痩せているという固定観念があるらしく

痩せ細っていないと病人と見られないからおかしな話だ。

まぁ、私自身も固定観念は知らず知らず持っているのだろうが

自身の身に降りかかると嫌に感じるから調子がいい。

ところで、今回の震災における義援金を多くの方が送られたと

思うのだが、私の職場でも経営者の方が真っ先に義援金を

出され地方紙に名前と金額が載ったのだが、職員の間でも

義援金を募り、ある程度の金額に達したので送ろうと思ったら

経営者の方が、いま義援金届けに行っても「目立たないから」

もう少し後にしなさいと注文が付いたようだ。

余りにも売名行為というのか、職場の名前のPRに義援金を

使っているのがミエミエ!本来の趣旨から離れている行為に

がっくりきたが、経営者としてはまともな考えだろうと納得して

しまう自分もいる。

目立つ、目立たないじゃなく、義援金は何度出してもいいのだから

何回も届けようと言える人になりたいものだ。(理想)

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