のーりーの茶の湯日記

茶道教室を開催する傍ら、関連する勉強を通して感じたことを記します。

2022.08.20のお稽古(茶箱)

2022-08-22 13:43:26 | 茶道
猛暑と台風の影響による悪天候のなか、8月の稽古も最後です。

花 秋海棠・河原撫子・露草
花入 萩焼の掛花入れ

色紙点前・花点前・月点前 (I)
色紙点前・和敬点前 (O)
月点前・色紙点前 (H)
卯の花点前(拝見付き)・和敬点前 (Y)


色紙点前
円能斎好みの御所籠を使って、淡々斎が考案した点前です。
海松波緞子・雲鶴緞子二枚・紫縮緬の古帛紗四枚
大津袋(大)に、花三嶋と楽茶碗を中に縮緬の隔てを入れて重ねて入れる。
薄器、茶杓(芋の子茶杓)も仕覆に。
茶巾は茶巾箱に入れて仕覆に。
これらを御所籠に納めて持ち出し、すべて出したのが上の写真です。
色紙をちりばめたような様子から、色紙点前と名付けられました。
振り出しは(瓢箪)組緒の網袋に入れます。


この薄器の形は何というのか分からず、薬器と呼んでいます。


月点前
玄々斎創案の、雪月花の一つです。
器据を膝前に広げて、箱の中の道具を全て出します、
茶筅はウグイスに立てて、風が吹いても倒れない工夫がしてあります。
野点で月見など素敵ですね。

三回にわたって茶箱のすべてを稽古しました。
また来年です。
一年経ったら忘れてしまいますが、すべてを忘れる事は有りませんから
心配ないです。




稽古終了後に、道具を広げてもらいました。
充分乾燥させて収納します。