酒飲み掃除日記

掃除用具のレビューや飲んだお酒の感想とかをつれづれなるままに書いてます。

自宅洗車入門(3)

2006年05月13日 | 掃除

・コンパウンド掛け
コーティング剤を塗る時、塗装面に凹凸が多いと上手くコーティングが定着しません。
そのため、塗装面が荒れた車には、コンパウンドを掛け下地処理をする必要があります。
ワックスを掛ける場合も、コンパウンド掛けをしておけば、より艶が増します。

コンパウンドには、粒子が粗いものから細かいものまでありますが、
下地処理に使うのは、最も粒子が細かい鏡面仕上げなどと謳っている製品や
水垢取り用のものがいいでしょう。
粒子が粗いものを使うと、比較的大きな傷を落とすこともできますが、
粒子が細かいコンパウンドで同じ場所を研磨しないと塗装が輝かないので
手間がかかってしまいます。
また、失敗した場合のダメージが大きく、塗装を傷つけてしまうこともあります。
慣れない内は、粗いコンパウンドは消したい傷がある場所のみに使いましょう。
なお、コンパウンドで消せる傷は、塗装面に水をかけた時に見えなくなる傷のみです。

※コンパウンドによる研磨は塗装を削ります。
 過剰にコンパウンド掛けをすると、最悪の場合、塗装面がなくなってしまうこともあります。

コンパウンドを掛ける場合は、スポンジや布など指定の施工用具に液をつけて磨いていきます。
拭き取りが面倒になるので、液のつけ過ぎには気をつけましょう
縦か横か方向を決めて磨いていくと、やり残しがでませんし、細かい傷ができても目立ちません。
コンパウンドを掛けたまま拭き取らず放置すると、拭き取りにくくなるので、
一度に全体に掛けるのでなく、パネル毎にコンパウンドを掛けて拭き取っていった方が良いでしょう。
拭き取る布は、カー用品のレーヨン布が便利です。

・塗装剥げ補修
塗装が剥げてしまった部分を放置すると、そこから錆が発生することがあります。
そうならないようにタッチアップペンで剥げた部分を覆いましょう。
点描するような感覚で塗ると上手くいきます。
当然のことですが、タッチアップペンを塗った周りには、塗ったものが落ちないように
ワックスなどをかけないようにしましょう。

・ワックス・コーティング掛け
下地処理が終わったら、ワックスかコーティングを掛けましょう。
ワックスの方が艶が出るのですが、
コーティングの方が耐久性が高いので、そちらの方がおすすめです。
スポンジなどにワックスやコーティング剤を少な目につけて
伸ばすように塗っていきます。
縦横十字に塗っていくとキレイに塗れます。
これも、パネル毎に拭き取っていかないと、乾きすぎて拭き取りにくくなります。
一度拭き取った後に二度拭きすると、よりキレイになります。

 

ここまですれば、愛車はピカピカになっていると思います。
当分の間は、汚れても軽くシャンプー洗いをすればピカピカに戻るはずです。
その時に、タッチアップペンを使った部分にワックスやコーティング剤をかけてください。

数ヶ月経ってワックスやコーティングを再施行する場合は、
状態によっては下地処理を省いても大丈夫です。


自宅洗車入門(2)

2006年05月13日 | 掃除

※運転直後など、車体が熱い場合、水やカーシャンプーが乾いて染みになることがあります。
 少し時間をおいて車体が冷えてから洗車を始めましょう。

・水洗い
まず、砂やゴミなどを擦って塗装を傷つけないよう、
カーシャンプーで車体を洗う前に、ざっと水で汚れを落とします。
当然のことですが、汚れは上から下に落ちて行きますので、
屋根など高いところから水を掛け始めましょう。
このときに車体の下回りなども水で洗うと、塩化カルシウムなどによる錆を防げます。

・シャンプー洗い
水で汚れを大まかに落としたら、スポンジにシャンプーをつけて洗っていきましょう。
汚れを擦り落とすつもりで力を入れると車体に傷がつくので、
シャンプーを塗り広げていく感じでやっていけば良いでしょう。
でたらめに洗っていくのでなく、縦横クロスするように洗っていけば洗い残しも少なくなります。
汚れを落とした後に上から汚れが落ちてきたら馬鹿馬鹿しいので、これも屋根など高い場所から洗っていきましょう。

・油膜落とし
カーシャンプーで汚れを落とした後、必要ならばガラスについた油膜をおとしましょう。
油膜落としで油膜を落とすと、雨の日などに起こるガラスのギラつきを防ぐことができます。
ガラスコーティングをする場合にも、コーティング剤を塗る前に油膜などをおとさねばなりません。
油膜落としを付属のスポンジや布などに付けて、
油膜落としの液がガラスに弾かれずベタッと広がるようになるまで擦りましょう。

・鉄粉取り
自動車の塗装には、どうしても鉄粉などが刺さってしまいます。
この鉄粉が塗装面を凸凹にしてワックスやコーティングが定着するのを妨害します。
鉄粉をとるには、鉄粉取りシャンプーと鉄粉取り粘土があります。
鉄粉取りシャンプーの方が施行が楽なのですが、塗装面の思わぬ傷を広げてしまうことがあるので
古い車などには粘土を使うのが安全です。
粘土は水を流しながら、滑らすように使います。
水が無かったり、力を入れすぎると傷がついてしまうので注意してください。
何か引っかかるような感触がする場所に鉄粉が刺さっています。
スッと滑るようになるまで粘土を滑らせましょう。

・拭き取り
汚れを洗い落としたら、車についている水滴を拭き取りましょう。
水が付いたままだと、ウォータースポットと呼ばれる染みがついたりしますし、
ワックス掛けなどの行程に進めません。
人工セーム革(PVA布)を滑らすように車体を拭けば驚くほど水滴がとれます。
力を入れる必要は全くありません。
これも、当然、上から下に水を拭いていきましょう。

(3)につづく